各通信会社が提供するサービスのおかげで、スマホやタブレットを使って手軽にインターネットができるようになりました。
しかし、コンテンツの容量も大きくなっており、1か月の通信料が数十GB程度では足りないと感じる人も少なくありません。
大量のデータ通信のために固定回線を引こうと考えているけど、何を利用すれば良いのか分からない人のために、高速回線の代表とも言える光回線の種類について解説していきます。
目次
インターネット回線の種類
インターネット回線について調べると、様々な種類があると分かります。
その特徴を知り、自分にはどんな回線が良いのかを検討して参考にしてください。
数は多く見えても、実際にはシンプルな仕組みなので、要点だけをチェックすると理解しやすいです。
すでに終了が決まっているものや、速度などが実用的ではないもの、モバイル回線については割愛します。
高速インターネットの代名詞である「光回線」
インターネットの固定回線における代名詞となっているのが光回線です。
光ファイバーを利用しており、極めて高い安定性と高速の回線速度が特徴となっています。
提供元によってサービスの違いがあるので、その特徴を知って自分にとってベストな契約をできるようにするのが課題です。
賃貸住宅で格安利用できる「ケーブルテレビ回線」
速度が出ることから光回線と同一視される傾向にありますが、ケーブルテレビはその回線網を利用してインターネットに接続できるタイプがあります。
多くの人の場合、賃貸住宅に入居したら大家や管理会社でケーブルテレビに加入しており、そのままインターネット契約ができるパターンが多いです。
光回線にも様々な種類がある
光回線は、提供元によってサービスが異なります。
その中でも最大手と言えるのがNTT西日本とNTT東日本が提供するフレッツ光です。
NTT系列とは別に自社で保有する回線網を利用した光回線を提供しているところもあり、他にはフレッツ光の回線網を利用して他事業者が独自のサービスを加えて販売・提供しているものもあります。
フレッツ光はどんな光回線か
光回線サービスの中でも最大手と言えるのが、フレッツ光です。
全国でもトップシェアを誇り、その対応エリアの豊富さやサービスの安定性などに定評があります。
しかし、フレッツ光の契約だけではインターネット接続ができず、別途プロバイダ契約が必要な点もあるので注意しましょう。
光回線でフレッツ光を選ぶ場合のメリット
フレッツ光を選ぶ最大のメリットは、手軽に利用できる点です。
トップシェアのサービスである安心感や、サポートも手厚いことから安心して使えます。
オプションサービスも豊富にあるので、それらのサービスをフル活用したい人にはとてもおすすめの光回線です。
プロバイダ契約は必要ですが、トラブルがあった時にはすぐに乗り換えができる点もメリットと言えます。
あるプロバイダで障害が起きてインターネットに繋がらない時も、スマホなどから契約して接続設定を変えればすぐに利用できるからです。
ただし、フレッツ網で障害が起きている時には使えない方法なので注意しましょう。
光回線でフレッツ光を選ぶ場合のデメリット
サービスの良さで言えば盤石と言えるフレッツ光ですが、デメリットと呼べるものもあります。
人によってはメリットになることもあるプロバイダ契約ですが、料金が一元化されず、専用サービスと比べると割高になってしまうところに注意しましょう。
新規にインターネット回線を申し込む時も、キャッシュバックなどのキャンペーンはほとんど行われていません。
お得なサービスを期待したい人にとっては、物足りなさを感じるところがあります。
代理店などで条件を満たして申し込むとキャッシュバックを受けられるので、その点を考慮して選びましょう。
通信会社が提供している光回線では、携帯電話とのセット割引があります。
しかし、フレッツ光の場合は、その手の割引がほとんど用意されていないことにも注意してください。
一定期間割引や、2年単位で更新していく割引サービスならあります。
集合住宅でフレッツ光の契約をする際は、VDSLを利用したマンションタイプになる場合が多いです。
料金は安くなりますが、建物内の回線で速度が低下することや、そもそもの速度上限が低く設定されているコースということもあります。
独自の光回線はどんなサービスなのか
「独自の光回線」という呼び方だと分かりにくいところもありますが、これはNTT以外の会社が独自の回線網を使って提供しているサービスです。
提供エリアが限られているなどの問題はありますが、フレッツ光よりも快適に使える要素が多くあります。
独自の光回線を選ぶ場合のメリット
光回線は、常に一定の速度を約束してくれるものではありません。
100Mbpsや1Gbpsなどの速度が出ると言っていても、これは理論値であってフレッツ光でも独自の回線であっても同様です。
その地域で回線網を利用しているユーザーが多ければ、それだけ速度が低下する問題もあります。
しかし、独自の光回線はユーザー数が少ないため速度が出やすいです。
そのため、フレッツ光よりも高速でのインターネット環境が実現しやすくなっています。
独自の光回線はプロバイダも兼ねているため、料金が一元化されています。
そのため毎月の料金が安くなっており、経済的な負担が軽くなるのです。
携帯通信とのセット割引なども提供されているので、高速回線を安価で利用できるサービスとして注目されています。
キャッシュバックなどのキャンペーンにも力を入れているので、加入するだけで得をしやすいのも特徴です。
条件は設定されているものの、容易に達成できる条件ばかりなので安心して申し込めます。
独自の光回線を選んだ場合のメリット
サービスとしては優れている独自の光回線ですが、フレッツ光に比べると提供エリアが限られています。
利用したいサービスがあったとしても、提供エリア外に住んでいたらどうにもなりません。
主要都市などであればたいていの業者は利用できますが、実際に申し込もうと思ったら提供エリア外だったというケースもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
光コラボレーションサービスはどんな種類の回線なのか
NTT東日本と西日本が提供する回線網を他の業者が買い取り、そこへ自社の独自サービスを加えて販売しているのが、光コラボレーションサービスです。
そのサービス形態から割高になりそうな印象を受けますが、実際にはフレッツ光よりも安く光回線を使用できます。
各事業者は、顧客獲得のために様々なキャンペーンを提供しており、費用面ではかなりお得なサービスです。
光回線で光コラボレーションサービスを選んだ場合のメリット
光コラボレーションサービスでは、フレッツ光の回線を使用しています。
そのため、回線速度の面では十分な速度を実現しているのです。
携帯電話回線とのセット割引も提供されているため、料金面ではかなりお得になる場合もあるのが大きなメリットと言えます。
プロバイダとのセットで提供されている場合もあり、その際はフレッツ光を利用しつつもプロバイダとの別途契約が必要ありません。
その上で、フレッツ光を使用するよりも安く利用できる可能性があります。
フレッツ光の回線を利用しているため、フレッツ光からの乗り換えの際には工事が不要で、スムーズに移行できるのもメリットとなっています。
光回線で光コラボレーションサービスを選んだ場合のデメリット
シンプルにフレッツ光での契約をする場合と比べて、光コラボレーションサービスはメリットが多いです。
しかし、光コラボレーションサービスに乗り換えると、フレッツ光での契約に戻せない点があるので注意しましょう。
特に戻す必要が無いならデメリットにはなりませんが、頭の片隅に置いておいてください。
光コラボレーションサービスの光回線を利用する場合の注意点
光コラボレーションサービスは、キャンペーンに条件が設定されている場合があります。
新規契約の場合はキャッシュバックの対象になりますが、既存のフレッツ回線からの転用だと対象にならないパターンです。
完全に対象外とはならず、ある程度のキャッシュバックが設定されている場合もありますが、新規に比べて定額になっていることが多いので事前に確認すると良いでしょう。
プロバイダ契約はセットになっている場合と、セットになっていない場合がある点にも注意しましょう。
実際にどのような契約になって、その際にはどれだけの料金がかかるのかを確認しておけば気づけるので、事前確認はしっかりしておくと良いです。
ケーブルテレビを光回線と比べた場合の特徴
厳密に言えば光回線ではありませんが、ブロードバンドの固定回線という意味では同じグループに入るので、ケーブルテレビについても解説します。
どのような用途で使うのか、どんな場所に住んでいるのかによっては通常の光回線よりもメリットがあるので、覚えておきましょう。
光回線ではなくケーブルテレビを選んだ場合のメリット
ケーブルテレビのメインサービスはテレビなので、インターネットとは別に様々なチャンネルのテレビを見られるようになります。
ネット回線を利用したテレビサービスもありますが、ケーブルテレビの場合はBSや地デジなども見られるので、アンテナを立てずにこれらのチャンネルが見られるのは大きなメリットです。
提供しているチャンネル数も豊富なので、インターネット回線そのものよりも、ケーブルテレビの方にメリットを感じる人も多いです。
また、回線が開通するまでの工事が行われるまでの期間も短くなっているので、早めにインターネット回線を開通させたい人にもうれしいサービスとなります。
賃貸住宅に入る場合は、あらかじめ建物でケーブルテレビを引いている場合が多く、そのままインターネットが利用できることもあります。
速度をそれほど必要としないなら、無料で活用できる契約もあるので、最低限の速度でも良いなら十分活用可能です。
光回線ではなくケーブルテレビを選んだ場合のデメリット
ケーブルテレビのインターネットもかなりの速度が出るようになりましたが、純粋に速度を比べると光回線には及びません。
高解像度の動画サイトを活用する人など、それなりの速度を求める人にとってはデメリットになります。
ケーブルテレビの場合は、キャッシュバックなどお得なキャンペーンも少ないので、契約自体に付加価値を求める人は注意しましょう。
安さで選ぶならどの光回線なのか
光回線の種類は様々なで、それぞれの契約形態によって料金も異なります。
できるだけ安く光回線を利用したいと考えているなら、おすすめは独自の光回線契約で携帯とのセット割を利用する方法です。
インターネット回線だけでなく、携帯電話の契約も安くできます。
ただし、その組み合わせができる携帯電話会社との契約が必要になるので、セット割ができるのか、そのために契約を変更するべきかをも検討する必要があります。
次に安いのが、独自の光回線での契約のみか、光コラボレーションサービスと携帯とのセット割です。
そして、光コラボレーションサービス、フレッツ光の順に料金は高くなっていきます。
サービスの充実度や快適性、キャッシュバックキャンペーンの有無で変わることはあるので、自分にとってどの契約方法がベストなのかを考えていきましょう。
快適とお得のバランスを考えて光回線を選ぶ
自宅でインターネットの固定回線を引くための選択は、基本的に光回線です。
テレビを見ることが多い人ならケーブルテレビも選択肢に入りますが、速度面で物足りなさを感じることが多いです。
単純に速度だけを重視するのではなく、自分がどんなサービスを必要としているのかで考えればケーブルテレビも良い選択になることは多くなります。
自分は何を重要視しているのか、どんなサービスを使いたいのか、毎月の料金や契約時のキャンペーンを活用したいのかです。
これから新規で契約する人も、改めて契約を見直そうと考えている人も、自分にとってバランスの良いサービスは何なのかを考えて契約しましょう。
インターネットの契約は、一度契約をしたら気軽に切り替えられない場合も多いので、よく考えて契約してください。
住んでいる地域も影響してくるので、しっかりと調べて納得のできる契約をできるようにしましょう。
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