よりお得にスマホが使えるという魅力がある格安SIMは、上手に選べば毎月のスマホ代金をぐっと下げられますし、便利で使いやすいサービスを受けることができます。
しかし、たくさんの格安SIM会社が存在していて、それぞれにいくつもの料金プランを設定しています。
その中から一つを選ぶというのは、なかなかに大変なことです。
そこで、どのように格安SIM会社を選んだらいいのか、そして自分にマッチしたプランはどんなものかのポイントをチェックしてみるのは大事です。
チェックポイントを確認しながら、よりお得に、かつ便利に使えるスマホサービスをチョイスしましょう。
目次
格安SIMの購入方法
格安SIMは大きく分けると二つの方法があります。
どの方法を採るかによって、会社選びの仕方が変わってくることもありますので、まずはそこを押さえることが肝心です。
その二つの方法とは、SIMカードのみを購入して乗り換える方法と、スマホ端末とSIMカードを一緒に購入するという方法です。
SIMカードのみの購入
現在使っているスマホをそのまま使いたいという場合、格安SIM会社を契約してSIMカードのみを送ってもらいます。
この方法だと、端末購入費用がかかりませんので、スマホ会社の乗り換えがかなり安く済みます。
また、機種変更に伴ういろいろな設定の面倒もかかりません。
送付されてきたSIMカードを今持っているスマホに挿し込むだけですので、とても簡単です。
SIMカードのみ購入時の注意点
今使っているスマホが、乗り換える格安SIM会社で使えるとは限りません。
場合によっては、SIMロックの解除などをする必要が出てくる場合もあります。
また、そもそもスマホ自体が、契約したいと思っている格安SIM会社が使っている周波数帯域に対応していないこともあります。
その場合は、スマホ端末を買い替える必要が出てきます。
こうなると、機種変更費用がかかります。
スマホ購入費にお金をかけるか、現在使っているスマホをそのまま使える会社を探すということになります。
SIMカードとスマホ端末を同時に購入
スマホ会社を乗り換えると同時に、機種変更をすることもできます。
この場合、自分で家電量販店やスマホショップなどで端末を買うこともできますし、新しく契約する格安SIM会社で販売している端末を購入することも可能です。
特に格安SIM会社では、お得な価格で端末を販売していることが多いので、より安く機種変更が可能となります。
当然ながら、その会社のサービスをすべて使える端末を購入できますので、スマホと格安SIMの相性がどうかということを考えずに済みます。
SIMカードは購入したスマホ端末と一緒に送付されてきますので、楽に手続きができます。
SIMカードとスマホ端末を同時に購入する際の注意点
スマホを新しくすれば、今まで使っていたスマホのデータやアカウントを引き継ぐ必要があります。
古いスマホのデータバックアップや、データ移行などいろいろな作業が必要となりますので、手間がかかります。
また、今まで大手キャリアを使っていて、そのキャリアで購入したスマホであれば、専用のアプリが入っていることが多いものです。
こうしたキャリア専用のアプリは使えなくなりますので、何らかの代替サービスを探す必要が出てきます。
格安SIM会社を絞り込む
それぞれの会社で提供しているプランを比較する前に、まずは格安SIM会社ごとの比較をしてみると良いでしょう。
その際にチェックできるポイントを確認してみましょう。
格安SIM会社絞り込みのポイント
それぞれの会社で、異なるサービス内容を展開しています。
具体的には、提供しているスマホ回線、SIMカードのサイズタイプ、契約条件の融通性、スマホ端末販売の有無とその充実度、キャンペーンや割引セールの状況、企業としての知名度や信頼性があります。
それぞれのポイントを詳しく知ることで、より会社選びがしやすくなりますので、細かく見ていきましょう。
会社によって異なる対応回線
格安SIM会社は、それぞれに利用している回線が異なります。
回線の種類によっては、今まで使っていたスマホが使えなくなることがあります。
そのため、現在のスマホをそのまま使いたいという時や、特定の回線を使いたいという要望がある場合は、回線によって格安SIM会社を絞り込んでいくことになります。
格安SIM会社は大手キャリアの回線をレンタルしている
そもそもの話ですが、格安SIM会社はほとんどの場合、自前で携帯通信をするための設備を持っていません。
そのため、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアから回線設備をレンタルして使っているのです。
それぞれの回線で技術的な仕様が異なりますので、回線が違うと使えなくなるスマホ端末が出てきます。
特に、今まで大手キャリアを使っていたのであれば、他のキャリアの回線が使えないことが多いです。
そのため、現在使っているスマホをそのまま何もせずに使い続けたいということであれば、同じ回線を使っている格安SIM会社と契約するという絞り込みができます。
SIMロックを解除するかどうか
今まで使っていた回線とは違うところを使いたいということであれば、SIMロックを解除する必要があります。
大手キャリアでは、自社で販売していたスマホ機種に自社回線専用のロックをかけていて、他の回線を使えないようにしています。
そのため、他の回線を利用している格安SIM会社に移行するのであれば、そのSIMロックを解除する手続きをしないといけません。
大手キャリアのホームページなどから、簡単にSIMロック解除ができますので、乗り換えにあたって行うと良いでしょう。
その際には、手数料がかかりますので、事前にその額を確認して、その分のコストも乗り換え費用の一部として考えておきます。
SIMフリーのスマホを購入する
回線に関わらず、どの格安SIM会社でも利用できるようにしておきたいということであれば、機種変更をする際にSIMフリーのスマホを購入する手もあります。
そもそもSIMロックがかかっていないスマホですので、周波数帯域さえ合えばどの会社でも使えます。
海外でもSIMカードを入れ替えるだけで使えますので、かなり利用範囲が広くなるというメリットがあります。
注意したい点としては、受信できる周波数帯域がスマホごとに違いますので、事前に仕様を確認しておく必要があるということです。
また、SIMフリー機種は格安SIM会社で販売されていないこともありますので、自分でショップを探して購入することになります。
SIMカードタイプと格安SIM会社
SIMカードはいくつかの種類がサイズによって分かれています。
スマホ会社によって提供しているSIMカードのサイズが異なりますので、注意が求められます。
通常は二つのSIMカードサイズ
日本国内で使われているSIMカードのサイズは、ほとんどの場合二つが挙げられます。
nanoSIMとmicroSIMというもので、よりnanoSIMカードの方が小さくなっています。
スマホをより小さくまとめるという理由もあって、多くのスマホがこのnanoSIMカードを採用しています。
それに伴って格安SIM会社も多くが、小さい方のサイズのカードを提供するようになっています。
しかし、中にはmicroSIMカードを提供しているところもありますので、対応できるかどうかをチェックしないといけません。
スマホによっては、どちらのサイズでも対応できたり、アダプターを付けることで両方使えたりするというケースもあります。
さらに、スマホ会社でも要望に応じて、どちらのサイズでも提供できるところもありますので、どんな対応をしているかをチェックしましょう。
最低利用期間の設定
どの格安SIM会社にするかを絞り込むもう一つのポイントは、どこまで契約条件に融通性があるかという点です。
これは特に最低利用期間を設定しているかどうか、という点に現れてきます。
最低利用期間と違約金
最低利用期間とは、特定の料金プランを契約したら最低でも6か月や2年などの期間利用し続けないといけないという契約条件のことです。
この最低利用期間が過ぎないうちに解約してしまうと、違約金が発生することになります。
昔はどのキャリアでも格安SIM会社でも、2年程度の最低利用期間を設けていて、高額の違約金を徴収していました。
今では規制によって厳しい最低利用期間に関する契約ができなくなっていますので、それほど大きな問題とはなっていません。
しかし、格安SIM会社の中でも、いくつかの会社はすべての料金プランもしくはいくつかの特定のプランにおいて、最低利用期間を設けています。
そして解約した場合、数千円程度の違約金を取るとしています。
融通性があった方が気軽に申し込める
絶対に最低利用期間以上、そのスマホ会社のプランを利用し続けるということであればいいのですが、時に他のスマホ会社もしくはプランに変更したいと思うこともあります。
より安いプランが新たに出たら、そちらに乗り換えた方がずっとお得だと思えることもあるからです。
そんな時には、やはり最低利用期間の設定も違約金もない格安SIM会社の方が有利です。
また、いろいろな会社があるので、とりあえずお試しのような形でサービスを利用してみて、気に入ったら続けるが、もしイマイチであれば他の会社にしたいという人もいます。
そのような時も、やはり最低利用期間の設定がない方が有利なのです。
こうしたことから、できれば最低利用期間や違約金がない、より融通の利くスマホ会社の方が選びやすいと言えます。
スマホ端末販売の内容
スマホ会社の乗り換えと同時に機種変更をしたいということであれば、その格安SIM会社でどんな端末を販売しているかを見ることも大事です。
そもそも、スマホ端末の販売をしているところとそうでないところがあります。
また、その機種の充実度やお得さも違います。
販売している機種のバリエーション
どんなスマホ端末を取り揃えているかを見てみましょう。
もちろん、買いたい機種が決まっているというのであれば、それがあるかどうかを見るだけで十分です。
しかし、いろいろな機種を比較してから選びたいというのであれば、バリエーションが豊かな方がより良い機種を選びやすくなります。
多くの格安SIM会社では、Android端末を軸に最新のiPhoneを揃えています。
中には、iPhoneの取り扱いがないというところもありますので、iPhone派であれば会社選びの一つのポイントとなります。
また、価格が安く気軽に購入できる初心者向けのスマホから、オンラインスマホゲームなどを楽しむヘビーユーザーが満足できるような高スペックの機種まで取り揃えているところもあります。
販売価格のお得さ
端末のバリエーションと共に、どのくらいの価格で販売されているかも併せてチェックしましょう。
たいていの場合、格安SIM会社では家電量販店などで購入するよりも安めの価格設定がなされています。
ユーザー向けのお買い得価格にすることで、より多くの顧客を呼び寄せることができるからです。
おおまかに自分の欲しい機種を絞り込めたら、それぞれの格安SIM会社が提示している価格を比較して、より安いところで契約するというのも、一つの会社選びの方法です。
支払い方法の選択肢
どんな支払い方法を選べるのかも確認します。
ほとんどのケースで、一括払いと分割払いを選べます。
ポイントは分割払いの内容です。
クレジットカードの分割払いの機能を使うのか、毎月のスマホ利用代金の請求に上乗せする形で請求されるかという点を見ます。
もちろん、トータルで支払う金額は変わりません。
しかし、スマホ利用代金と一緒で、それをクレジットカードで支払うことにしている場合、機種購入費用もポイント還元対象となってよりお得に買えることになります。
また、特定のポイントを機種購入費用に充当できるかどうかもチェックしましょう。
LINEポイントやTポイント、Yahoo!ポイント、楽天スーパーポイントなどを利用できる会社もあり、貯まっているポイントを使ってよりお得にスマホの買い替えができることになります。
自分のよく使うポイント制度にマッチしている会社を選ぶというのも、賢い選び方と言えるでしょう。
会社としての知名度
毎日のように使うスマホのサービスですから、やはり信頼できる会社と契約するというのは大事です。
そのためにも、サービスだけでなくどんな会社かということもしっかりと見ましょう。
CMなどでの宣伝
たくさん宣伝をしていれば無条件に信頼できる会社と言えるわけではありません。
しかし、やはり宣伝広告費にコストをかけ、知名度を向上させる営業努力をしている企業というのは評価できます。
テレビCMなどを出しているのであれば、それだけの資金力があることを意味しているからです。
また、知名度が高く多くのユーザーを抱えている会社であれば、それだけサービスの充実度も上がってきます。
さらに、多くの人からの口コミや評価を受けていることになりますので、その会社の良し悪しを判断しやすいというのもポイントです。
関連サービスの充実度
知名度の高い多くの格安SIM会社は、通信に関係する他のサービスも提供しています。
代表的なところではLINEモバイルやOCNモバイルなどがあり、SNSやインターネットプロバイダーといった関連事業をしています。
スマホ通信サービスと似ているところがありますので、ノウハウが蓄積されていますし、顧客への対応の面でも優れているという特徴があります。
同じ会社の関連サービスを利用していると、基本料金が割引になるなどの制度もありますので、より特にスマホを利用するのにも役立ちます。
プランの内容で決める
ある程度格安SIM会社の絞り込みができたら、今度は細かく料金プランやオプションの内容、そして価格を見てより自分に合ったプランを、お得に使えるところを選びましょう。
データ通信プラン
データ通信プランは、月間データ通信容量によって料金が変わってきます。
500MBから30GBくらいまでの大容量まで細かく設定しているところもあれば、よく使われる3GB、7GB、10GB、20GBという大まかな分け方をしているところもあります。
また、使い放題プランがあるかどうかをチェックしましょう。
まずは、どのくらい自分で毎月使っているかを調べて、その上で容量を決めて各社の料金を比較できます。
音声通話プラン
音声通話を入れるのであれば、この料金もチェックしましょう。
各社いろいろなプラン展開をしていますので、データ通信よりも比較しやすい点となります。
かけ放題プランがあるのか、その内容はどうなっているかを見ましょう。
3分以内の通話であれば何回でもかけ放題というものもありますし、10分以内というプランもあります。
また、一回ごとの分数ではなく、月間30分間、60分間までであれば回数に関係なくかけ放題というプランもあります。
さらに、通話専用アプリを利用することで、通話料金が通常の半額くらいになるというサービスを提供しているところもあります。
やはりこの比較も、まずは自分が毎月どのくらい通話しているかを調べて、その上でプランをチェックしてみると良いでしょう。
カウントフリーがあるか
カウントフリーとは、特定のアプリを使う場合、いくら利用してもその分のデータ容量がカウントされないというサービスです。
実質その分だけ消費データ容量を節約できますので、かなりお得になります。
LINEやInstagram、FacebookなどのSNS、音楽や動画関連のエンタメアプリなどが対象となります。
カウントフリーを提供している格安SIM会社はそう多くありませんので、このサービスを利用したいということであれば、より簡単に絞り込みができます。
特定のアプリをよく使う人、SNSをメインの用途としているのであれば、このオプションに注目すると良いでしょう。
データ容量の繰り越しができるか
ほとんどのプランで、月間のデータ容量が決まっています。
しかし、実際には毎月ぴったりとその容量分を使い切るわけではありません。
そのため、使い切れなかった分を翌月に繰り越しできるかというのも大事なポイントです。
こうすることで、無駄なくデータ容量を使えるからです。
比較する際には、自動的に繰り越しができるのか、繰り越しは1月分だけか、といった点を比較すると良いでしょう。
データ容量のシェアが可能か
データ繰り越しと同じくらい便利なのが、データ容量のシェアです。
余った分を他の人に分けたり、逆にもらったりすることができます。
複数のSIMカードを家族内で持って、その中でお互いにデータ容量をシェアし合うことで、無駄なく使えますしデータ追加のために余計なお金を支払う必要もなくなります。
中には、家族などの限定されたグループではなく、同じ会社のユーザーの中でコミュニティが存在し、ユーザー同士でシェアし合えるという会社さえあります。
より便利な使い方ができますので、データシェアという面にも注目できます。
プラン変更のしやすさ
実際にスマホを使っていると、時期によって消費するデータ容量にかなりの差があることに気付きます。
契約しているデータ容量は大きいのに実際に使わない月が続くと、無駄に料金を支払っていることになります。
そのため、楽にプラン変更ができて、実際の使用状況に応じてすぐに切り替えられると便利です。
会社によって、そのプラン切り替えの手軽さは異なります。
プラン変更に手数料がかかるところ、そもそも最低利用期間があって切り替えが実質できないところもあります。
一方で、毎月ほぼ制限なく自由にプランを変えられるというところもあります。
できれば、プラン変更がしやすい方がより無駄なくスマホを使えますので、この部分も考慮して会社選びをすることができます。
専用管理アプリの使いやすさ
それぞれの格安SIM会社で、サービスやユーザー情報を管理するための専用アプリを提供しています。
ユーザー情報の変更や料金プランの変更、データ容量使用状況の確認、当月の支払い金額などを確認できるようになっています。
このアプリはサービスをより便利にするのに役立ちますので、より使いやすいものとなっているかを見ることも大事です。
ポイント還元などの制度があるか
格安SIM会社の中には、ポイント制度を設けているところがあります。
スマホ利用や機種購入に応じてポイントが貯まり、毎月の利用代金に充当できるなどの使い方があります。
また、他の関連サービスと同じポイント制度を持っていて、SNSのスタンプ購入やゲーム購入、普通のショッピング支払いに使えるなど、それぞれの会社で特徴ある制度を設けています。
ポイントが使えるとぐっとお得なので、できれば制度を持っているところを選びたいものです。
会社選びは絞り込みが肝心!
格安SIM会社とプランを選ぶにあたっては、まず格安SIM会社の提供している回線や知名度、販売しているスマホ端末のバリエーションなどから絞り込んでいくことができます。
その後、ある程度いくつかの会社に絞れたら、プランやオプションを細かく見ていくと良いでしょう。
必要なデータ容量ごとの料金やカウントフリーがあるか、通話プランはどのようなものかなどをチェックできます。
いろいろなチェックポイントがありますので、自分にとってより重要視したいと感じるポイントを重点的にチェックしていくと良いでしょう。
じっくりといろいろな会社、プランを比較してから、よりお得で自分のスマホ利用に見合ったサービスを提供してくれるところを選ぶようにしたいものです。
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