2020年12月、docomoが新料金プラン「ahamo」を発表しました。
月額3,278円(税込)で20GBのデータ通信と5分かけ放題が使えるプランです。
docomoの従来プランはもちろん、格安SIMの10~20GBプランよりも安く使えます。
回線はdocomoそのものなので、格安SIMのように通信速度が遅くなる心配もないでしょう。
非常に魅力的なプランですが、docomoの従来プランとはサービス内容も大きく異なります。
申し込みはオンラインのみ、キャリアメールは利用できないなど注意点も多いです。
本記事ではahamoのサービス内容とメリット・デメリットについて解説します。
docomoの新料金「ahamo」の基本情報
まずはahamoの基本情報をチェックしていきましょう。
ahamoの基本情報 | |
---|---|
月額料金 | 3,278円(税込) |
データ通信量 | 20GB (超過後も1Mbpsで使い放題) |
かけ放題 | 5分かけ放題:無料 かけ放題:1,100円(税込) |
5G通信 | 利用可能 |
データ通信量追加 | 550円(税込)/1GB |
契約期間 | なし |
事務手数料 | 0円 |
ahamoの料金プランは1種類のみです。
月額3,278円(税込)で20GBのデータ通信と5分かけ放題が使えます。
4G通信はもちろん、5G通信も利用可能です。
ドコモの既存プランである「ギガホ」「ギガライト」と比べて、大幅に安くなっています。
プラン | データ通信量 | 月額料金 |
---|---|---|
ahamo | 20GB | 3,278円(税込) |
ギガホ | 60GB | 7,678円(税込) |
ギガライト | ~1GB | 3,278円(税込) |
ギガライト(~1GB)と同じ料金で、20GBのデータ通信が利用可能です。
ahamoがいかに安いかが分かりますね。
ahamoの特徴・メリット
ahamoの特徴・メリットは以下の通りです。
格安SIMの10~20GBプランより安い
ahamo最大のメリットは月額料金の安さです。
大手キャリアのプランでありながら、格安SIMの10~20GBプランより安くなります。
主要な格安SIMの10~20GBプランとahamoを比較してみました。
キャリア名 | データ通信量 | 月額料金 |
---|---|---|
ahamo | 20GB | 3,278円(税込) |
BIGLOBEモバイル | 12GB | 3,740円(税込) |
IIJmio |
10GB | 3,300円(税込) |
LINEモバイル |
12GB | 3,520円(税込) |
mineo |
10GB | 3,443円(税込) |
OCN モバイル ONE |
20GB | 4,840円(税込) |
10GB | 3,278円(税込) | |
14GB | 5,148円(税込) | |
無制限 (パートナー回線では5GB) |
3,278円(税込) | |
イオンモバイル |
12GB | 3,278円(税込) |
ahamoは格安SIMの10~20GBプランより安く、もしくは同額で利用できます。
大手キャリアであるドコモなので、回線品質は格安SIMより上です。
しかも5分かけ放題がついています。
格安SIMでかけ放題を使う場合、ahamoとの差はさらに広まります。
これまでも期間限定の割引を適用している間に限り、格安SIM並みに安くなることはありました。
ahamoはそういった割引や期間限定のキャンペーンなしで、常にこの価格で利用することが可能です。
海外でも無料で使える
ahamoは海外での利用料も無料です。
20GBのデータ通信量の範囲内なら、追加料金をかけずに82の国・地域で使えます。
海外用のSIMを購入したり、海外用Wi-Fiをレンタルしたりする必要がありません。
海外によく行く人にはうれしいですね。
電話の完全かけ放題が使える
ahamoは本家docomo同様、電話の完全かけ放題を利用できます。
5分かけ放題が標準で付いていますが、長電話する人だと足りないかもしれません。
そのような人でも、+1,100円(税込)で時間・回数の制限がないかけ放題を利用できます。
本家docomoのかけ放題が1,870円(税込)と考えると、1,100円(税込)で利用できるのは安いです。
格安SIMのほとんどは無制限のかけ放題がありません。
格安SIM並みの月額料金であるahamoでかけ放題が使えるのは大きいでしょう。
0570や0180など、一部の番号はかけ放題の対象外です。
契約縛り・違約金なし
ahamoには契約縛りや違約金がありません。
本家docomoでも違約金が最大1,100円(税込)になるなど縛りが緩和されていますが、それでも2年契約は残っています。
ahamoはそういった縛りが一切ありません。
ちなみに、ahamoでは契約時の事務手数料やMNP転出手数料も無料です。
合わなかったらすぐ解約すればいいだけなので、気軽に契約できますね。
通信量を使い切っても1Mbpsの速度でデータ通信が使える
ahamoは20GBのデータ通信を使い切っても、1Mbpsの速度でデータ通信が使い放題です。
データ通信量超過後でも以下のようなの用途は利用できます。
万が一データ通信量を使い切っても、最低限の使い勝手を維持できるので安心ですね。
ahamoの注意点・デメリット
さまざまなメリットがあるahamoですが、反対に従来のプランにはないデメリットもあります。
申し込み・サポートはオンラインと専用アプリのみ
ahamoは店舗で申し込む、あるいは対面でサポートを受けることができません。
申し込みは専用のウェブサイトのみです。
格安SIMのように自分で申し込む必要があります。
従来のプランと違いドコモショップでは取り扱いません。
契約変更などのサポートも専用のアプリで実施します。
従来のドコモのように、ショップで手厚いサポートを受けられません。
対面によるサポートが必要な人は要注意です。
家族割引や光回線とのセット割は利用できない
ahamoはドコモで提供されている以下の割引サービスが利用できません。
みんなドコモ割は家族の契約数が多いほど割引額が増えます。
従来のプランは割引対象外でも契約数にカウントされることがありますが、ahamoは契約数にもカウントもされません。
ahamoはもともとの月額料金が安いので、割引を使えないのはしょうがないでしょう。
上記の割引を使っている人がahamoに乗り換えると、ドコモを使っている他の家族の月額料金が高くなる可能性があります。
ahamoに乗り換える際は、自分だけでなく家族全体の月額料金も見直してください。
ahamoは月額料金がとにかく安いので、割引を考慮しても従来プランより安くなる可能性は高いです。
キャリアメールは利用できない
ahamoではキャリアメールが利用できません。
従来のプランでは「@docomo.ne.jp」というキャリアメールアドレスを利用できました。
ahamoではキャリアメールが提供されません。
Gmailなどのフリーメールで代用してください。
とは言え、最近ではLINEで連絡を済ませる人も多く、キャリアメールを使う人は減ってきています。
キャリアメールを使わない人にとっては大きなデメリットではないでしょう。
すでにフリーメールをメインに利用している人なら、そのままフリーメールを使えばOKです。
契約できるのは20歳以上
ahamoを契約できるのは20歳以上に限られます。
ドコモは13歳以上であれば未成年でも契約が可能でした。
対して、ahamoは20歳以上に限定されます。
20歳未満でも利用者として登録することは可能です。
子供のスマホをahamoにしたい場合は親名義で契約し、利用者として子供を登録してください。
FOMAエリアでは利用できない
ahamoはdocomoのFOMAエリアでは利用できません。
現在は4Gのエリアが広がっており、ほとんどの人には影響がないでしょう。
山間部など、FOMAエリアしかない一部エリアで使う予定がある人は要注意です。
docomoの対応エリアについてはdocomo公式サイトの通信・エリアページから確認できます。
ahamoがおすすめの人
ここまでに解説したメリット・デメリットを踏まえると、次のような人にはahamoがおすすめです。
10~20GBのデータ通信を安く使いたい人
ahamoは20GBのデータ通信を3,278円(税込)という安さで利用できます。
他の大手キャリアはもちろん、格安SIMの10~20GBプランよりも安いです。
10~20GBのデータ通信量を安く使いたい人に向いています。
格安SIMと違い、ドコモの高品質なデータ通信を利用できるのも大きいですね。
電話もたくさん使いたい人
ahamoは電話をたくさん利用したい人にもピッタリです。
5分かけ放題が標準で付属しており、+1,100円(税込)で無制限のかけ放題も利用できます。
とくに無制限のかけ放題があるのは格安SIMにはない魅力です。
サポートは不要な人
ahamoはコスト削減のため、基本的に対面によるサポートを受けられません。
申し込みはオンラインで、契約変更などの手続きも専用アプリから実施します。
ただ、もともとスマホに詳しい人なら問題ないでしょう。
サポートが不要な人からすると、ahamoはデメリットがほとんどなく月額料金も安いため、非常に魅力的です。
ahamoがおすすめでない人
一方、次のような人にahamoはおすすめではありません。
20GB以上のデータ通信を使う、もしくは10GB未満で済む人
ahamoは20GBのプランしかありません。
毎月30GB以上のデータ通信を使う人だと物足りないでしょう。
他の格安SIMや大手キャリアの大容量プランを検討してください。
また、毎月のデータ通信量が10GB以下のライトユーザーについても、20GBしかないahamoは割高です。
ライトユーザーの場合は格安SIMを選ぶとスマホ代を節約できますよ。
対面によるサポートが必要な人
ahamoは対面によるサポートは基本的に受けられません。
申し込みもオンラインのみです。
スマホに詳しくない人やシニア層にとっては、利用するためのハードルが高いと言えます。
対面によるサポートが必要な人にahamoは向かないでしょう。
まとめ
以上、docomoの新料金プラン「ahamo」について解説しました。
ahamoは月額3,278円(税込)で20GBのデータ通信が使えます。
1GBで3,278円(税込)かかっていた従来プランと比べても、大幅に安いです。
格安SIMと比べても安いので、10~20GBのデータ通信を安く使いたい人に向いています。
ただし、家族割引など対象外になる、店舗でのサポートが受けられないなどデメリットも多いです。
メリット・デメリットをしっかり把握した上で、ahamoを利用するかどうか検討してください。
ahamoは2021年3月スタート予定です。
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