IIJmio(アイアイジェイミオ)は2008年創業の老舗格安SIM業者です。
月額利用料金の安さに加えて、ユーザーにとって分かりやすいユニークな魅力や強みを示すことで多くの顧客を獲得することに成功してきました。
では、IIJmioを選ぶことにはどんなメリットおよびデメリットがあるのでしょうか。
実際に利用している人からの評判に基づき、格安SIM業者としてIIJmioが持っているポテンシャルを検証していきましょう。
IIJmioを選ぶメリット
IIJmioをチョイスすることで、他のキャリアにはないメリットを享受することが可能となります。
主な点としては以下に示す18のポイントが挙げられるでしょう。
フルMVNOを実現している
フルMVNOとは「加入者管理機能」という総合的な権限を持つモバイル事業者のことです。
この機能を持つことで、加入者のSIMにどれほどの機能を付与するか、どの基地局とつなげて通信させるか、SIMに制限をかけるかといった点を事業者側が調節および決定することが可能となります。
加入者管理機能はこれまで国内3大キャリアのみが保有しており、格安SIM業者はあくまでレンタルというスタイルで運営を実施していました。
一方、IIJmioはフルMVNOの導入に成功しているため、ユーザーはより高機能なSIMを手にできることに加えて、安定したネットワークの利用が可能となっているのです。
ファミリープランのコスパが高い
IIJmioのファミリー契約では、家族の1人が名義人となるだけで最大10人までのSIMを契約することが可能です。
これにより、新規契約だけでなくMNPの手続きもスピーディーに進めることができます。
また、ファミリー契約に加入するとデータ通信量を家族でシェアすることが可能なので、毎月無駄なく使いきることが可能となるでしょう。
ですから、非常にコストパフォーマンスが高いプランなのです。
加えて、IIJmioではMNPを利用してファミリー契約をしたユーザーに対して1人あたり5,500円(税込)のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
ですから、家族みんなでMNPを考えている人にはおすすめです。
端末そのままでMPNが可能
大手キャリアでは、新規契約もしくはMNPを行おうと思う場合、基本的に端末を購入する必要があります。
「実質0円」という記載があるとしても、2年ないし3年は端末料金の支払いが求められるのです。
一方、IIJmioでは、MNPをする場合であっても、これまで利用してきた端末そのままを持ち込んで切り替えをすることができます。
もちろん、端末持ち込みに伴って手数料が発生するということはありません。
IIJmioの公式サイトには、SIMに対応しているスマホ端末のリストが用意されています。
持ち込む端末がその中に含まれていれば、SIMの差し替えをするだけですぐに使用可能になるはずです。
販売されている端末の種類が豊富
IIJmioではSHARPやSONYなどの国内メーカーに加えて、AppleやHUAWEIなどの海外メーカーから販売されているスマホも取り扱っており、端末のバリエーションは数ある格安SIM業者の中でもトップクラスです。
そのため、ユーザーは自分の好みや予算、欲しい機能などに合わせていろいろな選択肢を考慮しながらチョイスしていくことができます。
検索ページに用意されている絞り込み機能も大変便利です。
それぞれの端末紹介ページでは、端末を購入する場合に毎月支払う金額を大きく見やすい位置に表示しているので、ネットショッピングにあまり慣れていないユーザーでも見落とす心配がありません。
体験レビューを公開している
IIJmioでは、販売している端末の特性をユーザーがよく理解できるよう、公式サイトの中で端末のレビューを公開しています。
実際に使ってみた感想を分かりやすく記述しているため、自分の使い方に合っているのか、欲しい機能は搭載されているのかといった点を事前に知ることができると好評です。
加えて、口コミサイトにありがちな「購入を促すようなフレーズが繰り返しみられる」ということもありません。
ですから、端末の機能だけをじっくりと考察することが可能なのです。
こうしたユーザーファーストのサービスが充実しているというのはIIJmioの大きな特徴ということができるでしょう。
専用アプリの使い勝手が良い
IIJmioではオリジナルアプリ「IIJmioクーポンスイッチ」を提供しています。
「みおぽん」という愛称でも知られるこのアプリを使うことで、当日までのデータ使用量および残量をすぐに確認することが可能です。
また、高速データ通信をリチャージしたり、キャンペーンに応募したり、友達への紹介コードを送信したりとさまざまな使い方ができます。
アプリそのものは無料で、翌月へのデータ繰り越しなども簡単に行うことができるので、「インターネットを使うことが多いのでデータ通信量をいつもチェックできるようにしておきたい」という人はぜひインストールをしておきましょう。
テザリング機能に対応している端末が多い
テザリングはスマホをポケットWi-Fiのようにしてさまざまなデジタル端末をインターネットへ接続できる機能です。
格安SIMの中には、テザリング機能に対応していないというケースが少なくありません。
一方、IIJmioではフルMVNOの特性を生かして、ほぼすべての機種でテザリングが可能となっています。
テザリングを利用するためにオプション料金を支払う必要もありません。
どの端末がテザリングに対応しているかに関しては公式サイトに一覧表が公開されていますから、新規契約もしくはMNPで端末を購入する予定があるという人は事前に確認しておくとよいでしょう。
機種変更をユーザー各自ができる
大手キャリアで契約している場合、機種変更はキャリアが運営している店舗もしくはネットショップで手続きをする必要があり、手数料の支払いも求められます。
一方、IIJmioでは、ユーザー自身で用意した端末へ好きなタイミングで切り替えることが可能です。
機種変更をしたという点をIIJmioへ通知する必要もありません。
もちろん、契約時に端末を購入した場合、本体料金の支払いはきちんと続ける必要があります。
とはいえ、端末料金の支払期間であったとしても、別のスマホ端末へSIMを挿して使用するということはまったく問題ないのです。
こうした自由度の高さもIIJmioを利用するメリットと言えます。
専用アプリで通話料金が半額になる
IIJmioでは「みおフォンダイヤル」というオリジナルのアプリを提供しています。
このアプリを利用して通話をすると、1分あたりの通話料金が半額になるという嬉しい特典があるのです。
通常利用では1分あたり44円(税込)という通話料金になっています。
一方、みおフォンダイヤルでは1分22円(税込)で通話が可能です。
ですから、データ通信だけでなく通話も頻繁に利用するという人であればぜひ活用するべきでしょう。
アプリそのものは無料でインストールができるというのも嬉しいポイントです。
国内だけでなく、世界32か国へ発信可能というのも強みでしょう。
ただし、フリーダイヤルへの発信はできません。
低速通信であればデータ量を消費しない
IIJmioでは専用アプリを介して通信速度の切り替えができるようになっています。
「バースト機能」と呼ばれるこのシステムを利用することで、高速通信と、最大200kbpsの低速通信を切り替えることが可能です。
また、低速通信でインターネットへ接続している間はデータ量の消費がカウントされないシステムになっています。
ですから、TwitterやLINE、Whatsappなどのテキスト系SNSしか利用しない時間帯には低速通信にしておき、動画などを視聴するときは高速通信に切り替えるということも可能なのです。
この機能を上手に活用することで、データの使い過ぎを防ぐことができるでしょう。
データ通信の未使用分を繰り越しできる
IIJmioでは、前月分のデータ通信未使用分を翌月へ繰り越すことができるようになっています。
このサービスのおかげで、各ユーザーは契約した分のデータ通信を最大2か月かけて使いきることができるわけです。
大手キャリアでも同様のサービスを提供してはいるものの、前月分が利用できるのは当月分を使い切ってからというルールが課されているため、実際にはほとんどのユーザーがこの恩恵にあずかっていません。
一方、IIJmioでは当月分ではなく前月の未使用分からデータ通信で消費されていくので、ほぼすべてのユーザーがこのメリットを活用することができるというわけです。
データ通信量をカスタマイズできる
IIJmioでは、データ通信のプランとして2GB、3GBおよび5GBの3つが用意されています。
さらに、これらのプランを組み合わせることで、7GB(2GB+5GB)、10GB(5GB+5GB)など自分だけのデータ容量プランを作ることが可能なのです。
他のキャリアでは5GBの次が20GBないし30GBという大容量のプランになっていることが多く、「その中間ぐらいのプランがあればよいのに」と感じているユーザーは少なくありませんでした。
IIJmioではこうした要望に応えて、ユーザー各自がオリジナルのデータ通信プランをカスタマイズできるようにしています。
もちろん、オプション料金などは発生しません。
端末の支払いに関わりなく料金がお得
スマホ端末を購入すると、その支払期間となる2年ないし3年だけは月額の使用料金が割引になる、あるいはデータ通信量が割り増しになるといったサービスを大手キャリアや多くの格安SIM業者が行っています。
一方、IIJmioは端末の支払い期間に関わりなく、データ通信および端末の料金をできるだけ安くすることにより、ユーザーとの結びつきを強化しているのです。
ですから、支払い完了後にユーザーが何らかのデメリットを被るということはありません。
むしろ、3年目以降も継続して利用するユーザーにはさらなる割引が適用されるようになっています。
これはIIJmioを使い続ける大きなメリットです。
光回線とセットでさらにお得になる
IIJmioでは家庭向けとなる光回線のインターネットサービス「IIJmioひかり」を提供しており、格安SIMとのセットプランを契約することで非常にお得な料金となります。
これは他の格安SIM業者にはあまりない強みと言えるでしょう。
格安SIMの料金は、契約しているプランの内容に関わりなく、毎月660円(税込)の割引となります。
この割引はセットプランを利用する期間中ずっと適用されていく、というのは嬉しいポイントでしょう。
また、IIJmioひかりの料金は最初の12か月間、最大で53%の割引を受けることが可能です。
ですから、家のインターネットもまとめて切り替えたいというユーザーにはおすすめです。
キャンペーンや割引を定期的に実施している
IIJmioでは、新規契約もしくはMNPによるユーザー獲得を目指して、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。
その中には、キャッシュバックや期間限定の割引クーポン、ギフト券プレゼントなどもあるため、お得感が伝わりやすいという点が魅力でしょう。
また、データ通信限定SIMから通話機能付きに切り替えることでプレゼントがもらえることもあります。
基本料金の安さに加えて、さらに懐が温かくなるというのは嬉しいポイントでしょう。
ただし、プレゼントキャンペーンが適用される機種は限定されていることがあるので、事前にきちんと確認しておくことが必要です。
プランの変更は無料で受け付けている
IIJmioでは、プランの変更を基本無料で受け付けています。
これはフルMVNOであることの特性を生かしたサービスということができるでしょう。
実際にスマホを使っていく中で「データ通信を月々3GBから5GBに増やしたい」「ファミリーシェアでたっぷりとデータ通信ができるようにしたい」というように、プラン変更の必要を感じることは珍しくありません。
IIJmioではこうした手続きを一切無料で受け付けています。
IIJmioのユーザーアカウントを活用して簡単に手続きが可能です。
ただし、プランの内容変更が適用になるのは、申し込みを行ったその月からではなく、その翌月からとなるので注意しましょう。
SIMの再発行手数料が安い
故障や紛失などでSIMの再発行が必要になるというケースが時折生じます。
IIJmioのSIM再発行手数料は2,200円(税込)です。
他のキャリアや格安SIMでは4,400円(税込)が一般的であることを考えると、IIJmioの価格設定は良心的であるということができるでしょう。
また、IIJmioでは定期的にSIM再発行手数料の割引キャンペーンを実施しています。
このキャンペーン期間中は、手数料が1,100円(税込)引きもしくは無料となるので、端末の買い替えなどでSIMのサイズが変更になってしまったというケースでも大変便利です。
ただし、1回のキャンペーンにつき無料となるのは1回だけということを覚えておきましょう。
解約違約金がリーズナブル
IIJmioでは、解約違約金の設定があります。
これは通話機能付きのSIMを契約した人が12か月以内に解約をした場合に発生するものです。
満額は13,200円(税込)で、1か月が経過するごとに1,100円(税込)ずつ割引になるシステムになっています。
ですから、13か月目以降は違約金が一切発生しません。
また、2019年10月以降に契約した場合は、経過期間の長さに関わりなく、一律1,100円(税込)です。
ただし、端末を購入した場合には、解約した後でも残債を完済する必要があります。
このように解約金設定がリーズナブルになることで、ユーザーとしてはお試し感覚の申し込みがしやすくなるでしょう。
IIJmioを選ぶデメリット
IIJmioにはユニークな強みがある一方で、他のキャリアに劣る、あるいは苦手としている分野もあります。
具体的なデメリットとして、8つのポイントを考察していきましょう。
通信速度が安定しづらい
フルMVNOを導入しているとはいえ、IIJmioも独自の通信回線を保有しているわけではなく、大手キャリアと提携して通信網をレンタルしています。
そのため、多くのユーザーがインターネットを利用する時間帯は通信が遅くなりやすいというデメリットがあるのです。
特に、朝と夕方の通勤・通学の時間帯、および正午前後は、多くのユーザーがスマホを開いてSNSやメールのチェックを行うため、通信速度が安定しづらいと多くのユーザーが感想を寄せています。
ですから、回線が混み合う時間帯は、大量のデータ通信を必要とする動画やネットゲームなどの利用は避けるのが賢明でしょう。
最新モデルのスマホがほぼない
iPhoneなどの新しいモデルが発売されると大手キャリアのショップは大勢のユーザーでにぎわいます。
一方、IIJmioを始めとする格安SIMで最新モデルのスマホがすぐに販売されることはまずありません。
これは格安SIMを選ぶデメリットです。
基本的にIIJmioで取り扱いをしている端末は、iPhoneもAndroidも1世代ないし2世代前のモデルになります。
時折、最新モデルの取り扱いがされるものの、それらはすべて中古の端末です。
ですから、「最新モデルの新品が欲しい」という人は、大手キャリアへMNPで切り替えるか、もしくはSIMフリーの端末を購入するかのいずれかとなります。
店舗によるサポートがない
IIJmioでは、大手キャリアのように自前の店舗を設けて窓口で顧客サポートを行うというスタイルを採用していません。
ビックカメラやヨドバシカメラではSIMの販売やSIMの交換などは行っているものの、修理サポートや機種変更に関する相談、エラー対応などの受け付けは実施しておらず、専用コールセンターおよびチャット機能がメインの窓口となっています。
これまではお店へ行って常にスタッフと相談しながらプランや端末の購入を決めてきたというユーザーにとって、IIJmioが直接運営する実店舗がないというのはサポートを受けられないことに等しいため、かなりのデメリットと言えるでしょう。
支払い方法が限られている
IIJmioでは、月々の支払方法としてクレジットカード決済のみを採用しています。
主だった10のクレジットカードブランドに対応しているのは嬉しいポイントではあるものの、大手キャリアのようにデビットカード決済やコンビニ支払い、指定した金融機関からの口座引き落としなどは対応していません。
そのため、クレジットカードを保有しておらず、これまで大手キャリアでクレジットカード以外の決済を利用していたというユーザーは、申込をする前にクレジットカードの取得手続きが必要となります。
この手続きを面倒に感じてしまい、IIJmioへの申し込みを見送ってしまったというユーザーもいるのです。
低速通信メインで使用しても速度制限がかかる
意図的に通信速度を抑制するバースト機能を利用することで、データ通信の消費カウントを抑えることが可能となります。
とはいえ、低速通信メインで使用していたとしても、3日間でトータルのデータ通信量が366MBをオーバーしてしまうと、キャリアから強制的な通信制限がかけられてしまうのです。
これは契約しているプランの内容に関わりなく適用となります。
キャリアによる速度制限は非常に厳しいため、テキストメッセージ主体のSNSでも閲覧にかなりの時間がかかるでしょう。
「バースト機能に設定してあればどんどん使っても良い」というわけではないのは残念なポイントです。
SIMロックをしないと使えない端末がある
MNPでIIJmioに切り替えたものの、端末は以前のキャリアで使用していたものを活用したいと考えるユーザーは少なくありません。
IIJmioで提供されているSIMは基本的に大手キャリアの端末へ対応しているとはいえ、一部の端末はSIMロックを解除しないとSIMを挿しても使えないことがあるのです。
手続き後すぐに使いたいユーザーにとっては大きなデメリットに映るでしょう。
同様に、IIJmioでSIMと端末をセット購入したのち、他のキャリアでそのスマホを使用しようとする場合にも、端末によってはSIMロック解除が必要となります。
対応表は公式サイトに掲載されているので必ずチェックしましょう。
キャリアメールが利用できない
大手キャリアからIIJmioへの切り替えを行うと、以前のキャリアで使用していたキャリアメールは使用不可となります。
MNPで電話番号が変わらないとしても、キャリアメールそのものの機能は失われるということを銘記しておきましょう。
また、IIJmio独自のキャリアメール運用は行われていません。
ですから、キャリアメールを頻繁に活用していた人は、メールの内容をmicroSDなどにバックアップしておくとよいでしょう。
加えて、MNPを行う前に、GoogleなどのフリーメールもしくはLINEやWhatsappなどのSNSへ切り替えを済ませておくことで、SIM切り替え後のトラブルを避けることができるはずです。
IIJmioは革新的なスタイルを追求している
IIJmioは格安SIM業界におけるフルMVNOの先駆け的な存在であり、革新的かつ高品質のサービスを展開しています。
コストパフォーマンスが良く、端末選びの自由度が高いなどのメリットがある一方で、通信速度が不安定になりやすいなどのデメリットがあるのも事実です。
IIJmioのSIM契約を検討しているユーザーは、メリットとデメリットのどちらがより大きいかをよく考慮したうえで判断を下すとよいでしょう。
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