iPhoneをMacと接続して、データのやり取りをしようと思ったところ、Macが認識してくれない、このようなトラブルに見舞われていませんか?
この場合、問題解決できるような対処法がいくつかあります。
以下で詳しく解説しますので、いざという時の参考にしてみてください。
目次
まず試してほしい方法
iPhoneをMacが認識しない場合、簡単にできる対策がいくつかあります。
別に特別な道具なしですぐにでも実行できる方法なので、こちらを試してみましょう。
再起動してみる
再起動によってマイナーなトラブルを解消できる場合があります。
そこでiPhoneとMacの両方を再起動させてみましょう。
再起動作業が完了したら、iTunesを起動します。
その上でiPhoneのロックを解除しましょう。
この時iPhoneとiTunesの両方の画面にそれぞれ「このコンピュータを信頼しますか?」「アクセスを許可しますか?」という警告が表示されます。
このメッセージには「信頼する」もしくは「続ける」という選択肢が出てくるのでこちらをクリックしましょう。
アップデートする
OSが古いと認識してくれない場合があります。
この時OSを最新のものにアップデートすると、問題解決できる可能性があります。
注意点はiPhoneとMacの両方のOSをアップデートすることです。
どちらかが古いバージョンの場合、認識してくれない恐れがあるからです。
アップデートからの修復
アップデートしてiPhoneが表示されない問題が解決できる半面、逆に読み込まない状態になることもあります。
特にiOS13/iOS12にアップデートしたときに読み込まないトラブルが起こりやすいです。
状態が不安定になってしまうからです。
もしこのアップデートを行った後でiPhoneをiTunesで表示できないのなら、iPhoneに問題が起きていないか確認しましょう。
問題が起きているのならその部分を修復して、再度接続して状態をチェックすることです。
iTunes代替ソフトの活用
iOS13/iOS12にアップデートしてiPhoneが表示されない、問題の修復もうまくいかない場合には代替のiPhoneデータ転送・管理ソフトを使用して問題解決する方法もあります。
おすすめなのが「Tenorshare iCareFone」です。
こちらのソフトであれば、iPhoneとMacの間で音楽や写真、動画、文書などファイルの種類に関係なく無制限にやり取りができます。
つまりiPhoneで保存されているデータを自由にバックアップできます。
加えてiOS修復機能もついていて、何もしなくてもiOSの不具合を修復しiPhoneが使用できる状態まで持っていけます。
USBケーブルで接続している場合
USBケーブルを使ってiPhoneとMacを接続していて、認識してくれない場合、いくつかの原因が考えられます。
以下で紹介する方法を試してみて、症状改善しないかどうかチェックしましょう。
ケーブルの状態を確認
ケーブルが傷んでいるなどのトラブルによって、接続できていない状況が考えられます。
USBケーブルをよく確認して、汚れが付着していないか、断線を起こしていないか確認しましょう。
またお手持ちのMacにUSBポートが複数取り付けられている場合、別のところに刺して改善しないかをみましょう。
またもし社外品のUSBケーブルを使用している場合、純正のLightningケーブルに取り換えることで認識してくれる可能性があります。
パソコンに別のUSBデバイスを取り付けている場合、これが干渉している可能性も考えられます。
USBデバイスをすべて取り外して、再度接続して改善しないか様子を見ましょう。
MacがiPhoneを認識できているか?
iPhoneがiTunesを認識しない場合、iTunesの問題もあれば、大元のMacそのものが認識できないケースも考えられます。
どちらの問題なのか、まずはMacがiPhoneを認識しているかどうかチェックしましょう。
Macを起動して、iPhoneとケーブルで接続します。
リンゴアイコンをクリックして、「このMacについて」というメニューを選択しましょう。
「概要」→「システムレポート」の順番でクリックします。
システム情報が表示されるので、「USB」の項目を選択し「iPhone」が表示されているかチェックします。
表示されているならiTunesアプリに、表示されない場合Macそのものが認識できていないことになります。
Wi-Fi接続で問題が起きている
USBケーブルのほかにも、無線のWi-FiでiPhoneとMacを接続している方も多いでしょう。
この場合、MacがiPhoneを認識してくれないのなら、いくつか確認してほしいことがあります。
以下にその方法をまとめましたので、チェックしてみましょう。
iTunesの設定を確認する
iTunesとiPhoneをWi-Fiで同期するためには、いったんMacとiPhoneをUSBケーブルを使って接続し設定しなければなりません。
この設定が適切でないと認識されない場合があります。
USBケーブルで接続して、iTunesを起動します。
iPhoneアイコンのところをクリックし、「概要」を選択しましょう。
「オプション」の中の「Wi-Fi経由でこのiPhoneと同期」にチェックが入っていないと設定されていないわけです。
チェックを入れて「適用」をクリックすれば、作業は完了です。
インターネットの接続設定を確認する
MacとiPhoneのいずれかがWi-Fiネットワークに接続できていなければ、もちろん認識はされません。
まずMacとiPhoneが同じルーターの接続先になっているかどうか見ましょう。
またiPhoneの接続をいったんリセットすることで解決する場合もあります。
「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」の順番でクリックします。
しかしこれを行うとインターネットの接続設定も初期化されるので、設定をやり直さないといけないので注意しましょう。
いずれもダメな場合、ルーターを再起動してみるのも一考です。
ほかにもある対策
接続状況を確認したり、再起動などを行ったりしたけれども認識してくれない場合でも、まだあきらめる必要はないです。
以下で紹介するようにまだ対処法は残されているので、試してみましょう。
iTunesの再インストール
iPhoneが認識されない問題は、iTunesを再インストールすることで解決される場合もあります。
まずiTunesのアンインストールの方法は、iTunesを終了し、ターミナルを起動させます。
その後Finderを開いて、「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル.app」の順番で開きましょう。
「cd /Applications/」→「sudo rm -rf iTunes.app/」の順番でコマンドを実行するとMacからiTunesが削除されます。
Apple公式サイトのiTunes配布ページにアクセスし、再インストールを行います。
この時Time Machineなどでデータのバックアップを取っておくと安心です。
Lockdown内にあるファイルの削除
iTunesの中にあるLockdownフォルダ内のファイルを削除するやり方も有効です。
こちらのフォルダには、デバイス情報や同期に関するデータが入っています。
このフォルダをいったん初期化することで、iPhoneが認識される場合もあります。
Lockdown内のファイルを削除する流れですが、iTunesを終了させたのち、iPhoneをMacから外します。
Finderを起動させ「移動」→「フォルダへ移動」の順番でクリックします。
「/var/db/lockdown」というコマンドを入力したうえで「移動」をクリックしたら、フォルダの中にあるすべてのファイルを削除するのですが、「/var/db/lockdown」と書かれたフォルダは消さないように注意しましょう。
削除が完了したら、iPhoneに接続してiTunesを起動させましょう。
エラーコードをチェックする
iPhoneが認識されない場合、Macに接続した際にエラーコードの表示される場合もあります。
このエラーコード情報をもとにして、原因を特定できる場合もあります。
エラーコードは番号やアルファベットの組み合わせにて表示されます。
エラーコードの内容や対処法の一覧がインターネット上でも紹介されています。
こちらを参考にして、問題解決を試みるのも一考です。
セキュリティソフトを確認する
セキュリティソフトを入れている場合、そちらで問題発生している可能性もあります。
特に他社製のセキュリティソフトをインストールしている場合、その影響でiPhoneとiTunesの接続に影響を与えている可能性も考えられます。
もし問題が発生している場合、いったんセキュリティソフトを終了させて、Macを再起動の上で認識できるかどうか確認しましょう。
Appleに問い合わせる
もしいろいろな方法を試してみても、依然としてiPhoneが読み込まないのであればAppleのサポートに問い合わせてみましょう。
この場合、MacとiPhoneのいずれかのデバイスで何らかの問題の発生している可能性が高いからです。
こうなってしまうと、高い専門性が要求され素人の手には負えないからです。
原因をまずは確認すること
iPhoneがMacで認識されない場合はあまり多くないです。
いずれもApple社製の商品で、相性がいいからです。
もし読み込めないのであれば、デバイスの再起動やiTunesにアップデートを行えば、たいていの場合解決できるでしょう。
しかしもし解決しないようなら、上で紹介した方法を試すことです。
それでもだめな場合には、Appleに問い合わせるといいでしょう。