iPhoneの画面がフリーズしたり何か不具合が起こって電源をオフにできないこともあれば、特に不具合が発生しているわけではないのに電源をオフにできないということもあります。
iPhoneは定期的に新機種がラインナップされていて、機種ごとに使い方が少しずつ異なっています。
そのため、iPhoneを買い替えたら、電源の入れ方と切り方はマスターしておきたいものです。
目次
iPhoneの電源を切る方法
iPhoneの不具合や故障などによって電源が切れないという場合ではなく、正常な状態なら、iPhoneの電源を切る方法は2通りあります。
従来の方法はボタンの長押し
iPhoneを電源を切る方法は、よく知られている従来の方法だと、電源ボタンを長押しするというものがあります。
現在でも、iPhoneのサイドについている電源ボタンを長押しすれば電源を切ることはできますが、2017年にリリースされたiOS 11以降のバージョンでは、設定アプリから電源をオフにすることができます。
設定画面からオフにする方法
iPhoneの設定アプリを開きます。
一般メニューを開くと、一番下に「システム終了」が表示されるので、それをタップしてあげましょう。
それだけで、iPhoneの電源がオフになります。
これは再起動ではなくオフにするだけなので、iPhoneを再びONにするためには、電源ボタンを長押ししてあげればOKです。
iPhoneの画面がフリーズしている時にはどうする?
iPhoneの画面がフリーズしている時には、通常の方法では電源をオフにはできません。
その場合には、まずiPhoneを再起動する方法を試してみましょう。
iPhoneの強制終了は再起動とは違うの?
iPhoneの画面がフリーズした時には、強制終了する方法の他に、再起動するという方法もあります。
強制終了と再起動とでは、フリーズした画面を強制的に終了してiPhoneの電源をオフにするという作業は同じですが、その後iPhoneを再びオンにするかどうかという点が異なります。
強制終了よりも再起動
iPhoneの強制終了は、iPhoneに大きな負荷がかかるだけでなく、ダメージを与える可能性があるため、できるだけ安易には使いたくない方法です。
場合によっては、データが損傷を受けてしまって復元不能になったり、iPhoneが強制初期化されるリスクもあります。
強制終了する際には、その点は十分に理解しておきましょう。
iPhoneを再起動する方法
iPhoneの再起動は、機種によってやり方が若干異なります。
スマホを買い替えた時には、使い方が分かりづらいかもしれませんが、再起動の方法はいつ必要になるか分からないので、方法だけは知っておきたいものです。
iPhone Xシリーズ以降の新機種
iPhone X以降の新機種は、スマホのサイドについている電源ボタンと、音量ボタンを同時に長押しすることで再起動できます。
音量ボタンは、音量アップボタンでもダウンのボタンでも、どちらでもOKです。
長押しに成功すると、ディスプレイにスライダが表示されるので、バーをスライドさせるとiPhoneの電源がオフになります。
ただし、それだけでは再起動にはならず、その後でiPhoneの電源ボタンをアップルのマークが出るまで長押ししてください。
iPhone 8シリーズ以前の機種
iPhone 8シリーズよりも前の機種を再起動する際には、スマホの横についている電源ボタンを長押しして、スライダーのバーを表示させてください。
その後はiPhone Xシリーズ以降の機種と同じです。
電源がオフになったままの状態で放置してもOK?
iPhoneの再起動では、機種によって電源をオフにする方法は若干異なるものの、電源をオフにした上で電源ボタンを長押しすることで、再びオンにするという手順をとります。
この時、iPhoneがオフになった状態のまま放置しても、iPhoneには負担がかかることはありません。
再起動というとiPhoneを強制終了した上で再び電源をオンにするというイメージがありますが、iPhoneの再起動は、電源をオフにする作業とオンにする作業を続けて行うというもので、強制終了というわけではありません。
そのため、オフにしたままでも問題ないのです。
再起動が無理なら強制終了しかない
再起動ができなければ、強制終了の方法を試すことになります。
例えば、iPhoneのフリーズが慢性化している時などには、再起動できないことは少なくありません。
強制終了方法は機種によって異なる
iPhoneの強制終了は、画面がフリーズしている時にはまずユーザーが自分で試すことができる方法として有効です。
機種によって方法が異なるため、iPhoneを買い替えた時には強制終了のやり方を知っておくと良いでしょう。
iPhone 8以降の機種
iPhone 8を始め、iPhone Xなど新機種の場合には、iPhoneのサイドについている音量ボタンのうち、音量アップのボタンを一瞬だけ押し、次に音量ダウンのボタンを一瞬だけ押します。
その後で逆サイドについている電源ボタンを長押しすると、iPhoneが強制終了します。
iPhone 7シリーズ
iPhone 7シリーズの強制終了は、音量アップのボタンと音量ダウンのボタンを同時に長押しすることでできます。
一瞬だけ押すのではなく、同時に長押しする必要があるので注意しましょう。
iPhone 6以前の機種
iPhoneのディスプレイ下にホームボタンが設置されているiPhone 6モデル以前の機種では、ホームボタンと電源ボタンを同時に長押しすると、iPhoneを強制終了できます。
iPhoneが再起動も強制終了もできない時にはどうする?
iPhoneは、様々な理由で再起動もできなければ強制終了もできないという事態が起こってしまうことがあります。
原因はいろいろありますが、インストールしているアプリがiOS機能と相性が悪いという原因から、ボタン部分の故障まで、様々です。
アプリを全て終了
まず最初に、アプリを全て終了するとともに、アプリの通知機能を全てオフにしましょう。
これで解決できることがあります。
iOSは常に最新のものを搭載
iOSのバージョンアップは、面倒がらずにできるだけ常に最新のものを入れておくように心がけてください。
アプリとの相性が悪い機能や、iOSに入っている小さなバグなどは、このバージョンアップによって改善されることが多いものです。
万が一に備えてバックアップは定期的に
iPhoneを強制終了した場合や故障によって修理に出した場合には、データが破損したり最新のものに復元できないリスクがあります。
そのため、バックアップはできるだけ定期的にとっておきましょう。
わからなければ修理業者へ持ち込もう
いろいろな方法を試行錯誤してみたけれど、どうしてもiPhoneをオフにできないという時には、修理業者へ持ち込むという方法も悪く無い選択です。
修理業者によっては、持ち込んだ時にいくつかの作動チェックを行い、そこで問題が解消できることもありますし、ユーザーが自分自身で原因や解決策を模索するよりも、素早く効率的にトラブルを解消することができます。
iPhoneを終了する方法はいろいろ
iPhoneが終了しない時でも、再起動や強制終了など、いくつかの方法でiPhoneの電源をオフにすることができます。
iPhoneへかかる負荷やデータの破損リスクを考えると、まずは再起動を試したうえで強制終了するのが良いでしょう。