iPhone XRを除くiPhone 6s以降の機種から搭載された「3D Touch」ですが、画面を少し長くタッチする感覚でアプリのアイコンを押すと、色々なことができる非常に便利な機能であり人気を集めています。
3D Touchは、まさにパソコンのマウスボタンの右クリックやキーボードショートカットに似たような機能と言えるでしょう。
しかし、この3D Touchがうまく反応しないということがおき、ストレスに感じている人もいるようです。
目次
3D Touchが対応しているアプリ
Apple公式アプリのSafariや時計、App Store、電話、ミュージックアプリなどはもちろんのこと、TwitterやAmazon、LINEなどは、3D Touchに対応しています。
特にLINEでは、既読を付けずにメッセージを読むことが出来るので、非常に便利な機能と言えるでしょう。
ですから、3D Touchが反応しないという不具合が起こってしまったら、大変不便を感じる人も多いのではないでしょうか。
3D Touchが反応しないときの対処方法
使い慣れてしまった人には欠かすことのできない機能「3D Touch」ですが、突然3D Touchが使えなくなってしまったということが発生しています。
故障だと思い、すぐにApple正規店などへ持っていくのではなく、まずはいくつかのことを試してみましょう。
3D Touchの設定を確認する
初歩的なことですが、この「3D Touch」の設定がオフになているために、3D Touchを使用することができないというケースが考えられます。
まずは、「設定」の中の「一般」にある「アクセシビリティ」から「3D Touch」を見つけ、オンにしましょう。
強制再起動をする
「3D Touch」の設定に問題がない場合は、一度iPhoneを強制再起動してみましょう。
まれに何らかの問題が生じて3D Touchが反応しない場合がありますので、強制再起動をすることで改善される可能性があります。
iOSのバージョンを確認する
iOSのバージョンが古いと、3D Touchが使用できないことがあります。
iOS が最新のバージョンになっているか確認をしましょう。
もし、なっていない場合は、iOSを最新のバージョンにアップデートをすることで、3D Touchを再び使用できるようになるかもしれません。
iPhoneを初期化する
3D Touchの設定も問題がなく、また強制再起動をして、そしてiOSのバージョンも最新であるのにもかかわらず、まだ3D Touchが使用できない場合は、iPhoneを初期化してみる必要があります。
初期化をする時の注意点としては、iPhoneを初期化するときに、iPhoneにあったデータがすべて消えてしまうということです。
ですので、事前にiPhoneのデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
修理に出す
色々試してみたけど、自分では改善できなかった場合は、Apple正規店に持っていき、点検をする必要があります。
その時、故障などが見つかった場合には、修理になるか本体交換になる可能性があります。
強制再起動の方法
iPhoneの強制再起動のやり方は、機種により少し異なりますが、基本的には電源ボタンなどを長押しして再起動させます。
機種により若干違いがあるので、自分のiPhoneはどのように行うのかを確認をしてから強制再起動を行いましょう。
iPhone XやiPhone 8の場合
iPhone XやiPhone 8は、iPhoneのサイドにある音量ボタンのアップとダウンを押し、そして離します。
それから反対側にある電源ボタンを10秒ほど長押しし強制再起動を行います。
iPhone 7とiPhone 7 Pulsの場合
iPhone 7の場合は、iPhoneの両サイドにある電源ボタンと音量のダウンボタンを同時に10秒ほど長押しして強制再起動を行います。
iPhone 6、iPhone 6 Puls、iPhone 6s、iPhone 6s Pulsの場合
iPhoneのサイドにある電源ボタンと、iPhone画面の下の方にあるホームボタンを同時に10秒ほど長押しすることで、強制再起動が出来ます。
iPhoneの初期化
「3D Touch」の直し方の一つとして「iPhoneの初期化」があげられますが、iPhoneの中のデータがすべて消えてしまうというデメリットがあります。
ですので、iPhoneを初期化を行う前に、まずデータのバックアップを忘れずにとりましょう。
iPhoneの初期化の方法
「設定」アイコンをタップし、「一般」を選びます。
「一般」を開くと、「リセット」という項目があるので選択します。
「リセット」の中に「すべてのコンテンツと設定を消去」があるのでそれを選びiPhoneを初期化します。
この後に、自分のiPhoneのパスコードを入力し、最終確認として「iPhoneの消去」と出ますので、それをタップしたらiPhoneの初期化は完了です。
3D Touchが使えないときの修理は?
iPhoneの3D Touchが反応しないとき、まずは自分でiPhoneを強制再起動したり、または初期設定したりして改善を試みますが、それでも直らない場合には、Apple正規店で点検をしてもらう必要があります。
3D Touchを直すための一部の部品だけの交換はできないため、画面全体の交換や本体の交換になってしまいます。
画面だけの修理になるか、本体を交換しないといけなくなるかは、iPhoneに適用できる保証の状況や、iPhoneの状態によってかわるので、スタッフの判断となるでしょう。
その時に修理となった場合の料金は一体どのくらいなのでしょうか。
AppleCare+で安く修理料金が安くなる?
iPhone本体の金額は、高いものでパソコン並みの金額です。
iPhoneに不具合が見つかり修理をする時も、高額なものを直すので修理費は安いものではありません。
しかし、AppleCare+に加入しているとiPhone購入から2年間は安く修理などのサービスを受けることが可能な場合があります。
AppleCare+ってなに?
AppleCare+はApple製品の保証サービスで、通常1年間の保証サービスと90日間の電話サポートが受けられます。
AppleCare+に加入すると、もう1年プラスされ、2年間保証サービスを受けることができ、また電話サポートも2年間受けることができるようになります。
AppleCare+は有料のサービスで、機種により若干加入料金は異なりますが、最新の機種では22,800円となりけして安いものではありません。
ですので、同じiPhoneを長く使いたい人には適したサービスと言えますが、あまりメリットを感じない人もいるようです。
AppleCare+で何がカバーできるかなどを確認し、自分に必要だと思ったら加入をすることをおすすめします。
AppleCare+加入した場合の修理代はいくら?
AppleCare+のサービス適用内で修理をした料金と、サービス対象外で修理をした料金では大きな差がでています。
例えば、最新機種iPhone 11 Pro MaxをAppleCare+適用内で修理した場合、11,800円であるのに対し、AppleCare+適用外であると64,800円になるのです。
どう考えてもAppleCare+に加入しとけばよかったという気持ちになるのは間違いありません。
ほかの機種に対しても、iPhone 11 Pro Maxと同じぐらい支払いの差が出ていますので、修理が必要な人にはAppleCare+は非常にお得と言えるでしょう。
また、AppleCare+は2回までの修理に保証が適用されますが、3回目以降になると保証サービスは適用されなくなるので、修理代金はかなり高額になります。
そのような状況の時は、機種変更をすることももしかしたらお得になるかもしれません。
どこで修理をしてくれるの?
3D Touchが反応しないiPhoneが修理できる場所は、Apple正規店かビックカメラなどの大手量販店のあるApple正規サービスプロバイダで修理を承ることが可能です。
配送修理になる可能性もあるので、iPhoneを持ち込んだ当日に直る保証はないようです。
修理時間なども含め、ショップへ事前に確認をしておくことをおすすめします。
Apple正規サービスプロバイダとは?
認定資格をもったスタッフが、Apple正規店のGeniusBarと同じ品質で修理を行うサービスです。
修理に使う部品などは、Appleから直接提供を受けた純正品を使っているので安心です。
主に上げられる場所は、カメラのキタムラやビックカメラなど大手量販店にあります。
iPhoneの3D Touchが反応しなくなったらまずは強制再起動!
iPhoneの3D Touchは使い慣れてしまった利用者にとって、3D Touchが反応しなくなってしまうと非常に不便を感じストレスの原因になりかねません。
iPhoneの3D Touchが反応しなくなってしまったら、故障したと決めつけず、まずはiPhoneの強制再起動を行いましょう。
それでも直らない場合は、iPhoneの初期化を行ってみます。
初期化をしても問題が解決できなかった場合は、Apple正規店などに持っていき、点検をしてもらったうえで、修理や本体交換を行いましょう。
その時に、iPhone保証サービスのAppleCare+がファイナンシャル的に大きなヘルプになる可能性があります。
しかし、AppleCare+が適用される修理項目も決められているので、何がカバーされるか、何がカバーされないかをよく確認をして、修理や本体交換を行いましょう。