同人サークルを作る場合にはどういった活動をしていくかはもちろん将来の活動まで見越して色々なことを考えていかなければなりません。
思い付きでサークルを立ち上げてしまうとこうしておけばよかったというような後悔が生まれたりサークルを作り直したりといったことが必要になることもあるため、どういったことに気を付けていったらいいのかを慎重に考えていきましょう。
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目次
同人サークルを作ろう
同人サークルを作ること自体は、自分で名乗るだけでれっきとしたサークルとしてスタートを切ることができるため何も難しいことはありません。
しかし名乗るばかりで実際の活動が無ければただのダミーサークルですから、サークルを作ると決めた際には実際にどのように活動していくかということについてもじっくり考えていく必要があります。
サークルの携帯や名前、活動についてしっかり考えてから立ち上げていかないと後悔をするため、入念に考えていけるようにしましょう。
サークル形態をどうするか
サークルを作るとなった場合にまず考えなければいけないのが、個人サークルと合同サークルのどちらの形態で活動していくかという点です。
自分一人で活動をするのか、友人と一緒に活動をしていくかで同人活動の中身にも大きな違いが出てきます。
一つのジャンルと掛け持ちで複数のジャンルとどちらで活動していくかなども考えていく必要があるため、慎重に決めていきましょう。
複数のジャンルを掛け持ちする場合でもハンドルネームやサークル名を使い分けている人もいれば、一貫して同じハンドルネーム、サークルで活動している人も少なくありません。
どのように活動していくかということまでよく考えてサークルを立ち上げていけるようにしましょう。
個人サークルの特徴
個人サークルのメリットは、自分で好きなように活動できるという点です。
あらゆることに関して全て自己責任となるものの、気兼ねなく創作活動に励めるため気持ちが楽という魅力があります。
何かをやるのもやらないのも全て自分で決められ、他人に押し付けられることがありませんから、自分らしく同人活動に励みたいという人は個人サークルの方が向いているでしょう。
時として孤独を感じることはあるものの無理に同人活動をしなくて良いなどメリットは多いです。
既存のサークルの多くは個人でもあります。
合同サークルの特徴
合同サークルは同人活動をするにあたって必要になる手間や費用を相方と折半できるというのが大きなメリットです。
同人活動をするにあたってはあらゆることに関して様々な負担がのしかかってきますが、合同サークルであれば全てを半分に抑えられるため助かります。
原稿の量、同人誌の印刷費、イベントに参加する際の費用などの負担がぐっと減るため、一人で活動するのは荷が重いという人は合同サークルがおすすめです。
しかし好きなものや同人活動へのスタンス、モチベーションなどが合う相手でないと一緒に活動していくことは難しく、相方探しに苦労することが多いです。
個人サークルで活動をしていく上で知り合って気の合う人と一緒に合同サークルを立ち上げるといったケースもよくあります。
サークル名を考える
サークル名は自分のサークルの名刺ともなるものですから、慎重に考えていかなければなりません。
いつでも自由に変えて良いものではあるもののある程度の活動期間を過ぎれば当然サークル名の認知度も高くなりその名前で覚えてくれている人もいますから、そういった人のことを考えると気まぐれに名前を変えたりすると混乱を招いてしまうことになります。
そのためサークル名はできるだけ愛着を持って長く使い続けられるものを付けるよう心がけていってください。
ジャンルが変わった時でも引き続き使い続けられるような汎用性の高い名前にするのがおすすめです。
奇抜な名前は印象に残りやすく覚えて貰いやすいものの、飽きて変えたくなりがちなので出来るだけ普通の名前を付けた方が良いです。
活動の仕方を決めよう
サークルを立ち上げる際には、実際にどのような活動をしていくかということまで検討しておくことが大切です。
漫画やイラスト、小説などの作品を制作していくのか、グッズ制作に励むのかなど具体的な活動内容をはっきりさせていきましょう。
サークル活動は何をしても自由であるものの見る側からすると漫画、小説、グッズなどサークルの種類を分別して認識する人が多いため、ある程度活動の内容は制限していた方が良いと言えます。
イベントに参加する時などに、漫画を楽しみにしていたのにグッズしか販売していなくてがっかりしたというようなことが起きないよう防いでいくようにしてください。
SNSに登録して作品をアップしていこう
サークルを立ち上げたらまず初めに行っていくのがSNSへの登録です。
今はどのようなサークルでもSNSで自作品や情報を発信していくのが当たり前ですので、Twitterやpixivなどを利用するのは不可欠です。
SNSを上手に使いこなしていきサークルの認知度を高めていけば、同人活動がもっと楽しくなっていきます。
タグを活用して色々な人に見てもらおう
SNSで作品をアップしていく際に大切になるのがタグです。
ジャンルやカテゴリごとに使われているタグを作品に付けて投稿すると、そのタグをチェックしている多くの人に作ったものを見てもらうことができます。
ただ単にSNSに作品をアップするのとタグを付けるのでは見てもらえる数が全く違いますから、自分の作品に当てはまるタグを付けてアップすることは必須と言えるでしょう。
ただし練習などの未完成の作品をタグ付けして連投でアップしたりすると見る側としては非常に迷惑なので気を付けてください。
タグはあくまでも完成した作品を見てもらうために付けるものであるため、乱用は禁物です。
サークルのイメージも悪くなってしまいます。
継続して作品を作っていくことが認知や評価に繋がる
サークルを立ち上げて同人活動をスタートして最初に直面する問題と言えば、望むように人に見て貰えない、評価をして貰えないということです。
頑張って作った作品を誰にも見てもらえなかったり評価してもらえないと当然がっかりしてしまいますが、そこで挫けてしまってはせっかく立ち上げたサークルも終わりですから負けずに頑張っていけるようにしましょう。
評価してもらえたらラッキーというくらいの感覚で臨むことが大切ですし、何よりも同人活動は自分のために行うものですから変な欲を出してしまうことの無いよう気を付けてください。
他人を気にしすぎてしまうことなく、こつこつと取り組んでいくことが認知や評価に繋がってくるということをしっかり心得ておきましょう。
交流はモチベーションにも繋がっていく
SNSを活用していくことはサークル活動に様々なメリットを生みますが、その中の一つに交流をすることでモチベーションを上げられるというものがあります。
SNSは作品をアップするだけでは無く実際に作品を見てもらった人と直接交流が可能です。
感想や反応を貰ったりすることは目的としてしまうと自分を見失ってしまいがちになるものの、やはり貰えれば嬉しいものであることは間違いなく、次の作品を生み出すやる気にも繋がっていきます。
同じものを好きという人と楽しく話をしたり、憧れのサークルさんと繋がる機会を得たりできることもありますから、楽しく同人活動に励んでいくためにも欠かせないツールとなってくれるでしょう。
他の同人サークルも積極的にチェックしよう
自分の作品や情報を発信していくばかりでは無く、SNSでは他のサークルさんの作品をチェックしたり情報交換を行っていくことも大切です。
作品を披露し合う人達が集うSNSの場は同人活動に関する有益な情報も多々溢れているため、自分が同人活動をしていく上でためになる情報にも様々出会うことができます。
SNSを活用していくことは同人活動の研鑽にも繋がっていくので上手く活用していくことで作品を作っていく力も飛躍的にアップしていくでしょう。
様々なサークルさんや情報を積極的にチェックしていけるようにしてください。
振り回されずマイペースに臨めるように
サークル活動を行っていく上でSNSは非常に便利で有意義なツールとして活用していくことができますが、あまり没頭してしまうと逆にサークル活動の弊害になることもあるので上手く付き合っていくことが大切です。
人の意見を気にしすぎたりコミュニケーションを取ることばかりに熱中してしまうと創作活動が停滞してしまうため気を付けてください。
SNSに振り回されることなくマイペースに活動に臨めるかがサークル活動をより良いものにしていけるかを大きく左右しますので、活動に影響を受け過ぎてしまわないよう努めていくことが大切です。
【3/15 #エアブー】
新刊・既刊は問いません。WEB公開作品、委託情報、通販情報などをタグとともにツイートください。
作品は漫画・イラスト・小説・同人誌・コスプレ写真・動画等、表現方法は問いません。※エアブーはネット上でのみの開催となります。 pic.twitter.com/Zt5U8XTQx3
— 赤ブーブー通信社 (@AKABOO_OFFICIAL) March 15, 2020
同人誌を作ろう
サークル活動をしていくとなった際にやはりチャレンジしたいことといえば同人誌の発行です。
サークル活動をしている人のほとんどは同人誌を発行することを目的としていますから、作品を作り上げていく上でぜひチャレンジしていきましょう。
同人誌を作ることはサークルの知名度や認知をぐっと高めていくことに繋がるので、もっといろんな人に自分の作品を見てもらいたいと考えるのであればチャレンジは欠かせない活動の一つと言えます。
実力を伸ばすことに繋がる
同人誌を作ることは一つの作品を作り上げることであるため、その活動自体が実力を伸ばすことにも繋がっていきます。
途中であきらめたり適当に終わらせてしまうことが許されず、またお金を貰って人に見てもらうというプレッシャーも生まれることからSNSで作品をアップするよりも強いられるものが多く、一冊作るだけでも爆発的に実力が延びることが期待できます。
また同人誌として作品を発表することでたくさんの人に見て貰えるのはもちろん、応援してくれる人ができたり熱心な感想を貰えることも多いので、同人活動のモチベーションも一気にアップしていきます。
多くの人に自分の作品を見てもらえる
SNSで作品をアップするだけではあまり多くの人に見て貰えないというサークルでも、同人誌を発行することで同人作家として認知してもらうことができ飛躍的に知名度が上がるということは少なくありません。
たくさんの人に自分の作品を見てもらいたいのであれば同人誌作家として活動をしていくのが一番の近道と言えますから、野心を持ってチャレンジしてみるのも良いでしょう。
どれだけ多くの人に同人誌を手に取って貰えるか自分の実力を試すためにもなりますから、本という形で作品を作り上げてみてください。
イベントに申し込もう
同人誌を作るのであれば、同人誌即売会のイベントに参加をするのもおすすめです。
ただ単に同人誌を作って頒布する目標が無いと投げてしまいがちですが、イベントに参加をするのであれば締め切りが生まれるため嫌でも期日に合わせて同人誌を作らなければならなくなります。
自分で自分を追い込めないという人にとって同人誌即売会は非常に良い場となってくれますから、同人誌を作る際はイベントとセットで考えていけるようにするのがおすすめです。
イベントに参加をすれば本を作るのと同時に頒布もできてしまいますので、一石二鳥です。
最初は再録本がおすすめ
初めて同人誌を作る際ですが、画集、漫画、小説、何を作るにしてもまずは再録本を作ってみることをおすすめします。
SNSなどでアップした作品に手を加え直しまとめたものを作ってみることで原稿と本の作り方を一通り学ぶことができます。
最初はどうしても入稿するためのデータ造りで苦戦をしがちですから、作り方を学ぶために再録本を作ってみるのは非常におすすめです。
再録本を作ってみてから余裕がある際にゼロから原稿を進めるという風にすると、初めてイベントに参加をする際にも同人誌作りが間に合わなかったということが無く安心です。
同人誌の作り方マニュアルは印刷会社のHPやSNSで情報収集
同人誌の作り方については同人誌専門の印刷所のホームページから情報収集が行えます。
また原稿データを作るツールについてはSNSなどをチェックするとみんながどんなものを利用しているか解るので調べてみるのがおすすめです。
自分が使いやすいツールを見つけ、マニュアルをよく読みこみ同人誌作りに励んでいってください。
積極的な活動が同人活動を豊かにしてくれる
サークルを作る、SNSで作品を発表していく、同人誌を作ってイベントに参加するなど、積極的に活動をしてこそ同人活動、サークル活動の内容は豊かなものになっていきます。
また積極的に活動をしていくことで同人作家としての実力も飛躍的にアップしていきますから、新しいことにはどんどんチャレンジしていけるようにしましょう。