子供たちにスマホを与えるときには、誤用するとどんな危険があるかをよく説明することが大切です。
加えて、上手にスマホを使うことができるよう親がサポートしてあげること、つまりペアレンタルコントロールも重要なポイントとなります。
では、ペアレンタルコントロールの基本的な構成要素と、代表的なペアレンタルコントロールツールであるGoogleファミリーリンクおよびスクリーンタイムの機能についてチェックしていきましょう。
目次
ペアレンタルコントロールでモバイル機器を快適に使う
ペアレンタルコントロールは「親(Parent)による管理・制御(Control)」という表現が基礎となっており、子供がモバイル機器を安全に利用できるよう、親が責任をもってサポートするという意味合いを伝えています。
インターネットサイトやアプリの中には、青少年に不健全な影響を与えかねない情報やコンテンツを含むものが数多くある一方で、好奇心が強い子どもたちは何も疑うことなくそうした情報を取り入れてしまい、トラブルに巻き込まれてしまうということがあるのです。
閲覧する情報そのものは有害でないとしても、ネットサーフィンやゲームアプリなどを毎日長時間行うことで、勉強の習慣が損なわれてしまったり、生活習慣が乱れてしまったりというネガティブな影響も懸念されます。
ネット中毒から睡眠不足になって健康を損なうというのは親として看過できない状況でしょう。
そうしたリスクを避けるためにも、子供がスマホデビューをする際にはペアレンタルコントロールの導入が不可欠となります。
フィルタリングでレーティングに抵触するサイトをカット
フィルタリングはペアレンタルコントロールの要となる機能です。
これは、青少年が閲覧するのに適していないと判断された情報を自動的にブロックして、スマホの画面に表示させないという働きをします。
ページ内に表示される広告やリンクの内容に関しても精査をして、不適切と判断されたものはやはり非表示扱いとなるのです。
フィルタリングのベースとなるのは「レーティング」です。
これは情報の閲覧に関して対象となる年齢を指定するシステムで、「全年齢対象」の他に、「12歳以上推奨」や「15歳以上推奨」といった項目があります。
親はフィルタリングを設定する際に、どのレベルの制限を課すのかを決めなければなりません。
小学生から中学生あるいは高校生へと子供の年齢が上がるにつれて、親がレーティングを緩和するというケースも見られています。
フィルタリングの設定方法
フィルタリングの設定には、専用のアプリをインストールするか、もしくはスマホを契約している携帯電話のキャリアへ相談するとよいでしょう。
アプリの場合、希望する機能を持つアプリを探す必要があるだけでなく、細かい設定などもすべて自分で行う必要があります。
一方、キャリアでは依頼すれば担当者が詳細な調整などをしてくれるので、モバイル端末の操作があまり得意ではないという人にはおすすめです。
検索フィルター
検索フィルターとは、GoogleやBingなどの検索エンジンを利用する際に、表示結果からレーティングに抵触するサイトを除去する機能の総称です。
Googleの場合はセーフサーチという呼称で知られています。
スマホで使用しているブラウザの設定画面から簡単な調整を行うことで、検索フィルターの各機能が有効となるので、アダルトサイトなどが子供たちの目に触れるリスクを少しでも減らしたいという人はチェックしておきましょう。
機能制限もペアレンタルコントロールのカギ
スマホの中で利用できる機能を制限するというのもペアレンタルコントロールの肝要な要素です。
新しいアプリのインストールやアプリ内の課金ができないようにしたり、ネットへ接続できる時間帯を制限したりできます。
また、スマホの使用時間が一定時間を超えると使えなくなったり、親のスマホへ通知がされたりといった設定も可能です。
こうして特定の機能を制限することで、子供がスマホへ過度に依存してしまうという事態をある程度予防する効果が期待できるでしょう。
機能制限を行う際にはスマホ内にあるツールやアプリを活用しましょう。
Android端末であればGoogleファミリーリンクが便利です。
一方、iPhoneを子供に与える予定ならスクリーンタイムの設定を調整しておく必要があります。
Googleファミリーリンクとは
GoogleファミリーリンクはGoogle社が提供しているAndroid端末向けデジタル管理サービスのことで、13歳未満の子供がスマホをはじめとするデジタル機器を利用する際に健全な活用ができるようサポートすることを主な目的としています。
1つのアプリをインストールすることで機能制限だけでなく、子供の現在地確認機能なども利用できるため、汎用性の高いアプリとして好評です。
Googleファミリーリンクで制限できる内容は大きく分けて3つあります。
アプリの使用を制限
特定のアプリを制限して使用できなくすることに加え、アクティビティリポートを通してどのアプリをどのくらいの時間使用しているのかチェックすることができます。
これにより、SNSなどの使い過ぎをすぐに察知することができるでしょう。
1日当たりの利用時間を制限
毎日の利用時間を制限することで、子供がスマホを使い過ぎてしまうという事態を避けることできます。
加えて、特定の時刻を過ぎたら電源を落とすように設定することも可能です。
レーティングサイトの閲覧を制限
年齢制限がかかっているサイトの閲覧を完全にブロックすることができます。
アプリやゲーム、電子書籍や動画の閲覧などに関してもレーティングを参考にして制限をすることが可能です。
スクリーンタイムとは
スクリーンタイムはiPhone専用の機能管理ツールで、設定をするには親と子が別々のアカウントを持っていることが必要です。
スクリーンタイムではGoogleファミリーリンクと同様に3つの項目に関して制限を課することができます。
コンテンツの制限
子供が対象年齢に該当していないアプリをすべて使用不可の状態にすることができます。
設定画面からレーティングを選択するだけですぐに有効となるので大変便利です。
コンテンツの対象年齢はApp Store内で登録されている情報に準拠するものとなります。
ウェブサイトのアクセス制限
子供の年齢とレーティングを比較して、ふさわしくないサイトの閲覧はすべてブロックすることが可能です。
成人向けサイトのみブロックするのか、それとも許可されたサイトのみ表示するのかなど、複数の選択肢があるので迷う心配がありません。
常に表示を許可するサイトに関しては手動で登録をする必要があります。
アプリのインストール制限
年齢制限の有無にかかわりなく、アプリの新規インストールおよび削除プロセスを制限することができます。
既にインストールしているアプリ内での課金も制限が可能なので、高額な請求が突然届くという心配はほぼありません。
便利なアプリやツールを活用して子供のスマホライフを保護しよう
ペアレンタルコントロールは子供が安心してスマホを使うために親が行うべき重要なサポートです。
制限を課すことは何か良いものを取り上げているわけではなく、むしろ保護するための措置であるということを念頭に置いて、必ずスマホを手渡す前に必要な調整を完了しましょう。
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