サークル活動を始めることになったけれど、同人ペーパーには何を書けば良いの?同人ペーパーを作ってみたけれど、イベントであまり受け取ってもらえず、もしかして書き方が間違ってる?とお悩みの方もいられると思います。
そこで同人ペーパーの書き方とより作品をアピール出来る方法をご紹介したいと思います。
目次
同人ペーパーとは何か
そもそも同人ペーパーとは、サークルをアピールするために作成する薄手の紙のことです。
イベントで頒布物を購入してくれた人に一緒に渡したり、同ジャンルのスペースを覗きに来た人に配ったりします。
またチラシ置き場という同人ペーパー専用のスペースに並べたりもします。
配布する理由は主にサークルの活動内容を知ってもらうためですが、四コマやイラストなどを載せて、おまけ要素として参加者に楽しんでもらう意図もあります。
同人ペーパーの種類
同人ペーパーは1次創作、2次創作、ジャンルに関係なく自由に作成できます。
ペーパーの幅は冊子ではないので厚くはできませんが、サイズは自由に選択できます。
比較的B4やB5サイズが好まれますが、A3用紙を印刷して、二つ折りにしてA4サイズにするなど、あらゆる用紙の使い方ができます。
その他にもハガキ用紙を使用してポストカード風にするなど自由度が高いのが特徴です。
三つ折りペーパーにする方もいられ、用紙の折り方も人それぞれです。
印刷も片面印刷のみ施したり、両面印刷をほどこし冊子風にしたりも出来ます。
なぜ同人ペーパーを作るのか
同人ペーパーを作成することで得られるメリットはたくさんあります。
それが以下の内容です。
自分の作風がどんなものかを知ってもらえる
通りすがりの参加者や最初から自分のサークルを知っていたファン以外に、頒布物を購入してもうらためには、まず自分のスペースに来てもらわなければなりません。
たくさんのサークル参加者の中で自分の作品に興味を持ってもらわないと、スペースを覗いてみることすら始まらないのです。
同人ペーパーなら通路で配ったり、チラシ置き場に置いたり出来るので、たくさんの人に自分の作品を知ってもらえる機会が増えます。
そこで興味を持ってもらえたなら、サークルの場所まで来てもらえて、頒布物の購入に繋がります。
同人ペーパーが1番参加者の目に留まりやすいアイテムだと言えます。
無料で配布するからこそ手に取ってもらえる
大抵の同人ペーパーは無料で配布しています。
金銭を払って購入する同人誌と違って参加者の懐は痛まないので、気軽に手に取ることが出来るのです。
なおかつ薄くて軽いので、多くの気になったサークルのペーパーを参加者は持って帰ることが可能です。
例えば、漫画やライトノベルの二次創作では、原作が好きな人は同ジャンルのペーパーを一緒に持ち帰ることがよく見られます。
このように無料で配布するからこそ、より多くの人にサークルの存在を知ってもらえます。
自分の作品の世界感をより表現できる
近年はSNSやpixivなどのインターネット上で簡単に創作作品を見られるようになりました。
しかしスマホやパソコンでは表現できないこともあります。
紙の素材だからこそ、あえて色ムラを見せたり、紙の種類にこだわったりと出来るのです。
自分の作品にこだわりを持ちたい人に同人ペーパーによるアピールはおすすめです。
同人ペーパーに書くべき内容
同人ペーパーに書く内容には基本的に決まりごとはありません。
自分の好きなように自由に書いても良いのです。
しかしある程度、載せておいた方が良い情報はあります。
それが下記の内容です。
サークル名、代表者名
参加者は会場内でたくさんの同人ペーパーを受け取ります。
後で見返した時にどの場所で、誰がやっていたものなのかが一目で分かるようにサークル名や代表者名を書いておきましょう。
代表者名は本名ではなく、ペンネームのようなもので大丈夫です。
サークル活動
現在行っている、または行う予定であるサークル活動の情報を載せておくと良いでしょう。
同人誌なら既刊名、新作、取り扱いジャンル、カップリングを載せておくと良いです。
同人グッツを取り扱うなら、どのような作品か、スマホカバーかアクセサリーかなどの種類、どのジャンルやキャラをグッズにしたのか、などを記載しておきましょう。
なぜカップリングを記載するかについてですが、同人誌や同人グッツの中にはカップリングについてこだわりや熱意を持っている方が多いので、書いておくとより興味を持ってもらえるからです。
近況
作品に興味を持ってもらった方に、次回はどこのイベントに参加予定なのか、詳しい日程があると親切です。
その際にどのような作品を出品予定なのかもある程度書いておくと良いでしょう。
連絡先を載せておくと親切
何らかの不備や質問があった時に連絡先を載せておくと良いでしょう。
最近の同人ペーパーではSNSアカウントを連絡先として使用しているケースが多いようですが、自分のアカウントを持っていない人もいます。
その方達はログインができないので、誰でも使用できるメールアドレスを載せた方が良いでしょう。
自身のホームページを公開している方はそのアドレスも一緒に載せておきましょう。
前までは住所や氏名を載せていましたが、昨今の個人情報保護の観点から止めておいた方が良さそうです。
より多くの人に同人ペーパーを持ち帰ってもらうには
上記は最低限必要な情報でしたが、さらにあれば興味を引けるものもあります。
無料でペーパーが貰えるとしてもたくさんの同人ペーパーもあるので、埋もれてしまします。
興味を引けるポイントとしては読者が喜んでもらえる情報を載せること、作品に対しての熱意や共感を引くことなどがあげられます。
漫画、SS小説、イラストなどで作品をアピールしよう
同人誌を頒布する場合は、自分の作品をアピールするために、または趣味嗜好を知ってもらうために、漫画やSS小説、イラストなどを載せてみましょう。
なるべくイベントで頒布する同人誌の内容に合わせたものが良いです。
参加者が同ジャンルが好きな場合、絵柄が好みで興味を持ってもらう可能性が上がります。
さらに同人誌の購入と一緒に手渡すのなら、本編の番外編をペーパーに掲載したのなら、おまけ要素として購入者に楽しんでもらえます。
同人グッズを頒布する場合は、グッズの写真を載せておきましょう。
どうような物を取り扱っているのかが一目で分かります。
裏話、もえがたりを載せよう
作品作成中の裏話などの情報は好きなサークルのファンとしては知りたいものです。
1番制作に時間がかかった点や失敗談などを記してみましょう。
また掲載ジャンルやカップリングへの愛情や情熱などの溢れる想いを書き綴るのも効果的です。
あなたの想いと一致すれば共感してもらえます。
通販の有無
同人イベントの場合、一度に多くの物販を購入する方もいるため、安くない買い物になってしまいます。
そのため購入するのを迷った末に諦めてしまうことも多くあります。
インターネット上で頒布物を販売している場合、URLを載せてあげると親切です。
どこで印刷するべきか
自宅やコンビニなど同人ペーパーを印刷出来る場所はさまざまありますが、1番おすすめするのは、印刷会社に外部受注することです。
たくさんの方に同人ペーパーを手に取ってもらうためには、少し多めの数を用意しておく必要があります。
すべて手作業では時間と労力がかかるので印刷会社に頼んでみましょう。
印刷会社では用紙の紙質からデザインのバリエーションまで細かく注文することも出来ます。
せっかくの同人ペーパーですから、こだわりをもって作成してすることをおすすめします。
同人ペーパーでサークルをアピールしよう
メインの制作物に集中することで、ついついあまり時間がかけられないことが多いのが同人ペーパーです。
しかしこだわりを持って制作することで、作品のアピールに繋がりますし、多くの方に頒布物を手に取ってもらえるようになります。
こだわりの同人ペーパーを作ってあなたのサークルをアピールしてみませんか?