日に日に変わるスマートフォン事情。
少しニュースを見ている方なら、最近政府が、スマートフォンのSIMロック解除を義務付けた、というニュースを覚えている方も多いのではないでしょうか。
実はこのSIMロック解除は、今話題の格安スマホに乗り換えるために必須の操作となります。
今回は特に、ソフトバンクのスマートフォンについて、SIMロックを解除して格安スマホにいつでも乗り換えられるよう、準備をしていただくためのお話になります。
目次
SIMロック解除で快適スマホライフを!
SIMロック解除という言葉をご存知でしょうか。
スマートフォンに詳しい方なら常識かもしれませんが、「聞いたことはあるけど、何なのか分からない」という方も多いはずです。
実はSIMロック解除は、流行りの格安スマホと密接な関係があります。
今回は、ソフトバンクのiPhoneでのSIMロック解除と、格安スマホへの乗り換えについてのお話です。
SIMロックとは
SIMロックとは、一言で言うと「自社のスマートフォンを他の会社で契約できなくさせるためのロック」のこと。
例えばソフトバンクで契約していたiPhoneをそのまま使ってDoCoMoの契約に乗り換える事は出来ない、という事です。
実はこの「同じ端末を使って乗り換えは出来ない」という一昔前までの常識を変えているのがSIMロック解除なのです。
実は4年前の2015年に総務省が発表したガイドラインで、「SIMロックは解除しなければいけない」という事が明確に謳われました。
ですので、現在では同じ端末を使って契約を乗り換える,という事は全く問題なく行われるのです。
SIMロック解除は海外出張の多い方にもオススメです。
現地で使えるSIMカードを指せば、スマートフォンをレンタルする手間が無くなり、文字通りスマートに海外でのスマートフォンライフを送ることができるのです。
そもそもSIMとは?
SIMとはSIMカードのこと。
携帯電話の中に入っているSDカードよりも小さなICチップです。
このカードの中に契約者の個人情報が入っており、スマートフォンを使って電話などを使用することができるようになるのです。
そして、このチップを他社のものに入れ替えることで、契約を乗り換えることができるのです。
SIMカードは携帯大手3社以外にも様々な会社が参入しています。
これが格安SIMと呼ばれるもので、その格安SIMを使用したスマホが、格安スマホというわけです。
SIMロック解除の条件
総務省のガイドラインには出ているものの、どんなスマートフォンでもSIMロック解除を行うことができるわけではありません。
実はソフトバンクのスマートフォンにはSIMロック解除をするための条件があり、それをクリアしていないと解除は出来ません。
その条件は、端末代金を分割支払いにしている場合は、購入後101日目以降であること、というものです。
まだ代金を支払い終えていなければ、一定の縛りがかかるのも仕方ありませんね。
もちろんこの条件は、一括購入している場合は関係ありません。
また、当たり前ですが、電話料金を滞納しているときは解除は出来ません。
SIMロック解除の方法
SIMロック解除には2つの方法があります。
1つはショップに足を運び、店員さんに解除操作をしてもらう方法。
機会に疎い方には嬉しいサービスですが、その分3,300円(税込)の手数料がかかります。
もう一つがネット上から自分で手続きをする方法です。
この方法でしたら多少の知識は必要になるものの、無料でSIMロック解除を行うことができます。
バックアップを取って、作業スタート
SIMロック解除については、作業中に起こったデータ消失等の事故は全て自己責任となります。
必ず作業前にバックアップを取ってから作業を始めましょう。
まず準備としてIMEI番号と呼ばれる15桁の番号を調べる必要があります。
この数字は設定アプリから「一般」→「情報」で出てくる画面に記載されています。
後で必要になる番号なので、メモをしておきましょう。
手続きはMy softbankから
SIMロック解除の手続きはMy softbankから行います。
手続きの方法は以下のとおりです。
-
STEP1ログイン後、メイン画面で「契約確認」をタップ。
-
STEP2「関連メニュー」項目の中に、「SIMロック解除手続き」がありますので、こちらをタップします。
ここで必要になるのが、先ほどメモしたIMEI番号です。
入力欄があるので、間違いないよう打ち込んでください。 -
STEP3この状態で画面下部に進み、「解除手続きをする」をタップします。
解除手続き完了!
実はSIMロック解除の手続きはこれで終了です。
簡単すぎると思われるかもしれませんが、この手順を知らずにスマートフォンをお得に使えていない方は実にたくさんいらっしゃるのです。
是非覚えておいてください。
本当に解除できているか?
「本当にSIMロックが解除できているか?」という事が気になる用心深い方のために、確認方法のご紹介です。
簡単な方法は他社のSIMカードを入れてみる事です。
これでスマートフォンが初期化され、アクティベーションロックの画面になっていれば解除成功です。
Apple IDを入力して初期設定を行うことで、SIMフリースマホとして使うことができます。
中古のiPhoneでSIMロック解除することは出来る?
SIMロックは現在保有しているスマートフォンで解除して格安スマホに乗り換えるという場合以外に、「中古で購入した解約後の端末で行いたい」という場合があります。
このような場合はどうなるのでしょう?
実は中古で購入した端末についてはもう一つの縛りがかかります。
それが「来店での操作に限定される」というものです。
つまり、手数料3,300円(税込)が必須になるという事です。
中古で購入する際はSIMロック解除がされているかどうかは、しっかり確認するポイントになりますね。
逆に自分の使っていた端末を売却する際も同じで、自分でSIMロック解除を行った上での売却の方が高い値段がつきます。
SIMロック解除の注意点
SIMロック解除はメリットが非常に多い操作ですが、実はデメリットも存在します。
解除を行う際は、しっかりと理解した上で行うようにしましょう。
しっかりと動くか
当たり前ですが、スマートフォンが問題なく動作するかどうかは大きな問題です。
スマートフォン購入時にプリインストールされているアプリがたくさんあると思いますが、この中でキャリアサービスと言われるアプリについては動作保証がされない状態となります。
特にトラブルとして多い点として、キャリアメールが使えなくなることは頭に入れておきましょう。
最近ではラインを使用する方が多いので問題ないかもしれませんね。
データ消失の危険
設定をいじる際には常にデータ消失の危険があることに気を付けましょう。
これは、SIMロック解除の操作手順の中にデータ消失の危険を孕む工程があるというよりは、誤タップなどで、大切なデータが消えてしまうこともある、というイメージで考えておくといいでしょう。
どちらにしても、操作前のバックアップは必須になります。
SIMロック解除は出来たものの、同時に大切なデータもなくなってしまった、なんて悲惨な事態だけは避けましょう。
やり直しはきかない
SIMロック解除操作を行うと、操作前のロック状態に戻すことは出来なくなります。
基本的にはロック状態に戻す必要はないと思いますが、「やっぱりキャリアメールを使いたい!」と思っても、再びソフトバンクと一から契約し直すしかなくなるわけです。
SIMロック解除操作を行う前には、もう一度立ち止まって、本当に解除をしてもいいものかどうかをしっかりと確認しましょう。
SIMロック解除は是非するべき
しっかりと自分のスマートフォン使用状況と照らし合わせて行えば、SIMロック解除は行って悪い事はありません。
というのも、ロック解除をしても、「やっぱりソフトバンクがいいや」となったら、今まで通りソフトバンクのSIMカードを使用することも全く問題ないのです。
今まで通りの使用も出来て、他の使用方法を試したくなったらいつでもそちらに乗り換えられる状況になるわけですから、どう考えてもこちらの方がいいに決まっていますね。
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