LINEなどのSNSを便利に使えるスマートフォンは、現在では多くの方が所持しています。
しかし、便利な反面、ガラケーよりも利用料金が高くなることをデメリットに感じている人も多いでしょう。
そんな料金の安さを重視したい人に注目されているのが、格安スマホです。
格安スマホとはなにか、なぜ安いのか、乗り換えを検討している人向けの情報を集めました。
目次
格安スマホが安い理由
格安スマホは大手キャリアと比較すると、月々の使用料金が安い傾向があります。
安い理由はきちんとあるので、怪しいと不安にならずに安心して契約してください。
通信回線をレンタルしている
格安スマホを提供している事業者(MVNO)は、大手キャリアの通信回線を借りています。
通信回線を自分たちで1から作って、提供しつづけるにはとてもコストがかかるためです。
基地局の定期的なメンテナンス費用などもかかります。
そこで、MVNOは大手キャリアにレンタル費用を支払うことで、通信回線にかかるコストを削減しているのです。
レンタル費用の方が通信回線を新しく開発して、それを維持していく費用よりも安いので、大手キャリアよりも安く提供できます。
実店舗を持たないところが多い
MVNOの多くは実店舗を持たず、インターネット上でやりとりを完結させるところが多いです。
実店舗を持たないことで店舗の家賃や電気代などの運営費と人件費を削減しているのです。
実店舗がないと、契約方法や何かあったときのサポートはどうするのか、不安に感じる人もいるでしょう。
実店舗がないところは、インターネットやメールで対応してくれるので大丈夫です。
実店舗にかけるコストを削減する分、月々の使用料金が安く済むのが安い理由の1つとなっています。
宣伝費用をかけていない
MVNOの中には、テレビCMなどの宣伝費用をかけないところもあります。
宣伝費用を削減することで、月々の使用料金を抑えているというわけです。
中にはCMを放映しているところもありますが、大手キャリアの系列のMVNOや、大手企業が提供している格安スマホのところが多く見られます。
格安スマホのメリット
格安スマホは月々の使用料金が安いだけではなく、他にもメリットはあります。
メリットについて知りたい方はここを読んでみてください。
月額使用料が安い
格安スマホと言えば、その名の通り「月額使用料が安い」のが一番のメリットです。
大手キャリアでスマートフォンを契約すると、月々7,000~10,000円程度かかるところが多く見られます。
格安スマホでは、月々1,000円程度から利用できるところがあるので、月額使用料を抑えたい人にはとてもうれしいサービスです。
最低契約期間が短いところが多い
大手キャリアでは、一度契約をすると2年は解約できないなど、最低契約期間を設けているところが多いです。
格安スマホは最低契約期間が短いところが多く、半年や1年程度で契約可能なところもあります。
中には最低契約期間がないところもあるので、2年間は長い、数ヶ月使ってから他のところも検討したい、という方にも違約金がかからないのでお得です。
独自のオプションサービスがある
格安スマホは独自で提供しているオプションサービスも魅力です。
例えばLINEモバイルは、LINEアプリを利用したメッセージの送受信や、ニュースの閲覧時のパケット代が無料となるのも、独自のオプションサービスと言えます。
大手キャリアでもオプションサービスを提供しているところは多いですが、格安スマホならば月額使用料金が安く、さらに独自のオプションサービスも利用可能というわけです。
格安スマホのデメリット
格安スマホにはメリットがたくさんありますが、メリットがあればもちろんデメリットもあります。
メリットと一緒にデメリットもしっかり覚えておいてください。
キャリア決済が使えない
大手キャリアでは、キャリアが独自に提供しているIDを使って決済できるサービスを提供しています。
格安スマホでは、このキャリア決済が使えません。
クレジットカードがあれば問題ないと思う方も多いですが、公式サイトの利用料金など一部キャリア決済のみ対応のサービスがあります。
普段利用しているサービスの決済方法を事前に調べておきましょう。
キャリア決済のみ対応のところは、格安スマホにすると使用ができません。
キャリアメールが使えない
キャリアメールを格安スマホでは使うことができません。
最近ではLINEで連絡を取る人も多く、関係ないと思うかもしれませんが、仕事などの都合でキャリアメールを使っている人は注意してください。
格安スマホに乗り換えした時点で、今までのキャリアメールが使えなくなります。
格安スマホを提供している事業者によっては、キャリアのアドレスとは違いますが、メールアドレスを発行してくれるところもあります。
メールアドレスを発行してくれない場合はGoogleやYahooなどのフリーアドレスを使えばメールはできますが、アドレス変更の連絡をする手間がかかるので覚えておきましょう。
通信速度が大手に比べて安定しにくい
格安スマホは大手キャリアの通信回線を借りています。
自社回線を持たないからこそ安く利用できるのですが、その分通信速度が不安定という点がデメリットです。
特に12~13時のお昼の時間帯や17~18時の夕方の時間帯など、利用者が多い時間帯は混雑するので通信速度が遅くなることや、つながりにくくなることもあります。
Wi-Fiを利用するという手もありますし、LINEのやり取り程度ならばそれほど気にすることもないでしょう。
使用料金の決済方法が限られている
大手キャリアの場合、月額使用料の決済はクレジットカード決済・銀行口座から引き落とし・振込用紙での払い込みなど、様々な決済方法から選ぶことができます。
一方、格安スマホの場合は、クレジットカードのみ対応のところが多いです。
契約時にクレジットカードの情報が確認できないと、契約ができないところがほとんどだと思ってください。
契約者本人の名義のクレジットカードではないとダメです。
配偶者や親のカードで支払いをしようと思っている方は、自分名義のクレジットカードを用意しておきましょう。
実店舗がないところが多い
MVNOの多くが実店舗を持ちません。
インターネット上で専用フォームから契約手続きをして、身分証明書などの必要書類は、郵送や画像で送るなどで済ませます。
店舗の営業時間に合わせて来店する手間がかからないのがメリットですが、自分で手続きをするのが苦手という人にはデメリットでしょう。
スタッフと対面で直接やり取りをしたい人は、実店舗のあるUQモバイルやY!mobileを選ぶと安心です。
サポートが不十分と感じる
実店舗がないところが多いので、何かわからないことがあれば直接電話やメールで問い合わせる必要があります。
MVNOの中にはメールやHP上の専用フォームからしか、問い合わせに対応していないところもあるのです。
問い合わせてから時間がかかることもあります。
実店舗がないMVNOだとサポートの迅速さは期待しにくいでしょう。
希望する通信回線に対応していないことがある
MVNOは、自社で通信回線を持っていません。
大手キャリアであるドコモ・au・ソフトバンクのどれかの通信回線をレンタルしています。
MVNOによってレンタルしている通信回線が違うので、使える回線が変わってしまうのです。
Y!mobileはソフトバンク回線のみ、UQモバイルはau回線のみとなっています。
自分が使いたい通信回線が対応しているか、契約前に必ず調べておきましょう。
特にソフトバンク回線を扱っているMVNOは少ないです。
ちなみに端末によっても、利用できる通信回線が限られているので、利用したい端末に希望の通信回線が対応しているかの確認も忘れないでください。
故障したときに手続きが面倒
MVNOの多くが実店舗を持ちません。
そのため、もし故障した場合はサポートへ問い合わせて修理の手続きをする必要があります。
MVNOによっては、修理に出している間代替え機のレンタルサービスがない、宅配で端末を修理に出すので修理完了までに時間がかかるなどのデメリットがあるのです。
修理に時間がかかる場合のことを考えて、2台持ちする人や非公式ですが街の修理屋さんに頼む人もいます。
不安な方は修理時のサポートがどうなっているか、修理完了までの期間について契約前に確認しておきましょう。
自分で設定する必要がある
実店舗のないMVNOで契約をすると、SIMカードと選択した機種が郵送で自宅に届きます。
自宅に届いたら、自分でSIMカードを入れて必要な設定をしないと、いつまで経ってもメールも電話も使えません。
自分で設定をすることが苦手な人や、わからない人は困るでしょう。
HP上に自分で設定をする方法を解説していますが、どうしてもできない場合は、問い合わせすれば教えてくれます。
実店舗のあるところを選んで、直接スタッフに対応してもらうという手もあります。
対応機種が限られている
MVNOでは、大手キャリアが提供しているスマートフォンを全て同じように使えるというわけではありません。
例えばY!mobileはソフトバンク系列のMVNOですが、ソフトバンクでは契約できるiPhone11は対応しておらず、iPhone7までしか契約できないのです。
他の機種に関しても、取り扱っているメーカーが限られている、古い機種しか対応していないところもあります。
契約したい機種が決まっている場合は、対応しているか事前に調べておきましょう。
格安SIMとMVNOってなに?
「格安SIM」「MVNO」がよくわからないという方も多いでしょう。
この2つは格安スマホを契約するために、覚えておいた方がいい言葉ないで、これを機に覚えてください。
格安SIMは安いSIMカード
スマートフォンを利用するときには、SIMカードを入れなくてはいけません。
格安SIMはその名の通り、大手キャリアよりも安いSIMカードのことです。
スマートフォンに格安SIMを入れれば格安スマホが出来上がり、利用できるようになります。
大手キャリアで使っていたスマートフォンでも、SIMフリー機種ならばSIMカードを格安SIMに入れ替えれば使うことが可能。
機種を買い替えなくても月額使用料を抑えることができます。
MVNOは格安SIMを提供している会社
MVNOは格安SIMを提供している会社のことを言います。
LINEモバイルや楽天モバイル、UQモバイルなどは全てMVNPです。
大手キャリアでは、他のキャリアへ乗り換えるときに電話番号を変えずに済むMNPを利用できますが、MVNOに乗り換えるときでも利用可能となっています。
MVNOを比較するときのポイント
格安スマホの需要が高まってきて、MVNOも増えてきました。
どこで契約しようか、悩んだときにはポイントを絞って比較すれば大丈夫です。
価格
なんといっても価格は大切です。
ほとんどのMVNOでは、HP上で月額使用料のシミュレーションができます。
もし端末を新しく購入する場合は、端末代も忘れずに計算してください。
月額使用料は1,000円程度のところから5,000円程度のところまで様々です。
安いからいい、高いからダメということはありません。
データ容量や通話料金など、自分のニーズに合ったところを選びましょう。
通信速度
MVNOが安い理由の1つが、大手キャリアの通信回線を借りているからです。
そのため、一度に多くの人がデータ通信を使うと、回線が混雑して通信速度が遅くなることがあります。
混雑する時間帯での通信速度はどの程度か、通話やLINE・メールをするのに不便を感じないか調べておきましょう。
契約するデータプランによって、低速通信モードに切り替わることもあるので、しっかり下調べが大切です。
データ容量
大手キャリアでは希望のデータプランを選択して契約できますが、MVNOでも選べるところがほとんどです。
500MBの低容量から20GB以上の大容量まで対応しているところもあります。
自分がどの程度データ通信を使うか、契約中のキャリアのマイページで前もって調べておきそ、れに合ったプランを選びましょう。
使えるデータ容量が少ないほど安いですし、多ければその分高くなります。
どこの通信回線を使えるか
MVNOは大手キャリアの通信回線を借りていますが、全てのキャリアの通信回線を使えるわけではありません。
MVNOによってドコモのみ、ドコモとauのみ、ソフトバンクのみ、大手3キャリア全て可というように、違いがあります。
現在ドコモでMVNOでもドコモ回線を使用したいならば、ドコモ回線が使えるところを選びましょう。
またスマートフォン端末によって、利用できる回線も変わります。
使いたい端末と通信回線までしっかり調べておきましょう。
対応スマホの種類
MVNOは大手キャリアで販売しているスマートフォン端末が全て契約できるわけではありません。
MVNOによって、対応できる端末が限られています。
大手キャリアでは最新機種ばかりを販売していますが、MVNOでは古い機種が多いです。
iPhoneならば11ではなく7より前の機種しか対応していないことや、独自で販売している低スペックで安いものもあります。
特別こだわりがなければ、低スペックのものや古い機種でも使用に不便を感じることはありません。
自分がどのような目的でスマートフォンを使いたいか、確認してから端末を選びましょう。
データ容量はどのプランがいいの?
MVNOの多くが500MBの低容量から30GB程度の大容量まで、自分の好きなデータプランを選んで契約できます。
どのデータプランにするか悩んだときには、スマホを使う目的や時間に合わせて選びましょう。
ほとんど使わないならば3GB以下
ほぼ使わない人は3GB以下のプランで十分です。
メールやLINEでメッセージのやり取りを少しするだけ、ウェブページや動画の閲覧をしない人が当てはまります。
学生で初めてスマホを持つ人や、家族との連絡用に時々使うだけという方などは月3GB未満になる方が多いです。
自宅にWi-Fi環境があり、ほぼWi-Fiでスマホを使う人も、モバイル通信を利用しないのでデータプランは3GB以下の低容量でいいでしょう。
一番契約者が多い4~15GB
プランで悩んだときには、一番契約する人が多い4~15GBを選んでみましょう。
外出先ではモバイル通信だけれど家ではWi-Fiを使う人や、少しだけアプリゲームで遊ぶ人、時々動画を観ることがある人におすすめです。
初めてスマホを持つからわからない、という場合はとりあえず4~15GB程度の中容量プランにしておいて、後で利用状況に合わせてプランを変更してもいいでしょう。
動画や音楽をよく利用するなら15GB以上の大容量
YouTubeなどの動画閲覧サービスをよく利用する人、ストリーミングで音楽をよく聞く人、アプリゲームをよくダウンロードする人は、15GB以上の大容量プランを選びましょう。
動画閲覧の時間やアプリダウンロード数によっては、20~30GBでもいいくらいです。
動画の閲覧やアプリのダウンロードはデータ容量がとても多いので、低容量から中容量のプランではすぐにオーバーします。
大容量プランにすると大手キャリアと価格がそれほど変わらないこともあるので、契約前に料金シミュレーションはしっかりとしてから契約しましょう。
MNPってなに?
他社へ乗り換えするときに、現在契約中のキャリアのスタッフから「MNP」を利用するか聞かれます。
よく聞く言葉だけれど今更聞けない、と困らないように覚えておきましょう。
乗り換え前の電話番号を使える
MNPとは「携帯ナンバーポータビリティ」の略です。
今使っているスマートフォンの電話番号を、他社に乗り換えても使える制度のことを言います。
メリットは、他社へ乗り換えしても電話番号が変わらないので「番号が変わりました」と友人や職場関係の人へ連絡する手間暇がなくなることです。
有効期限がある
MNPを利用するならば、現在契約中のキャリアで「MNP予約番号」を発行してもらう必要があります。
これは乗り換え先のキャリアに提出するものです。
有効期限が発行した日を含めて15日となっています。
有効期限が切れるとその番号は使えないので気を付けましょう。
だいたい有効期限が10日以上残っていないと、手続きの関係上受け付けてもらえません。
発行してもらったら、早めに乗り換え先に提出して乗り換えを完了させてください。
もし期限が切れてしまったら、再度新しいMNP予約番号を発行してもらいましょう。
有効期限が切れても問題なし
MNP予約番号は発行した日を含めて15日という有効期限があります。
もし有効期限が切れてしまったらどうすればいいのか、不安になる方も多いでしょう。
期限が切れても特に罰金や手数料を支払う決まりはありません。
その番号はもう使えないので、再度新しいMNP予約番号を発行してもらえば大丈夫です。
乗り換え先に期限内のMNP予約番号を提出して、転入手続きが完了したときのみ、現在使っているキャリアに転出手数料がかかります。
料金については契約中のキャリアに確認してください。
乗り換え前にやること
乗り換えを決めたら、今契約している大手キャリアで乗り換えするために必要な手続きを行います。
1つでも忘れてしまうと、最悪乗り換えができないこともあるので注意してください。
MNP予約番号を発行してもらう
現在使っている電話番号を、MVNOに乗り換え後も使うことができます。
この制度をMNPと言い、利用するには手続きが必要です。
契約中のキャリアでMNP予約番号を発行してもらうところから始めます。
発行日を含めて15日で期限が切れるので注意しましょう。
多くのMVNOでは、MNP予約番号の有効期限が10日以上残っていないと乗り換えできないと決まっています。
予約番号の発行は乗り換え手続きの直前がおすすめです。
必要書類を準備する
現在契約中のキャリアを解約するために、必要な書類を確認して準備しましょう。
だいたい身分証明書・利用中の端末・利用料金の引き落としできるクレジットカードが確認できるもの、があれば大丈夫です。
MVNOでは、料金の引き落としがクレジットカードのみのところも多いので、事前にクレジットカードを作っておきましょう。
不安な場合は直接ショップへ問い合わせるか、HPで確認してください。
違約金の確認
大手キャリアでは、最低契約期間を設けているところがほとんどです。
自分が何年で契約しているか、今解約すると違約金がかかるか確認しておきましょう。
違約金は契約更新月や前後1ヶ月程度ならば、かからないこともあります。
現在の契約プランを確認してください。
WEB上の自分専用のマイページで確認するか、実店舗へ直接来店する、または各キャリアの専用窓口へ電話して問い合わせましょう。
月額使用料の支払い方法と金額の確認
大手キャリアを解約するときには、解約するときまでの使用料金を精算させる必要があります。
当たり前のことですが、これを忘れている方も多いです。
月額使用料金とMNPを利用して乗り替える場合はMNP転出手数料がかかります。
ドコモとauは2,200円(税込)、ソフトバンクは3,300円(税込)です。
解約するときにはこれらの支払いが必要となるので、いくらになるのか確認しておきましょう。
支払い方法については、口座振替のみ、振込用紙のみなど指定があるので、スタッフに聞いてください。
SIMロックを解除する
現在利用中のスマートフォン端末を、MVNOでも継続して利用したい場合はSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックを解除しないと、MVNOで発行したSIMカードを使えません。
MVNOで新しく端末を購入する方や、SIMフリー端末を持っている方はロック解除の必要はないので気にせず大丈夫です。
SIMロックを解除したい場合は、直接店舗へ行ってスタッフに相談してください。
アプリなどのデータ移行をする
LINEなどのSNSアプリは、乗り換え後も違う端末で同じアカウントを利用して使い続けることができます。
継続して使いたい場合は、アカウント設定をする、データのバックアップを取るなどの必要な作業があるので、乗り換え前に移行をしておきましょう。
電話帳や画像データなどの消えては困るデータのバックアップも忘れずにしてください。
外部サービスの解約や移行手続き
大手キャリアの公式サイト以外のサービスを利用している場合は、解約をするかMVNOでも継続して利用できるように手続きをしておきましょう。
この手続きを忘れてしまうと、大手キャリア解約後も月額会員費がかかることがあります。
契約中の有料サービスがある場合は、忘れずに解約か移行手続きをしてください。
今後も継続して利用したい場合は、アカウント情報を変更しなくてはいけないこともあります。
キャリアのメールアドレスで登録していた方は、メールアドレスの変更手続きをしておきましょう。
乗り換えの流れ
乗り換えの準備ができたら、いよいよMVNOに乗り換えます。
MVNOへ乗り換えるときの流れを覚えておきましょう。
MVNOに契約を申し込む
お目当てのMVNOに新規契約の申し込みをします。
契約時に「MNPを利用して乗りかえる」を選んでください。
MNPを利用せずに新規契約をする場合は、通常の新規契約で大丈夫です。
MNP予約番号の有効期限が残っていることを確認して、店舗やネット上で申し込みをしましょう。
必要書類を提出する
契約時には必要書類を用意しましょう。
免許証やパスポートなどの公的な身分証明書、クレジットカード情報、他社から乗り換えする場合はMNP予約番号も忘れないでください。
MVNOによって多少の違いはあるでしょうが、だいたいこの3つがあれば大丈夫です。
特に支払い方法にクレジットカード払いを指定しているところが多いので、クレジットカードは手元に用意してください。
SIMカードと端末を受け取る
契約手続きが無事に済めば、SIMカードと購入した端末が宅配や郵送で自宅に届きます。
SIMカードが自宅に届くまで、契約申し込みから時間がかかるので、スマホを使えない期間ができてしまうことを不安に思うかもしれません。
最近のMVNOは即日発送対応のところも増えてきました。
さらに受け取るまで乗り換え前のSIMカードを利用できるようになっていますので、その点は心配いらないです。
どうしても不安な場合は、実店舗があるMVNOを選びましょう。
実店舗で手続きをした場合は、その場でスタッフから受け取ることができます。
設定を済ませる
SIMカードと端末を受け取ったら、自分で設定をします。
端末にSIMカードを入れて、初期設定を行うのですが、やり方については各HP上で説明されているのでそちらを参考にすれば大丈夫です。
どうしてもわからない場合は、サポートに問い合わせてみましょう。
乗り換えをお得にする方法
他社へ乗り換える場合には解約金や事務手数料など、意外とお金がかかるものです。
乗り換えをお得にする方法がいくつかあるので、できるものはやってみましょう。
契約更新月を逃さない
大手キャリアでは24ヶ月ごとに契約を更新する縛りがあります。
契約更新月や更新月の前後1ヶ月以内など、決められた期間内に解約しないと、解約金がかかってしまうのです。
解約金は1万円程度取られるので、大きな出費となります。
解約金がかからないように、契約更新月前後で乗り換えをしましょう。
それだけで1万円もお得になります。
キャンペーンを利用する
MVNOの多くで、新規契約者や他社からの乗り換えの方向けにキャンペーンを実施しています。
例えばY!mobileやUQモバイルでは、対応機種を下取りに出すと下取り金額を月額使用料から割り引いてくれるのです。
Y!mobileの場合はPayPayで還元してくれます。
もう使わない端末をただ眠らせておくならば、キャンペーンを利用して下取りに出し、割引制度やポイント還元サービスを受けたほうがお得です。
割引制度を利用する
同じMVNOに家族で契約すると、子回線が割引になる家族割引を適用しているところもあります。
家族の誰かがMVNOを契約しているならば、同じところにした方が請求を1つにまとめられて便利でしょう。
他にも学生割引や60歳以上のシニア割引など、MVNOごとに月額使用料を割引にするサービスを提供していることが多いです。
スマホを買取りに出す
現在使っている端末を乗り換え先では使わない場合は、買取りに出す方法があります。
買取業者に売ると、機種やお店によって違いはありますが10,000円~40,000円くらいで売れるのです。
買取りは店頭へ持ち込みする方法だけではなく、インターネットで受け付け可能なところや、宅配・出張買取可能な業者もあります。
水没させたことがある、電源が入らないなどの場合は買取価格が下がることや買取不可になることもあるので注意しましょう。
複数の買取業者を比較して、一番高値で売れるところを探してください。
おすすめのMVNO
どこのMVNOで契約しようか悩んでいる方も多いでしょう。
いくつかおすすめのMVNOを紹介するので、自分のニーズに合った場所を探してください。
Y!mobile
大手キャリアの1つであるソフトバンクが運営するMVNOです。
利用可能な回線はソフトバンクのみとなります。
キャリア決済が利用できるのと「@ymobile.ne.jp」のアドレスの取得が可能です。
大手キャリアと同じように使えるのがメリットと言えます。
最低契約期間の縛りがないので、試しに使ってみたい、契約期間の縛りがないところを探している方におすすめです。
かけ放題プランをオプションで付けることができるので、仕事などで電話をよく使う方にも向いています。
実店舗が多いので、スタッフと対面で契約したい方にも人気です。
楽天モバイル
楽天市場などで有名な楽天株式会社が運営するMVNOです。
楽天会員だと月額使用料が安くなる、支払いに楽天ポイントを使えるなど独自のサービスが豊富なので、楽天会員ならばお得に利用できます。
楽天会員のアカウントは無料で作ることができるので、契約前に作っておくといいでしょう。
通信回線はドコモとauが利用可能です。
実店舗は少ないですがいくつかあります。
「楽天でんわ」という専用アプリを使って通話をすれば、1回10分以内の通話がかけ放題となります。
長い通話はしないけれど、数分程度の短い通話を何度もする方には向いているでしょう。
UQモバイル
auのグループ会社であるUQコミュニケーションズが運営しているMVNOです。
利用可能な通信回線はauのみとなります。
通信速度の安定性はMVNOの中でもトップクラスです。
動画を観ているときに止まってしまうのが嫌、アプリのダウンロードが多くて時間をかけたくない方など、通信速度の安定性にこだわる方には向いています。
キャリア決済が可能です。
実店舗が多く、店舗で契約したい方やサポートの充実さを求める人には人気があります。
mineo
関西電力のグループ会社であるオプテージが運営しているMVNOです。
大手3キャリアのドコモ・au・ソフトバンクの全ての回線を利用できます。
mineoは契約しているユーザー同士のやりとりが可能で、余ったデータ容量を分け合えるというサービスを展開しているのが特徴です。
今月使いすぎて困ったときでも、余っている人からデータを分けてもらえます。
データ通信専用SIMの取り扱いがあるので、通話機能はいらないという方にも人気です。
BIGLOBEモバイル
インターネットプロバイダのBIGLOBEが運営するMVNOです。
通信回線はドコモ・auとなります。
「シェアSIM」というサービスを提供しており、1つのSIMプランのデータ容量を複数の端末で分けて使うことが可能です。
スマホとタブレットを2台持ちたい方に便利なサービスでしょう。
そして「エンタメフリー」という、YouTubeなど指定の動画や音楽サービス利用は、データ使用がカウントされません。
低容量のデータプランでも十分に楽しめるオプションが人気です。
家電量販店に実店舗があるので、対面で契約したい人にも向いています。
データ容量を使いきれなかった場合は、翌月に繰り越しが可能です。
料金を抑えて楽しくスマホを使おう
格安スマホへの乗り換えは、大手キャリアと比較して月額使用料が安くなる傾向が高いです。
大手キャリアと比較して安い分、もちろん少しのデメリットはあります。
しかし普通に電話をする、LINEでやりとりをする程度など、こだわらなければ問題なく使えるので心配はいりません。
高いイメージのあるスマートフォンですが、料金を抑えて楽しく使ってください。
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