ショートカットはiPhoneユーザーの時短テクニックとして大きな役割を担っています。
レシピと呼ばれるショートカットの個人的なカスタマイズは多種多様で、どれも利便性に優れています。
目次
見知らぬ土地でも安心【現在地を把握】
iPhoneには位置情報取得機能が搭載されているため、今現在自分がどこにいるのかを簡単に取得できます。
そして、この機能をショートカット化することで自分が今いる場所を瞬時に特定することが可能になるのです。
ショートカット作成方法
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STEP1ショートカットアプリの「ショートカット作成」
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STEP2検索窓に「現在地」or「地図」を入力
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STEP3「現在地を取得」をタップ
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STEP4検索窓に「詳細」を入力
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STEP5「場所の詳細を取得(都道府県や市町村、番地または郵便番号や電話番号、地域、緯度や経度、高度の中から必要なものすべて選択)」を選択
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STEP6検索窓に「テキスト」と入力→「テキストを読み上げる」を選択で完了
ショートカット作成画面右上にあるスイッチのようなアイコンをタップすると、名前の変更が行えるので、分かりやすい名前を入力してください。
例えば「現在地 読み上げ」のような名称です。
Siriに読み上げをさせるには、Siriとの連携を許可しなくてはいけないので、Siriからこのショートカットの起動を許可するコマンドを設定しましょう。
隠れた名店が見つかるかも【カフェ検索】
位置情報と連携しているショートカットアプリは、現在地付近にあるカフェの検索も気軽にできます。
営業等の外回りで活動する方は重宝するレシピになっています。
ショートカット作成方法
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STEP1ショートカットを作成
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STEP2検索窓に「現在地」と入力
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STEP3「現在地を取得」を選択・配置
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STEP4検索窓に「地図」と入力
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STEP5「近くの店舗や企業を検索」をタップ
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STEP6検索窓に「カフェ」を入力
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STEP7現在地からの距離を設定
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STEP8もう一度検索窓に「地図」と入力
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STEP9「“マップ”で表示」をタップ
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STEP10好きなマップを選択(インストール済みの地図アプリ)
ここまで来たら画面上部の再生ボタンをタップし、きちんと近所のカフェが表示されるかを確認しましょう。
成功していたら、ショートカット名称を入力し、Siriで起動できるように設定すれば完了です。
旬の写真を即座にアップ【SNS投稿】
ショートカットにはSNSとの連携機能も備え付けられています。
そのため、撮影した写真を即座にSNS上に共有することも可能です。
ショートカット作成方法
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STEP1ショートカットを作成
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STEP2検索窓に「写真」と入力
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STEP3「最新の写真を取得」を選択
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STEP4検索窓に「投稿」を入力
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STEP5Facebook・Instagram、WordPress等のSNS・Webサービスのうち投稿予定のアプリを選択
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STEP6画面上部の再生ボタンをタップ
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STEP7各SNS等の投稿画面から写真を投稿
なお、Siriを設定しておくことでさらにスムーズに写真の投稿を行うことができます。
ただし、ここでは最新の写真を投稿することを前提に設定しているため、Instagramに投稿予定ではない写真もアップされかねません。
必ず投稿しても良い写真かどうかを確認画面で見るようにしてください。
ハッシュタグのタグ付けも可能
ハッシュタグを付けて投稿したい場合はショートカットアプリのFacebookやInstagram投稿ページの「キャプション」入力欄にハッシュタグを挿入します。
すると、このショートカットから対象SNSを起動した時に入力済みのハッシュタグが自動的に投稿されます。
複数のアプリを同時に展開【ゲームアプリに便利】
ゲームアプリのログインボーナスを取得したり、ガチャを回したりと複数のアプリやサイトを巡回したいときに便利なショートカットレシピです。
なお、ショートカットアプリを作成する前に、サイトやアプリ個々に設定されているURLを取得する必要があります。
ショートカット作成方法
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STEP1ショートカットの作成
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STEP2検索窓に「URL」と検索
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STEP3「URL」をタップ
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STEP4必要な分だけURLを配置(巡回したいアプリやサイトの数)
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STEP5それぞれのURLの入力欄に先ほど取得したサイトやアプリのURLを挿入
ここまで終わったら名前をショートカットに名前を付けます。
分かりやすいように「ログインボーナス」や「ガチャ」とすると良いでしょう。
ホーム画面から使用するのが理想的
このアプリの利便性を上げるためにはSiriを利用するよりも、ホーム画面にアイコンを設置した方が良いため、名前の編集画面の下部にある「ホーム画面に追加」をタップし、アイコンを作成、ホーム画面に追加したら完了です。
予定管理もスムーズに【TODOリスト】
iPhoneのリマインダーに今日のやるべきことをリスト化している人も多いことでしょう。
このリマインダーもショートカットに追加できるため、Siriから簡単にやるべきことを確認することができます。
ショートカット作成方法
「ショートカットの作成」→検索窓に「リマインダー」と入力→「次回以降のリマインダーを取得」を選択することでTODOリストのショートカットが完成します。
また、Siriの読み上げ設定をした方が便利なので、読み上げに必要な設定もしてみましょう。
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STEP1ショートカットの作成
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STEP2検索窓に「リマインダー」と入力
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STEP3「リマインダーの詳細を取得」をタップ
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STEP4「リスト」をタップ
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STEP5「タイトル」を選択
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STEP6検索窓に「テキスト」と入力
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STEP7「入力からテキストを取得」をタップ
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STEP8もう一度検索窓に「テキスト」を入力
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STEP9「テキストを読み上げる」をタップ
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STEP10Siriの設定を行う(読み上げスピードや男性・女性の選択等)
上記の作業が終わったら「完了」ボタンをタップする前に、画面上部にある再生ボタンを押してみましょう。
正常に設定できていればSiriが次回のリマインダーを読み上げてくれるはずです。
レシピ作成が難しいひとは「ギャラリー」を
ここまで紹介してきたものはすべてレシピと呼ばれる自分自身で構成し、作成するショートカットでした。
しかし、一度操作を覚えれば簡単にショートカットを作成することができるにしても、やはり自分には難しいと思う方もいらっしゃると思います。
そこで、そんな人にも安心の「ギャラリー」を紹介いたします。
利便性に優れたギャラリー
「ギャラリー」とはすでに構築された利便性の高いショートカットが取りそろえられています。
必要最低限の必要情報のみ入力しなくてはいけませんが、何より作業工数の少ないショートカットとなっているため、とても便利です。
取得方法も簡単でショートカットアプリを開き、「ギャラリー」から目的のショートカットを選択し、次の画面で表示される「ショートカットを取得」をタップするだけです。
例.自宅への経路
どこにいても自宅へ向かう地図を表示できるショートカットです。
自宅の「市区町村」「住所」の2つを入力し、利用したいマップアプリを選択することで「マイショートカット」に設定できます。
ショートカット名が「自宅の経路」となっていますが、会社等の特定の住所を入力することで、自宅以外の目的地を設定することが可能です。
このほかにも多くのギャラリーが公開されているため、色々なショートカットを漁ってみると良いでしょう。
レシピの可能性は無限大
今回紹介したレシピ集はほんの一例に過ぎません。
Wi-Fiを完全にOFFにしたり、複数のアラームを設定したり、お気に入りのプレイリストを再生したり、Google翻訳をショートカットで行ったり等々、組み合わせ次第で多くの可能性を秘めているのです。
色々と試行錯誤を繰り返し、自分に最適なショートカットを作ってみるのも楽しいと思いますよ。