iPhoneを携帯キャリアで購入したときに、よくつまずいてしまうのがSIMロックの解除です。
このSIMロックを解除しなければ他社の回線を使用するSIMカードは使えず、電話やモバイル通信ができなくなってしまいます。
今回はそんなSIMロック解除の方法と、iPhoneを購入したときや初期化したiPhoneを使用するときに、初めに行う設定「アクティベート」の方法の2つを確認していきます。
SIMカードにまつわる疑問を解決していきましょう!
目次
SIMカードって?
SIMカードはiPhoneに挿入する、電話番号や識別番号、メールアドレスといった利用者の個人情報が詰まったICカードのことです。
iPhoneに個人情報を記録してしまうと、機種変更の際に、また一から情報を入力し直さなくてはいけません。
しかし、SIMカードに記録しておけば、SIMカードを交換するだけで情報の引き継ぎができるのです。
格安SIMはどのデバイスでも使用可能!
格安SIMは大手企業の回線で、通信サービスを提供している会社であるMVNOが提供するSIMカードのことです。
格安SIMは、購入した会社はもちろん、別の通信回線会社のiPhoneでも使用できます。
しかし別の回線を使用する場合には、SIMフリー端末であること、もしくはSIMロックを解除した端末であることが条件です。
SIMロックの解除について
SIMロックの解除には、業者の店舗に直接足を運び、窓口でSIMのロックを解除してもらう方法と、Web上で行う方法があります。
窓口でロック解除してもらうには、手数料が3,300円(税込)ほど発生しますので、Webから行うことをおすすめします。
ログインしてiPhoneの製造番号を入力、ロック解除のボタンを押すだけなので、手順はとっても簡単です。
契約している会社のWebサイトを検索し、ログイン後、SIM解除の項目をクリックしましょう。
解除の手続きが終わればiPhoneのアクティベーション設定です。



SIMロック解除ができるデバイスは?
SIMロックの解除ができるiPhoneは2016年5月1日以降に発売されたデバイスです。
それ以前のものは、基本的にロックを解除することはできません。
SIMロック解除アダプタを使用する方法もありますが、これは非公式のやり方であり、SIMカードやiPhoneに不具合が生じる危険性もあります。
Apple Store、Amazonなどの企業やヨドバシカメラなどの家電量販店で購入すれば、購入時点でSIMフリー端末です。
キャリアで購入した場合は、半年経てばSIMのロックを外せるようになります。
SIMカードの差し替えのやり方
SIMスロットにピンを突き刺し、スロットを端末から引き出します。
SIMスロットは一般的に右側面にあります。
小さな穴がピンを刺す場所です。
「カチッ」と音がするまでピン差し込むとスロットが飛び出してきます。
そして、トレイの上にSIMカードをのせましょう。
カードとトレイには角が一か所だけ切り取られているので、それを目印にすると表裏や向きを間違いません。
最後に向きに気を付けながらiPhone本体に付け直すと完了です。
次にアクティベーション設定を行いましょう。
SIMカード入れ替え時の注意点
SIMカードの入れ替えでは、電源を落として行いましょう。
故障の原因になってしまいます。
また、SIMカードのサイズに気を付けてください。
SIMカードには標準SIM、microSIM、nanoSIMの3つのタイプがあります。
広く普及しているのはnanoSIMです。
デバイスごとに規定があるので注意が必要です。

iPhoneのアクティベーションとは
アクティベーションというのは、初期設定のことです。
新しくiPhoneを購入したときや初期化されたiPhoneを使用するときに、初めに行う設定です。
「不正なSIM」、「アクティベートできません」と表示された場合にも設定し直す必要があります。
ここではアクティベーションの設定にiOS 11を用います。
iOSとは
オペレーションシステムを略したのがOSです。
データをアプリケーションに伝える働きがあります。
iOSはiPhoneのOSのことです。
他にもAndroidがスマホのOSにあたります。
パソコンのOSはWindowsとMac OSがあります。
アクティベーションを行う前の注意点
アクティベーションはSIMカードがiPhoneに装着されていなければ行えません。
「不正なSIM」、「アクティベートできません」とiPhoneの画面に表示された場合も同様です。
これは、正しくSIMカードが挿入されていないことが原因です。
そのため、これらの表示がされたときは一度SIMカードを装着しなおしてみてください。
また、Appleのサーバーに異常があれば、一定時間置いてからアクティベーション設定を行ってください。
AppleのWebサイトの「システム状況」を確認すればシステムが正常に作動しているのかが分かります。
アクティベーションの設定方法
iPhoneの電源を入れるとすぐにアクティベーションが開始されます。
「こんにちは」と表示されたら開始の合図です。
そして言語、地域、通信方法、Apple ID、パスワードを入力していきます。
クイックスタートの画面では「手動で設定」を選択します。
通信方法を決める「Wi-Fiネットワークを選択する」の画面では、Wi-Fi環境が整っていたら「Wi-Fi接続」をタップします。
「モバイル通信回線」は通信状況によってアクティベーションに時間がかかったり、アクティベートできないことがあったりするので、極力Wi-Fi環境のあるところでアクティベーション設定をしましょう。
Touch ID設定とパスワード
Touch IDの設定もアクティベーション設定時に行います。
iPhoneを使う時にパスワードを入力する手間が省けるのでとっても便利です。
指示に従って何度か指紋をホームボタンにのせるだけなので簡単に登録することができます。
後で設定画面から登録することもできるので、時間がないときは「Touch IDを後で設定」をタップしましょう。
パスワード設定も後でできますが、この際に決めておくといいでしょう。
iPhoneを使うのにパスワードは個人情報を守るために大切なことです。
もしiPhoneを紛失したときにパスワードを設定していないと、そのiPhoneを誰でも使えるようになってしまいます。
基本的にパスワードは6桁番号ですが、「パスコードオプション」をタップすれば6桁以外でも設定可能です。
バックアップ方法とエクスプレス設定
「Appleとデータ」の画面では、iCloud やiTunesからバックアップをとる方法、新しいiPhoneとして設定する方法、Androidからデータを復元する方法のどれか1つを選びます。
データ復元の必要がなければ、「新しいiPhoneとして設定」にしておきましょう。
設定を進めていくと「エクスプレス設定」の画面になるので、「続ける」を押します。
ここまできたらあと少しです。
Siriをオンにするか聞かれるので、Siri登録をしたい方は設定しましょう。
後から設定画面でできるので、飛ばしても構いません。
APP解析と表示サイズ
次にApp解析を許可するかを決めます。
App解析とはアプリの不調をアプリ開発者に報告する機能のことです。
共有することで機能が使えます。
アプリ開発者にとってもアプリの不具合が分かり、アプリの機能向上につながるのでメリットです。
共有しない場合は「Appデベロッパと共有」を押しましょう。
「表示サイズの選択」は文字やアプリの大きさを決めます。
標準か拡大かを選択できるので見やすいほうを選びましょう。
これで終わりです。お疲れさまでした。
iPhoneの画面に「さぁ、はじめよう!」と表示されたら問題ありません。
うまくいかない場合
うまくいかなかった人はアクティベーションロックがかかっている可能性があります。
これは「iPhoneを探す」機能の1つです。
iPhoneを失くしたときにパソコンや共有しているデバイスから探索できたり、盗難にあってもiPhoneを使われないようにロックをかけたりできます。
「iPhoneを探す」をオンにしたままだと、アクティベーションにロックがかかったままなので確認してみてください。
アクティベーション設定を済ませて楽しいiPhoneライフを!
SIMロック解除は簡単かつ無料なので店舗ではなくネットから行うといいでしょう。
解除ができたらSIMカードをセットし、アクティベーション設定をナビに従って進めます。
わからないことは飛ばして構いません。
多くの項目は後から設定画面で設定し直すこともできるので安心してください。
うまくアクティベートできない場合は「iPhoneを探す」を参照してみてください。
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