SiriはiOSオリジナルの便利なサポート機能として多くのユーザーから高い評価を獲得しています。
一方で、Webサイト検索などに関してSiriからの提案機能などが煩わしいので、アプリを使わないときは邪魔にならないよう無効化しておきたいという人も少なくありません。
では、どうすればSiriをオフにすることができるのか、具体的な方法を検証していきましょう。
目次
Siriをオフにしたい人が増えている理由
iPhoneユーザーの中で「Siriが不要だからオフにしたい」という人が増えている背景として、主に以下の2つの要因が考えられています。
センターボタンを意図せず長押ししてアクティブになる
アプリケーションとしてのSiriが起動している状態でセンターボタンを長押しすると、自動的にSiriのアプリが立ち上がります。
ただセンターボタンを押してホーム画面に戻りたかったというユーザーからすると、使いたいと思っていたわけではないアプリが立ち上がっただけでなく、それによって誤操作を誘発しかねないということで大変不快に感じるという人が多いのです。
ロック画面で提案が入る
端末に搭載されているOSがiOS12以降のバージョンになっていると、Siriがアクティブになっている場合、画面がロックされている状態であってもSiriがオートでおすすめのアプリケーションを提案するようになっています。
ユーザーがこの提案に気が付かず端末の画面をタッチしたことで誤操作が発生してしまったというクレームが少なからず見られているのです。
基本的な機能をオフにする方法
Siriが立ち上がらないよう機能そのものをオフにしてしまいたいというユーザーは、2つの選択肢から自分に合ったものを選んで実行してみましょう。
設定からSiriをオフにする
ホーム画面の中から「設定」のアイコンを開くと、画面左側に数多くの項目がリスト表示されます。
画面を下へ推移していくと「Siriと検索」という項目が見つかるので、そこをタップしましょう。
すると画面右側にSiriと関連する動作項目が表示されます。
ここで上段に表示されている「Hey Siriを聞き取る」と「サイドボタンを押してSiriを使用」という2つのスライドスイッチを左にスライドすることでSiriの機能はオフになるはずです。
アプリケーションとしてのSiriをオフにする
ホームの「設定」アイコンをクリックしてメニューを開き、画面左側のリストから「スクリーンタイム」の項目をクリックします。
画面右側に表示されるメニューリストから「コンテンツとプライバシーの制限」をクリックすると、制限可能な機能の一覧が表示されるはずです。
そこで「許可されたAPP」の項目をクリックすると、インストールされている各種アプリの一覧およびスライドスイッチが画面左側に表示されます。
その中から「Siriと音声入力」のタブにあるスライドスイッチを左側へスライドすれば設定終了です。
各種提案機能をオフにする方法
SiriはiPhoneにインストールされている各種アプリと自動的に連携しています。
ですから、その連携をオフにすることでSiriからの不要な提案をストップしてスムーズなスマホ操作を実現することが可能なのです。
Webサイト提案をオフにする
ホーム画面で「設定」のアイコンをタップしてメニューを開きます。
画面左側に表示されているリストを少しずつ下へスライドしていくと、iOSのメインブラウザである「Safari」の項目が見つかるので、そこをクリックして画面右側に詳細設定を表示させましょう。
設定リストの3つ目に「Safari検索候補」という項目があるので、対応するスライドスイッチを左側にスライドしてオフにすれば完了です。
利用するアプリケーションの提案をオフにする
ウィジェットへのSiri提案画面を消すためには、ホーム画面から左へスライドして日付が大きく表示される画面へと切り替えます。
ページ最下部には「編集」ボタンがあるので、そこをタップしてウィジェット編集画面を表示させましょう。
表示される一覧の中に「Siriの検索候補(App)」があるので、その左隣にある赤いアイコンをタップして削除すれば設定終了です。
それぞれのアプリとの連携をオフにする
「設定」のアイコンをクリックするとアプリ一覧が表示されるので、そこからSiriと連携させたくないアプリをクリックして設定画面を開きます。
詳細画面にある「Siriおよび提案」のスライドボタンを切り替えてオフにすれば完了です。
不要なSiriの機能をオフにして快適なスマホライフを実現しよう
Siriはアプリケーションそのものをオフにするだけでなく、連携するアプリごとに機能をストップすることも可能です。
ですから、Siriからの提案を受けるタイミングを細かく設定したいという人はアプリごとの設定を実施するとよいでしょう。
これにより、Siriが持つ強みや特徴を生かしつつ誤操作の誘発も避けることができるので、非常に使い勝手がよくなるはずです。