iPhoneのSIMロック解除をする際には、auショップなどの店舗に足を運んで手続きしてもらう方法もあれば、自宅からWebを使って行う方法があります。
ショップで手続きしてもらう場合には、いくつかの条件を満たさなければいけないだけでなく、手数料が3,000円程度かかってしまいます。
もしも自分でSIMロック解除ができれば、解約後しばらくたっていてショップで対応してもらえない場合や、中古iPhoneを購入して格安SIMで使いたい場合等でも、問題なく対応できます。
ここでは、auのiPhoneを自分でSIMロック解除するやり方をご紹介しましょう。
目次
auでiPhoneをSIMロック解除してもらう条件
auで購入したiPhoneは、以下の条件を満たせばショップでSIMロック解除の手続きをしてもらうことができます。
2015年4月23日以降に発売されたiPhone
AuショップでSIMロック解除してもらうためには、iPhoneの発売日が2015年4月23日以降でなければいけません。
iPhoneの機種でいうと、iPhone 6sシリーズ以降のモデルとなります。
iPhone 5以前のモデルでは、残念ながら端末自身がSIMフリーに対応していないため、auだけでなくどこの携帯キャリアを利用していても、SIMロック解除をする事はできません。
iPhoneの契約者が本人であること
auでiPhoneのSIMロック解除をしてもらうためには、契約者本人であることが条件となります。
具体的にどういうことかというと、auでiPhoneを購入した履歴があり、現在でもauのサービスを契約中であることが必要です。
中古でiPhoneを購入した場合には、いくらauで契約中でも購入履歴がないのでSIMロック解除は対象外となってしまいますし、すでにauのサービスを解約している際にもまた、対象外となるのでauショップで対応してもらうことはできません。
iPhoneの返済状況
iPhoneを一括払いで購入した人は、購入した即日からSIMロック解除をしてもらうことができます。
しかし分割払いで購入している人は、購入日から101日以上が経過していることが、SIMロック解除の条件となります。
分割払いの場合、購入日から100日以内の場合には、auショップでSIMロック解除を依頼しても対応してもらうことはできません。
ネットワーク利用制限に問題ナシ
現在auで契約中のiPhoneが、ネットワーク利用制限に引っかかっていないこともまた、SIMロック解除の条件となります。
ネットワーク利用制限というのは、iPhoneのデータ通信量が一定レベルを超えた時に発生するもので、一言で言えば「スマホを契約以上に使いすぎている状態」のことです。
利用制限がかかると自動的にデータ通信が抑えられるため、制限が解除されるタイミングまでSIMロック解除は待たなければいけません。
利用料金の滞納がないこと
auの利用料金を滞納していないこともまた、iPhoneのSIMロック解除の際の条件となります。
滞納している場合には、滞納分を全額返済した上でのSIMロック解除となるので注意してください。
解約したiPhoneでもSIMロック解除はできる?
auのサービスを利用していたけれどすでに解約した場合には、解約日から100日以内ならauショップでSIMロック解除の手続きをしてもらうことができます。
ただし、100日を1日でも過ぎると対応してもらえなくなるので確認しましょう。
auのSIMロック解除は自分でできる?
auのiPhoneは、auショップに足を運んでSIMロック解除をしなくても、auのWebを使えば自分で解除することができます。
ショップに足を運んでロック解除をする場合には手数料がかかりますが、Webを使えば無料なので、節約にもつながります。
ステップ1:My auにログインする
最初に、auの会員ページへログインします。
パソコンからアクセスしても良いですし、iPhoneに入れているauのアプリを使ってアクセスしてもOKです。
ステップ2:「SIMロック解除のお手続き」
メニューの中から「SIMロック解除のお手続き」を選ぶと、どの端末をSIMロック解除するのかを選択する画面が表示されます。
1台しか契約していなければ表示されるのは1台だけですが、家族で契約している場合などには契約中の電話番号がすべてリストアップされるので、SIMロック解除をする端末を選びましょう。
解除理由を選んで申し込み
SIMロック解除の申し込みには、解除理由が必要です。
事前にいくつかの解除理由がリストアップされているため、その中から選択した上で、SIMロック解除の申し込みをしましょう。
「申込む」のボタンを押すと、画面上には「手続き完了。SIMロック解除手続きを完了しました。」といメッセージが表示されます。
自分でSIMロック解除をするメリットとデメリット
auのiPhoneをWebからSIMロック解除をするやり方は、難しくありません。
かかる時間は5分程度ですし、メッセージに従ってボタンを押していけばOKなので初めての人でも迷うことなくできます。
しかも、自分で解除をするメリットとしては、auショップに持ち込むと発生する手数料がかからないという点があります。
気になるデメリットは?
auショップにiPhoneを持ち込んでも、自宅のパソコンや手持ちのiPhoneで自分で手続きをしても、やり方は変わりませんし、かかる時間なども変わりません。
スマホを無理なく使えていて、au アプリなどにもアクセスして使えている人なら、Webで手続きするデメリットはありません。
auのiPhoneをSIMロック解除すると、こんなことができる!
auのiPhoneをSIMロック解除すると、それまではauで契約中のサービスしか使えなかったiPhoneに、他のキャリアのSIMを差し替えて使えるようになります。
格安SIMを使い分ける
auのSIMロック解除されているiPhoneには、プリペイドタイプの格安SIMを差し込んで利用することができます。
auのデータ通信料が高いと感じていた人にとっては、SIMカードを入れ替えるだけで格安スマホへと切り替えることができるので、賢く使い分けられるのではないでしょうか。
ほかのキャリアに乗り換え可能
SIMフリーとなったiPhoneを別のキャリアに持ち込んで契約することも可能です。
auを解約して格安SIMに乗り換えたい時などには、せっかく購入したiPhoneを持ち込めるので、とても便利です。
海外旅行や海外出張にもお供できる
SIMロック解除されているiPhoneは、海外に持ち込んで現地のSIMカードを差し込って使うことができます。
海外旅行や海外出張の際に携帯電話のレンタルをしていた人にとっては、auのiPhoneをSIMロック解除しておけば、普段から使い慣れているiPhoneをそのまま海外でも利用可能です。
auのSIMロック解除はWebでするのが一押し
auのiPhoneをSIMロック解除する際には、auショップに持ち込むよりもauのアプリやWebを使って自分でするのがおすすめです。
やり方はとても簡単なので失敗することがありませんし、auショップに持ち込むと発生する手数料も、Webなら無料です。