iPhoneを使っていると、いろいろなトラブルに見舞われる場合があります。
その中でもよく言われるのが液晶画面の乱れです。
別に画面割れが起きていないのにこのような不具合が起きた場合の対処法について詳しく見ていきます。
簡単な方法で解消しないか試す
iPhoneの画面が乱れた場合、まずは以下で紹介する方法を試してみましょう。
誰でも手軽にできる方法です。
起動しているアプリを閉じる
まず不具合が発生したとき、アプリを使っているようであれば、そのアプリを閉じましょう。
画面が割れていないのに液晶がブレる原因として、システムの不具合の可能性があるからです。
もし開いているアプリで不具合が起きていれば、それを除去すると症状が治まる可能性があります。
またなにもアプリを使っていない場合でも、バックグラウンドで動いているものがあるかもしれません。
この場合、ホームボタンを2度押すと、マルチタスク画面が表示されます。
スワイプすれば、そのアプリは閉じます。
再起動する
アプリを閉じても症状が改善しない場合には、再起動を試しましょう。
再起動することで、ちょっとした不具合が解消するからです。
スリープボタンを長押しします。
そして画面にバーが表示されるのでこれをスライドすれば、電源オフになるはずです。
しばらくしてもう1回スリープボタンを長押しします。
これでAppleのロゴが出てくれば、再起動は完了です。
リセットする
再起動しても画面のブレが直らない場合にはリセットしてみます。
iPhone 7以降のモデルであれば、音量のマイナスボタンとスリープボタンを同時に押すとリセットできます。
それ以前のモデルを使っている場合、スリープボタンとホームボタンを長押しします。
リセットを行う際、保存していないデータが失われる可能性があるので注意が必要です。
必要なデータはすべて保存の上、リセットを試しましょう。
初期化する
リセットしても回復しない場合、初期化をしてみるといいです。
本体内のデータをすべてリセットすることで、不具合を起こしている原因を除去できるかもしれません。
iPhoneを初期化する方法ですが、設定から一般を選択します。
そしてリセットをタップすれば初期化は可能です。
初期化すると中に入っているデータはすべて失われます。
なくなると困るデータがあれば、バックアップを忘れずにとっておきましょう。
自分で試してもダメな場合
いろいろと自分で対処してみたけれども画面ブレが改善しない場合、より深刻なトラブルを抱えている可能性があります。
この場合、自分たちで対処できないかもしれません。
修理業者に相談してみるといいです。
業者に出さないといけない場合、以下で紹介するような問題を抱えている可能性が考えられます。
ディスプレイの故障
画面ブレのほかにも、赤や青、緑の線がディスプレイに見られませんか?もしこのような症状が出ている場合、有機ELディスプレイが故障している可能性が疑われます。
ディスプレイそのものが故障しているなら、取り換えないと症状改善しません。
iPhone8以前のモデルの場合、ディスプレイには液晶が使われています。
画面ブレのほかにも二重に見える、黒いシミが見られる、縦線が入っているのなら、液晶に何らかのダメージが発生しています。
そのまま放置していると、画面が真っ暗になって何も見えなくなる恐れがあります。
速やかに修理業者に作業を依頼するといいです。
ガラス以外の部分の故障
iPhoneのディスプレイはガラスとタッチパネル、表示部分と何層かで構成されています。
例えばうっかりiPhoneを落として、画面割れがなかったとしてもガラス以外の部分で何らかの問題が発生している可能性はあります。
ガラスが割れていなくても、タッチパネルや表示部分で何らかのダメージを受けているかもしれません。
もしタッチパネルや表示部分の不具合が原因で画面ブレが起きている場合、画面割れと一緒で画面パネルを交換しないといけません。
アップデートを待つ
iPhoneの機種の問題で画面ブレが起きることもあります。
過去iPhone XSとiPhone XS Maxで10秒以上何も操作せずにアプリをスワイプして終了すると、アニメーション動作が乱れる症状が見られました。
メディアが検証してみた所、iPhone XSのアニメーションでフレームがいくつか欠けていることが判明しました。
このような問題の場合、アップデートすることで修正される可能性は高いです。
自分の機種でこのようなトラブルが起きていないか、インターネットなどで調べてみましょう。
できることはやってみよう
iPhoneを使っていて、画面が思うように操作できないと故障したのではないかと思うかもしれません。
しかし上で紹介したように、再起動やアプリを閉じるなど簡単な対策で回復する可能性はあります。
まずは自分でできることを試してみましょう。
それでもだめな場合、専門業者に修理に出してみるのがおすすめです。