ドコモ・au・ソフトバンクが大手キャリアと呼ばれています。
この大手キャリアより月々の使用料金が安い「格安スマホ」を利用する人も、ここ数年増えてきました。
格安スマホは安い反面、大手キャリアとの違いがいくつかあります。
料金だけで判断すると後悔することもあるので、乗り換える前に違いを確認しておきましょう。
目次
ドコモ・au・ソフトバンクから格安スマホに乗り換える前に確認すること
大手キャリアと格安スマホの違いは、使用料金だけではありません。
もちろんそれもあるのですが、他にも違いがいくつもあります。
乗り換え前に必ず確認してほしいポイントを9つ紹介してあるので、参考にしてください。
解約にかかる費用
格安スマホに乗り換える前に、現在使っている大手キャリアを解約する必要があります。
解約時には「契約解除料」「解約月の基本料金と使用料金」が絶対にかかるので覚えておきましょう。
他にも乗り換え前と同じ電話番号を使いたい場合は「MNP転出料」もかかります。
ただ解約をして終わり、ではなく解約時に支払う費用があるので準備をしておきましょう。
契約時にかかる費用
乗り換え後の格安スマホを契約するときにもいろいろと費用がかかります。
「基本料金」「使用料金」「事務手数料」などです。
MNPを利用する場合は「MNP転入料」もかかることを覚えておきましょう。
乗り換え先によっては、初月無料や基本料金を日割り計算にしてくれることもあるので、まずは確認してください。
端末購入費用
格安スマホでは、乗り換え前のスマートフォンをそのまま使えることもあります。
対応している機種がそれぞれ変わるので、今使っているスマートフォンが使えるか確認してみましょう。
よくわからない場合や新しい機種に変更したい場合は、新しい機種を購入する費用がかかります。
ほしい機種がいくらかかるのか調べておくと乗り換え時に慌てずに済むでしょう。
キャリアメールが使えない
ドコモ・au・ソフトバンクでは、それぞれキャリアメールが使用できます。
しかし格安スマホでは今まで使っていたキャリアメールのアドレスは使えません。
格安スマホのキャリアで利用できるメールアドレスを利用するか、GmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスを取得すればメール機能を利用することはできます。
今まで使っていたキャリアメールが使えなくなるので、メールアドレスの変更を友人や仕事関係の人などに連絡する手間暇がかかることを覚えておきましょう。
キャリア決済が使えない
ドコモは「ドコモ払い」、auは「auかんたん決済」、ソフトバンクは「ソフトバンクまとめて支払い」という、キャリア決済サービスが利用できます。
大手キャリアから格安スマホに乗り換えると、これらのキャリア決済は使えません。
通信販売の支払いなど、大手キャリア決済を利用しているものがあれば、早めに決済方法を変更しておきましょう。
変更せずに乗り換えてしまい、決済ができずに困ってしまう人も多いです。
実店舗がないお店が多い
格安スマホは実店舗がないお店が多いです。
これは実店舗を持たないことで人件費や店舗運営費などのコストを減らして、格安の使用料金を実現するためです。
実店舗がないと自分で全てインターネットや電話で手続きをする必要があります。
スタッフの人と顔を合わせて相談することが難しくなるので、気を付けましょう。
月額使用料をシミュレーションする
乗り換え先の格安スマホのHPで実際に月額使用料がどのくらいになるかシミュレーションをしてみましょう。
格安スマホは料金が安いのが売りとはいえ、どの程度安くなるかはキャリアによって変わります。
実際にHPでシミュレーションができるところがほとんどなので、基本料金やデータ使用料金などを組み合わせてどれくらいになるか確認を忘れないでください。
特に通話料金は高めのところが多く、通話無制限を希望している人は思っていたよりも高くなるという人もいるので、気を付けましょう。
通信速度の遅さ
格安スマホが安い理由は、大手キャリアの通信回線をレンタルしているからです。
大手キャリアは独自に通信回線を展開しているので、それを維持したり新しく増やしたりするための初期費用が掛かります。
だから高いのです。
格安スマホの事業者はそれを借りているだけなのでコストを削減でき安くなっています。
しかしレンタルしているため、多くの人が使う時間帯であるお昼休みの12時前後や学校や仕事が終わる17~22時はアクセスが集中して通信速度が遅くなることが多いです。
動画やゲームをよくやる人は、通信速度が遅いと画面が固まったり処理に時間がかかったりしてしまうと思ってください。
自分で接続情報の設定をすることになる
大手キャリアだと、店舗で契約が済むと購入した機種をその場で手渡ししてくれます。
もらった時点ですぐに電話やメールなど必要最低限の機能を使えるように、スタッフが設定してくれるからです。
実店舗がない格安スマホ事業者では、ネット上で機種を購入して契約手続きを行えば、機種が郵送されてきます。
スタッフが接続設定をしていない機種が郵送されてくるので、手元に届いたら自分で接続設定をしなくては使えません。
設定ができないと最悪契約してもいつまでも使うことができないので、わからない場合は接続の仕方を調べておきましょう。
チェックポイントを確認後にできる対策
大手キャリアと格安スマホは違うことがたくさんあります。
乗り換え前にそれらの違いや乗り換え時に確認してほしいポイントを把握できたら、それらの対策をしておきましょう。
対策さえしておけば、乗り換えもスムーズに行えますし違いに戸惑ったり困ったりすることも少なくなります。
更新月に解約する
大手キャリアだと、2年間解約してはいけないなどの縛りがあることが多いです。
決められた期間内使い続けることで使用料金が安くなりますが、2年後の契約更新月以外に解約すると違約金がかかってしまいます。
格安スマホへ乗り換えるときに違約金を支払いたくない場合は、契約更新月に乗り換えるようにしましょう。
自分の更新月がいつかわからない場合は、契約中のキャリアのHPで確認したり問い合わせたりすることでわかります。
通話アプリで電話料金を節約する
格安スマホは大手キャリアよりも使用料金を大幅に削減することができます。
しかしそれはデータ使用料が安いだけで、通話料は高めの傾向があるのです。
そのためよく電話をする人や、通話かけ放題プランを選んでしまうと、月々の使用料金が大手キャリアと大して変わらなくなる可能性もあります。
電話をよく使うという人は、使用料金を節約するために通話アプリを使うといいでしょう。
LINEやSkypeなど無料で通話ができるアプリがあるので、友人や家族と電話するときにはそれを使うと通話料を抑えることができます。
これから使い始める人はインストールの仕方などを事前に調べておくといいでしょう。
フリーメールを活用する
大手キャリアはキャリアで発行しているメールアドレスを使ってメールができます。
格安スマホに乗り換えるとキャリアメールは使えなくなるので注意しましょう。
メールアドレスの発行をしていない格安スマホ事業者が多いので、その場合はフリーアドレスを活用してください。
GmailやYahoo!メールなどアドレスの発行もメールの利用も無料でできるのでとても便利です。
キャリア決済ができるところを選ぶ
大手キャリアではそれぞれのキャリアで展開している「キャリア決済」という決済方法があります。
格安スマホに乗り換えると、今まで使っていたキャリア決済を引き継いで使うことはできません。
auかんたん決済は「UQモバイル」、ソフトバンクまとめて支払いは「ワイモバイル」で使うことができます。
ワイモバイルについては「ワイモバイルかんたん決済」と名前は変わりますが、同じような決済方法だと思ってください。
ファンクラブやサイトの利用料金など、キャリア決済のみにしか対応していないところもあるので、どうしてもキャリア決済を使いたい場合はこれらの格安スマホ事業者を選びましょう。
実店舗があるところを選ぶ
格安スマホは、大手キャリアと違い実店舗がないところが多いです。
ネット上で端末の購入手続きや契約に関する手続きを済ませる必要があります。
これが便利という方もいれば、手続き系が苦手な方はスタッフと対面で手続きをしたいと思うでしょう。
その場合は、実店舗のある格安スマホ事業者を選べば解決できます。
ワイモバイルやUQモバイルなどは、実店舗があるので利用しやすいです。
他にも大手家電量販店では「LINEモバイル」「楽天モバイル」を扱っているため、ネットでの手続きが苦手な人はこれらの格安スマホを選んでみましょう。
wi-fiを活用する
格安スマホは通信速度が遅くなってしまうことがあります。
普通に使う分には問題ないでしょうが、動画やゲームをよくやる人は画面がスムーズに移行せず困ることもあるでしょう。
その場合はwi-fiを活用すれば解決できます。
自宅にwi-fi環境があれば、家にいるときにはできるだけwi-fiに接続して使うようにしましょう。
最近では駅などの公共施設や、カフェやレストランなどのお店でも無料wi-fiを提供しているお店もあります。
自分でモバイルwi-fiを契約して利用することもできますが、コストが余計にかかることを覚えておきましょう。
大手キャリアから格安スマホへの乗り換えは準備が大切
大手キャリアと格安スマホは、違う点がたくさんあります。
いざ乗り換える時や乗り換え後に困らないように、事前に違う点や確認事項を必ずチェックしておきましょう。
事前準備をしっかりとしておけば、乗り換えもスムーズにいきます。
格安スマホへ乗り換えたい、そう思ったらしっかりと勉強してから乗り換えましょう。
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