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「iPhoneを中国で乗っ取られた!?」そんな時も慌てないで済む対策法

自分で何もしていないのに、いきなり「あなたのApple IDが〇〇近辺でiPhoneにサインインするため使用されています」と表示されれば、誰でも驚くのは当然です。

しかも、それが海外だったら尚のこと動揺してしまうでしょう。

ですが最近、そうした事例が多く上がっており、ネット上でも物議を醸しています。

自分がいる場所と異なる表示がされる理由

自分が今いる場所は東京なのに、何故か「大阪近辺で使用されている」と表示されたり、海外の地名で表示されるケースが散見されています。

とはいえ、やはり海外の表示が出ると不安になってしまうでしょう。

何故なら過去の事例として海外でハッキングがされていたからです。

実際、中国でApple IDハッキング事件が起こっていた

記憶に残っている方もいるかと思いますが、2018年に実際に中国でApple IDがハッキングされたという事件がありました。

700名近いユーザーがこの被害にあっており、盗用されたApple IDに登録されていた電子マネーが不正利用されてしまったのです。

この件についてApple社はThe Wall Street Journalの取材を通して謝罪の意を表し、さらに「2ファクタ認証」を強く推奨しました。

実際、この件で被害にあった人は全員「2ファクタ認証をしていなかった」ということが明らかにされています。

それなら「中国からのサインイン」で慌てるべき?

ところが、そういうわけでもないのです。

それと言いますのも、実はこの「Apple IDが〇〇近辺でサインインしています」コールは、実は「2ファクタ認証」のセキュリティによるものだからです。

ですので、もしご自身で実際にサインインを試みているのであれば、心配はありません。

自分のいる地域と違うところが表示される理由

とはいえ、問題は「何故、中国が表示されるの?」ということですよね。

これについて明確な原因は判明していないのですが、2ファクタ認証が行われた場所の詳細な検出というのが出来ていないことが理由としてあげられています。

そのため、ご自身でサインインした後に表示されたものでしたら、例え突飛な地域が表示されていたとしても問題はありません。

自分がサインインしていないのに、表示された場合の対策方法は?

それでは、自分がサインインした直後でないのに自分のいる場所とは異なる地名が表示された場合はどうなのでしょうか。

その場合は、ご自身のIDがハッキングされてしまった可能性が考えられます。

これは表示された場所が中国ではなくご自身の住んでいる近くであったとしても要注意です。

パスワードを変更する

2ファクタ認証で「サインインするために使用されています」のコメントと同時に、「許可しない」「許可する」の選択が表示されているはずです。

その「許可しない」をタップすると、それでもうIDへの侵入を防ぐことが出来ます。

さらにその後の表示で「Apple IDのパスワード変更」について問われますので、速やかに変更を行ってください。

その際には、以前のパスワードからは類推できないようなパスワードにした方がより安全です。

8文字以上、英大文字と小文字、数字の組み合わせで作成するよう指定されますので、それに従ってセキュリティ度の高いパスワードを設定するようにしましょう。

登録メールアドレスの変更やアドレス帳もチェック

また念のため、Apple IDの登録メールアドレスも変更するとより安全と言えるでしょう。

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身に覚えがないサインイン要求が表示されたということは、相手はあなたのパスワードだけでなく「Apple IDの登録メールアドレス」も入手しているということなので、すべてを変更しておくことがより安全と言えます。

またアドレス帳を参照して、もし身に覚えのない知らないアドレスが登録されていたら、それも削除することをお薦めします。

2ファクタ認証は絶対に必須!

Apple IDの乗っ取りによるクレジットカード不正利用における被害は、結構巷でよくあります。

なかには20万円以上の被害にあった人までいる程です。

ですが、その被害にあった人達が「2ファクタ認証をしていたかどうか」については、記載がありませんでした。

2ファクタ認証をしているにも関わらずそのセキュリティでさえくぐられて被害にあってしまった場合を考えると恐ろしいですが、調べてみたところ、現時点においては「2ファクタ認証をすり抜けてのハッキング被害」というのはまだ起きていないようです。

Apple IDが乗っ取られる可能性は常にある

Apple IDの乗っ取りに関しては、いつでもどこでもリスクがあります。

フリーWi-Fiエリアで悪用を目的としたニセWi-Fiをうっかり使ってしまい、IDを盗み取られることも往々にして起きています。

またはAppleからの連絡であるように見せかけて「ID情報の登録」を促すフィッシングメールも数多く存在します。

「自分は大丈夫」と思っていると、予想もしなかったところで足をすくわれてしまう危険があるので要注意です。

2ファクタ認証は現時点で最大の防御!

2ファクタ認証は現時点で最大の防御と言えるので、必ずするようにしておきましょう。

そして、自分がサインインしていない時に「サインイン警告」が表示された際には「許可しない」を押して、即パスワードの変更を行ってください。

そうした対策が、被害にあわないための一番の防御力となります。

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