スマートフォン(スマホ)は現代人の生活の一部となっており、最も重要な道具の1つです。
ただ漫然と使用している方もいらっしゃるかもしれませんが、いざ失くしたとき、壊れたときにはその重要性に気付くことでしょう。
スマホの機能は日進月歩で進歩しており、それに合わせて使用者の生活も変わってくると言っても過言ではありません。
この記事はそういうスマホの遺失・盗難、破損等に即対応できるための補償サービスについて説明します。
目次
保証と補償の違い
よく似た言葉で「保証」と「補償」があります。同じ「ほしょう」ですが意味が若干違いますし、ややこしいことに同じ読み方で「保障」なる言葉もあります。
「保証」は品質保証や身元保証人、連帯保証人などに使われ、「大丈夫だと責任を請け負うこと」です。「責任を持つこと」の観点から使われます。
「補償」は損害補償や災害補償などに使われ、「不具合があった場合に償う(賠償する)こと」の意味となります。「償うこと」の観点から使われます。
つまりこの2つの事例を示せば「保証期間内なのに故障したのでメーカーが責任を取って補償を行った」という使い方をします。
「保障」は安全保障や社会保障などに使われ、「保護して損害を与えないこと」を意味します。「害から守る(保護する)こと」の観点から使われます。
つまり「個人情報保護の保障をしてたのに流出してしまったので、メーカーは使用者に補償を行った」という使い方になります。
スマートフォン(スマホ)の保証と補償
一般的にiPhone等のスマートフォンの自然故障については購入から1年間は保証されます。
また補償サポートに加入すれば、1年以降の故障のみならず破損や水濡れ、遺失・盗難等も補償されます。
一番多いのが遺失・盗難と破損です。
スマートフォンやタブレットの画面は衝撃には非常に強い強化ガラスを用いていますが、自然石や金属などの硬いもので画面の1点に強い衝撃を受けたりすると割れることがあります。
補償サポートは大手キャリアだけではなく、今ではいろいろなところで色々な条件と価格で行っています。
例えばセゾンカード(SAISON CARD)でもスマホの補償をやっていますし、NTTドコモでは自社製品に限らずiPhoneであっても補償サービスを取り扱っています。
補償サポートの比較
iPhoneの補償サポートである「Apple Care+ for iPhon」の場合では加入時に14,800円掛かり、2年間の補償を行います。
ちょっと高いと思うかもしれませんが、月額に直すと617円です。
たとえばNTTドコモでの「携帯補償サービスfor iPhone & iPad」だと月払いで750円となります。
またドコモにはiPhoneがないので、交換品をその場でお渡しすることはできません。
自宅送付で1日~2日後となります。
なおドコモの携帯保障サービスの加入はiPhoneやiPadでは購入から14日間の条件があります。
加入するかしないか、一括がいいか月払いがいいかは個人の補償への考え方によりますが、高額機種を購入した場合には考えた方がよいでしょう。
少々お高いですが、安心には変えられないものかも知れません。
iPhone修理の補償事例
ガラス破損の修理
例としてiPhone 8 plusの場合では画面のガラス破損の修理費は21,780円(税込)掛かりますが、AppleCareに加入していれば3,740円(税込)で済みますので、元は十分に取れるわけです。
なおiPhone 6 plus~iPhone 8の機種の場合はガラス破損の修理代は17,800円、iPhone 6、iPhone SEで14,800円となり、AppleCare加入で同額3,740円(税込)になります。
水没等での修理
水没等での修理ではiPhone 8 plusで48,180円(税込)のところ、加入していれば12,980円(税込)で済みます。
iPhone 8、iPhone 7 plusでは修理代は42,680円(税込)、iPhone 7で39,380円(税込)で、加入では同額12,980円(税込)です。
iPhone 8 plusは防水防塵機能がありますが、お風呂で使うことは控えた方がよさそうですね。
その他の補償
なおAppleCareに加入していれば、バッテリーの交換や1年以内であればイヤホンなどの付属品の補償も行ってくれます。
2年間の内に「画面を1度は割る」とか「バッテリー交換をする」と思う人は加入しておくべきでしょう。
加入はショップ窓口で「AppleCare+に加入したい」旨を伝えてもらえればOKです。
もちろん商品がすでにトラブルに見舞われていないことが条件となります。
iPhoneが水没した場合の対処法
お風呂での使用はもちろん、プールや海であってもロッカー等にしまい、持ち歩かないことをおすすめいたします。
海水やプールの水は真水よりも細かいところに染み込みやすく、乾燥しても錆びで故障する危険性が高いのです。
水没させてしまった場合の応急措置は次の通りです。
この処置で機能やデータ復活に大きな差が出ることがあります。
以下、iPhoneの事例で話を進めます。
電源をOFFにする
回路に水が浸入するとショートする可能性があるためです。
電源が消えていない場合は直ぐにOFFにしてください。
なお画面が消えた場合でも強制シャットダウンの操作を行ってください。
カバーやアクセサリーはすべて取り除く
カバーやアクセサリーと本体の間に水分があると、本体内部に水が入りやすくなります。
水分を拭き取る
イヤホンジャック・充電コネクタの中やスピーカー、ボタン付近などは水が残りやすいので丁寧に水を拭き取ってください。
ティシュを細く切ってよじり合わせ「こより」を作ると効果的です。これによって復旧率が大きく変わる場合があります。
SIMカードを抜き取る
SIMカードスロットをSIMピン等でケースを出してカードを取り出し、カードやケース、スロット内に濡れがあればきれいに拭き取ります。
水没して画面が消えている場合には、拭き取ったあとはすぐに修理に出してください。
なるべく早くショップ等に持参していただいた方が助かる率が高くなります。
乾燥
風通しのよいところに置いて最低1日は乾燥させましょう。
ジップロックなどに乾燥材と一緒に入れておくとより効果的です。
ドライヤー等の熱風で乾かしてはいけません。
精密機械ですので基盤を痛めたりする可能性があります。
修理に出す
乾燥後普通に使えても、予期せぬ時に使えなくなったりすることもあります。
一度専門店で処理してもらった方が無難ですので、なるべく早くショップに持参するようにしてください。
ショップに出せば、アドレス帳や写真などの大切なデータを保管したり復活させたりすることができます。
現在では正規ショップだけではなくいろいろな修理やデータ復活の専門企業があり、電源が入らないスマートフォンからデータを取り出したりしてくれます。
「iPhone データ復旧」等で検索すればWebサイトが出て来ますので、一度電話で相談することも一つの方法です。
iPhoneが水没したときの注意点
イヤホンジャックや充電コネクタ等の中の水を出そうとして、iPhoneをトントンしたり振ったりしてはいけません。
カバーやアクセサリの撤去や水分の拭き取りはなるべく静かに反転させたりしないようにして行いましょう。
充電してはいけません。
充電コネクタを拭いても見えない水分でショートして電池が壊れてしまうこともあります。
iPhoneの補償サービスを利用する前に
補償サービスは例えば1年に1回買替を行っている人であれば入る必要もないかもしれませんが、スマホの盗難は増加の一途をたどっていますので充分に気を付ける必要があります。
また現在は防水・防塵機能が付いた機種も多く出ておりますので、コップが倒れて濡れたくらいでは問題ないと思います。
ただしジャックやコネクタ部が濡れた場合は念のために「電源OFF」、「カバー等を取り除く」、「水分を拭き取る」まではやっておいた方が無難です。
さらに水没させた場合も、本記事の処置や注意事項を参考にしていただければと思います。
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