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iPhoneの電源が入らない場合の対処法と修理先について

iPhoneの電源が入らないトラブルはしばしば起こりうることですが、その原因はひとつだけではなく、原因毎に対処法も違ってきます。

ここでは、iPhoneの電源が入らなくなる原因と原因に応じた対処法を解説します。

iPhoneの電源が入らず起動しない原因

iPhoneの電源が入らなくなる理由はいくつもありますが、その原因は、システム等ソフトウェアの不具合と、本体の部品や基盤の故障の、大きくわけて2つに分類できます。

ソフトウェアの不具合を原因とするケース

iPhoneの電源が入らない症状のうち、原因がソフトウェアの不具合に起因するものは、ユーザー自身が自宅で対処できる可能性のある、比較的軽い症状と言うことができます。

対処法の手順通りに操作を行うだけで、電源が入らなくなる症状が改善されることが多いので、お手持ちのiPhoneの電源が入らなくなった場合は、以下に説明する対処法を試してみてください。

ソフトウェアによる不具合①:アップデートの失敗

ソフトウェアに起因する電源が入らない不具合の中でも、特に多い要因となるのが「アップデートの失敗」です。

iPhoneでは、OSであるiOSの更新が定期的に発生します。

これは機能の追加・バグの修正などに必要となる作業ですが、そのアップデートに何らかの理由で失敗すると、電源が入らない不具合が発生することがあります。

Wi-Fi環境でWi-Fi接続が切れることで発生することが多く、iTunesマークやコンセントマーク等と呼ばれる表示が画面に出たまま起動しないという症状の原因でもあります。

ソフトウェアによる不具合②:本体のスペック低下

本体のスペックが低下することも、電源が入らないトラブルの発生要因となります。

iPhoneは頻繁に新型モデルが発売されていますが、年々その価格が高額になるにつれ、3年以上の長期に渡って旧モデルを使用するユーザーも増えています。

しかし、長年酷使するほど故障の発生頻度は高くなり、スペックの低下も免れません。

ソフトウェアに起因する電源トラブルのうち、原因を特定できないものの多くは、こうした本体スペックの劣化によるものですが、これは電化製品としての寿命でもあり、有効な対策はありません。

ハードウェアの不具合を原因とするケース

スマートフォンはその用途のため、日頃どうしても酷使することになる電化製品です。

そのため、物理的な要因による故障=ハードウェアの不具合が生じ易いことは否めません。

iPhoneでもハードウェアによる不具合はソフトウェアに起因するものより発生しやすく、電源が入らないトラブルは多くがハードウェアの不具合を原因とするものです。

ハードウェアによる不具合①:バッテリーの故障

電源が入らないトラブルの中でも特に多いのが、バッテリーの不具合によるものです。

バッテリーは消耗品でもあるため、日常的に使用と充電を繰り返すことで劣化していきます。

特に故障を起こす原因に心当たりがなくても、バッテリーの不具合は発生しやすいものとなっています。

ハードウェアによる不具合②:充電ケーブル・アダプタの故障

充電用のLightningケーブルやアダプタの故障というのも、電源が入らなくなる原因となります。

ケーブルやアダプタの不調により充電ができなくなることが原因であり、差し込みが壊れるなど複数の要因が考えられます。

ゴミやホコリの付着による接触不良も考えられます。

ハードウェアによる不具合③:水濡れや水没

日常的にスマートフォンを利用する上で起こりがちなトラブルのひとつが、スマホが水に濡れたり、水没するというものです。

水没させた直後の見た目は平気であっても、後日になってトラブルが起こることもあります。

浴室などの湿気の多い場所に放置することも、水分が本体内部へ侵入する原因となります。

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iPhone 7以降の機種には防水性能がありますが、長期にわたって使用するうち、防水性能が低下することもあるので要注意です。

ハードウェアによる不具合④:液晶画面の故障

厳密には電源が入らない故障には該当しませんが、液晶画面が故障し、画面表示がされないというトラブルが稀にですが発生します。

この場合、電源が入っていても画面表示がされないため、電源が入っていることが確認できなくなります。

サイレントマナーに設定しているとこのような症状が出ることもあります。

iPhoneの電源が入らない・起動しない場合の対処法

システムやソフトウェアの不具合による電源が入らないトラブルの場合、いくつか対処する方法があります。

また、ハードウェアが原因の場合でも、対処できるケースもあります。

対処法①:再起動する

iPhoneを強制再起動することで電源が入る場合があります。

強制再起動の操作方法はモデルによって異なります。

  • iPhone 8以降のモデルでは「音量上げ」と「音量下げ」を順番で1回ずつ押し、電源ボタン(サイドボタン)を10秒以上長押し
  • iPhone 7では「音量下げ」んボタンと電源ボタンを同時長押し
  • iPhone 6ではホームボタンと電源ボタンの同時長押し

となっています。

対処法②:「iTunes」によるiPhoneの復元

再起動では直らない場合、iPhoneを復元することで直る場合があります。

iPhoneをiTunesがインストールされているPCに接続し、iTunesから接続されているiPhoneを選択、「iPhoneを復元する」を実行します。

なお、バックアップがあれば復元時に自動的に元の状態に復旧されますが、バックアップを取っていない場合、iPhoneが初期化されてしまうので注意が必要です。

対処法③:ケーブル・アダプタの確認とコネクタの掃除

充電できずにバッテリー切れを起こしたことが電源が入らない原因の場合は、ケーブルやアダプタを確認してください。

ゴミやホコリの付着で接触不良を起こしている場合は掃除を行い、破損が見られる場合は交換します。

純正品以外を使用している場合は純正品に交換してください。

自分で対処できない場合の対応方法

上述の対処法でも電源が入らない場合はiPhoneを修理に出す必要があります。

また、ケーブルやアダプタを始め、周辺機器の見直しでトラブルが解消する場合もあります。

メーカーやキャリアショップに修理を依頼する

iPhoneの修理を依頼することが可能な場所は、主にメーカーであるAppleの「Apple Store」、もしくは使用中のiPhoneを購入した「Softbank」「au」「docomo」のキャリアショップがあります。

Apple StoreのGenius Barに修理を依頼する場合、保証期間内でかつAppleCareに加入している場合は無償で修理可能ですが、水没や落下など保証対象外の原因による故障の場合は有償となります。

保証期限外の修理に関しては、モデルによって修理費が変わります。

また、電源が入らない場合「本体交換」となることがあり、機種のよっては6万円以上の費用がかかることがあります。

キャリアショップでの対応は、契約しているキャリアの契約内容をご確認ください。

周辺機器の見直し

原因が周辺機器にある場合もあります。

特に電源が入らない原因が充電不足の場合は、周辺機器のチェックも欠かさず行いましょう。

純正品ではないケーブルやアダプタは、Appleの定める品質基準を満たしていないものも多く、故障が発生する原因ともなります。

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また、充電時に電源を取るPCのUSBポートのトラブルの可能性もあります。

ケーブルやアダプタに純正品以外のものを使用している場合は交換する、別のUSBポートに挿してみる、などの対処法も試してみてください。

万一の場合のためのバックアップを欠かさずに!

電源が入らないトラブルの場合、解消できても本体が初期化してしまうこともあります。

元の環境のままiPhoneの使用を続けたいのでしたら、定期的なバックアップを取ることを欠かさないよう、習慣づけるようにしましょう。

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