iPhoneの電源が入らない、起動しない、動かないという状況になったとき、どのような解決方法があるのでしょうか?
自力で行える解決方法を試みても再起動できなかった場合、AppleCareに修理を依頼する必要も出てきます。
その際、データの消失を防ぐためにバックアップを取り返ってきたiPhoneにデータの復元をしなければなりません。
そのための手順を開設します。
目次
原因は複数存在する
iPhoneが故障したとき、まずは故障の原因を理解しないと修理することはできません。
正常なiPhoneに戻すための操作を一つずつ行っていき、解決を試みながら原因を探っていきましょう。
バッテリー切れの可能性
急に電源が切れて再起動できない!という場合、バッテリーがなくなってしまった可能性があります。
バッテリー表示にまだ電池は残っていても、表示機能に不具合が生じており実際は0%だったということも珍しいことではありません。
充電を行ってから数秒後、画面にバッテリーマークが表示されたら充電が開始された合図です。
その後、再起動できるほどバッテリーが回復したら問題なく再起動するでしょう。
なお、完全にバッテリーが切れてから再起動できるまで回復するまでは数分かかることもあります。
強制的に再起動を行う
通常操作の電源オン・オフとは別に、iPhoneには強制的に電源を切り再起動を行うためのボタン操作が設定されています。
iPhone 7以前の機種の場合はホームボタンと電源ボタンを同時に長押し、iPhone 8以降の場合は音量アップボタンと音量ダウンボタンをそれぞれ押した後に電源ボタンを長押しすることで強制再起動できます。
ソフトウェアの問題
iPhoneを動かしているシステムであるiOSになんらかの問題が起きているとき、電源が点かない・起動時のリンゴマークのまま動かなくなってしまったというケースがあります。
この場合、リカバリーモードという操作で直すことができるかもしれません。
最新バージョンのiTunesがインストールされたパソコンにiPhoneを繋ぎ、iTunes側からiPhoneのソフトウェアiOSを強制的に更新し最新のバージョンにアップデートさせる方法です。
リカバリーモードで直らなければ修理に
ソフトウェアの不具合を直してもiPhoneが直らない場合、iPhoneに詳しくないという人であればこの時点で修理に出すのをおすすめします。
というのも、メーカー保証などがついている場合は初期不良と認められ無償交換ができるかもしれないからです。
保証が付く条件
中古販売店などから購入したのではなく、auやdocomo、softbankなどの各キャリアから新品を購入した場合、iPhoneには1年間のメーカー保証が付きます。
落下や水没などの外的要因がなく、自然な使用方法でiPhoneが動かなくなってしまった場合、無償で交換することができます。
またiPhoneの購入時に、AppleCare+ for iphoneという保証サービスを購入していれば追加で1年間の保証サービスを受けることもできます。
交換ではなく修理という対応になっても、AppleCare+ for iphone加入済であれば格安価格で正規店への修理を依頼することができます。
AppleCare+ for iphoneとは?
AppleCare+ for iphoneサービスは、まず「iPhone購入から30日以内に購入する」という条件があり、購入後1か月以上経過してからは加入できないので注意が必要です。
価格は機種によって変わりますが、おおよそ15,000円前後と認識しておくといいでしょう。
保証期間がつく2年間かけた24回払いが可能なので、月々の負担が大きくならないというのも特徴の一つです。
正規店で依頼する場合データ管理が必須
正規店で修理を依頼する際、注意しないといけないのが「データのバックアップ・復元には対応していない」という点です。
交換や修理を依頼した場合、iPhoneのデータは引き渡しを行った際のデータではなくなっていますので、自身でバックアップを取ってから渡すという行程が必須となります。
iTunesまたはiCloudにバックアップを取ってからApple storeに引き渡すことを忘れないようにしましょう。
故障に備え日頃からバックアップを!
故障した際、バックアップが取れる状況なら問題ありませんが「電源が入らない」「起動しない」という状況であればバックアップも取りようがありません。
それ以外にも、iPhoneは精密機械ですからいつどんな故障が発生してしまうか分かりません。
故障・紛失・盗難が起きたとき、多くの人が「データがなくなってしまった」と後悔しています。
AppleCare+ for iphoneに加入していてもデータ管理は自分自身で行わないといけないので、急な故障に備え日頃から細かなバックアップを取っておくようにしましょう。