iPhoneが勝手に動き出すなんて経験をしたことがありますか?
まるでお化けが裏で操作しているみたいに、自分では何もしていないのに、iPhone画面が暴走して、まるでスライド・タッチのように画面が切り替わったり、アプリが開かれてしまったり、そうかと思えば、いつの間にかアプリが消滅しているなんてケースもあります。
こういった現象をゴーストタッチ・お化けタップといって、なかなか厄介なトラブルとして問題視されています。
今回は、iPhoneのゴーストタッチ、お化けタップの原因や対処法について詳しく説明していきます。
目次
そもそもゴーストタッチ・お化けタップってナニ?
iPhoneを始めとするスマートフォーンでは、ときどき勝手に電源が入って起動したり、画面がパッパッとスライドするとか、アプリがひとりでに開いてしまうなどの現象が見られることがあります。
そう頻繁に見られる現象ではないので、そんなトラブルを知らないとおっしゃる方は多いでしょう。
このように勝手にスマホが作動する現象のことを、ゴーストタッチとかお化けタップと呼んでいます。
このトラブルにあったユーザーの方の中には、誰かが自分のスマホに侵入して、ハッキングしているのではないかと疑うケースもありますが、多くはシステムや本体のトラブルであることをしっておいてください。
iPhoneのゴーストタッチでこんな被害が!
チョット見過ごせないiPhoneのゴーストタッチ被害としては、勝手にFacebookが開いていて、へんな広告やアダルトサイトの記事や申し込みページが迷い込んでいたなんてこともあります。
またLINEをしているときに、勝手にスタンプを押し続けて止まらないとか、Twitterへの投稿をしていたというトラブルもあります。
酷い場合は、勝手に通話電話を掛けていて、あとでとんでもない請求書が届いてといった被害に遭うこともあります。
ゴーストタッチはナゼ起こるの?その原因は大きく3つ!
ゴーストタッチ・お化けタップの原因は、大きく3種類ほどあります。
それはディスプレイの不具合とソフトウェアやシステムの不具合、そして端末本体の不具合です。
それぞれのケースを分かりやすく説明しましょう。
ディスプレイの不具合の場合
iPhoneのディスプレイは硬質ガラスでできていて、本来ならば傷が付き難くなっています。
また、ほとんどの方が保護フィルムを貼っていることもあって、ていねいに使っていればこの部分にキズが付くことはあまりありません。
ただし、本体を落下させるとかぶつけてしまうと、小さなヒビが入って、それに気が付かないことがあります。
これがタッチ機能に誤作動を起こさせているのです。
あるいは、保護フィルムに気泡が入り込んでいる場合も誤作動の原因となりますし、保護フィルムと表面のガラスの間に水滴やホコリなどが挟まっているだけでもゴーストタッチの原因になることがあります。
ちょっと剥がれ出した保護フィルムを、ササッと張り直すことはあるでしょう。
このときに気泡やホコリが入り込んでしまうのです。
ソフトウェアやシステムの不具合の場合
ソフトウェアやシステム上の問題が原因になる場合があります。
特にOSのバージョンアップを更新していないiPhoneは、トラブルシューティング機能が上手く作動しないことがあって、問題を抱え込んだまま使用している状態になりがちです。
また、OSのセキュリティレベルが低下して、ウイルスに感染する可能性もあって、こちらが原因になることもあります。
端末本体の不具合の場合
スマホ端末自体がトラブルになっていることもあります。
特にiPhoneを充電させている状態で、長時間ゲームで遊んでいるとか、アプリを使っているなどといった場合にゴーストタッチが発生することがあります。
また本体が異常な過熱状態にあるときも、システムがオーバーヒートしてゴーストタッチ現象につながりかねません。
ゴーストタッチのときに自力でおこなう対処法とは?
ゴーストタッチ・お化けタップの原因については、異常でご説明した通りです。
このような場合に、ご自分で行える対処方法がありますので確認しておいてください。
画面のキズや汚れなどが原因の対処法
まず、保護フィルムを確認してみましょう。
薄っすらと無数のキズが入っているとか、気泡や水滴やホコリが挟まっている場合は、一旦フィルムをキレイに剥して、新しい保護フィルムに交換すると良いでしょう。
再度フィルムを張る際は、電源をオフにして画面を暗くして、希釈したエタノール水とソフトな布でキレイにガラス面を掃除してから張るようにしてみてください。
ご自分で張るのが難しいという方は、ショップで張ってもらうと良いでしょう。
もしガラス事態に亀裂やヒビが入っている場合は、専門店でガラスの交換をしてもらうことになります。
保険が利いていれば比較的安い費用で修理ができます。
iPhoneのソフトケースなどのカバーが干渉している場合もある
ごくまれなケースですが、スマホのケースが保護フィルムと干渉し合って、それで誤作動を起こしてしまうことがあります。
あるいは金属製(アルミ製)のアクセサリーが干渉しあう事例も見られます。
そこで、ゴーストタッチが発生したら、一旦スマホ本体を裸にしてみると良いかもしれません。
ソフトウェアやシステムの不具合が原因の対処法
まず試して頂きたい方法がiPhoneの再起動です。
この操作でOSのアップデートがなされて、システム上の不具合を解決してくれます。
iPhoneのトラブルでは、この再起動とアップデートが問題解決の鉄則とされています。
ただし、何らかのウイルスに感染しているとか互換性の無いソフトが新ストールされてしまった場合は、再起動&アップデートでは対応できません。
つまり再起動&アップデイトでも解消されないなら、次の手段はOSの復元か初期化になります。
復元や初期化の方法は公式サイトや説明書などでご確認ください。
ただし、操作をする前には必ずバックアップをしてデータの保護をしておくようにおすすめします。
スマホ端末の不具合が原因の場合
端末の不具合には大きく2つのパターンがあります。
iPhone本体が高温になってオーバーヒート状態
データ処理の量が大きい場合、スマホ本体はかなり発熱をして、本体が異常に過熱状態になることがあります。
この時に、ゴーストタッチや画面の乱れなどが起こりや易くなるのです。
このオーバーヒート状態が繰り返されると、やがては基盤などの重要なパーツが破壊されて再起不能になるリスクもあるので要注意です。
対処法は一つ、電源をオフにして本体が冷めるまで待ちましょう。
バッテリーや充電器による不具合
バッテリーが初期不良などで膨張してしまうことがあります。
これで誤作動が発生することはよくあるのです。
見た目では分かり難いので、専門店でバッテリーチェックをしてもらうことが賢明でしょう。
また、充電器がエラーしている可能性もあります。
人によっては純正以外の充電器を利用するケースもありますが、スペックが低い製品ですと本体が誤作動を起こしてしまうことがあります。
この場合、電圧低下やバッテリー劣化の原因にもなりますので、充電器は純正品を使うようにおすすめします。
自分で対処しても改善しない場合は?
最後の方法としましては、速やかにiPhoneの専門店へ行き、適切な修理をお願いしましょう。
保証期間内であれば無償か格安での修理が可能ですし、ちゃんと直しておく事で買い替えの査定額でもメリットがあります。