子供がスマホを使うようになると、親としてはSNSやインターネットでどんな情報を閲覧しているのか心配になるところです。
詐欺まがいのサイトやアダルトサイトなどを誤ってみてしまっていないか心配になるでしょう。
そんなときに便利なのが「ペアレンタルコントロール」という機能です。
この機能を活用することで、子供たちを不健全な影響から守りつつ、安心してスマホを使うことができるようになるでしょう。
ペアレンタルコントロールの持つ主な機能は「フィルタリング」と「機能制限」の2つがあります。
目次
フィルタリングは青少年保護の観点から作られた仕組み
フィルタリングとは、インターネットサイトに含まれているデータをサーチして、健全ではないあるいは有害であると判断されたものに関しては表示しないというシステムのことです。
日本では政府主導のもとで青少年の健全育成を目指してフィルタリング包括的な枠組みが形成され、ペアレンタルコントロールという概念と合わせて周知徹底が図られています。
レーティングに抵触するページを表示しない
フィルタリングのベースとなっているのは「レーティング」という考え方です。
レーティングは、ウェブサイトや動画などに含まれる情報を精査して、対象年齢を定めるシステムで、暴力的な描写やアダルトコンテンツ、冒涜的な表現などが含まれる場合には「15歳以上推奨」や「18歳以上のみ閲覧可能」といった制限が課されます。
スマホ向けのペアレンタルコントロールでは、レーティングで何らかの年齢制限がかかっているものに関しては表示しないのが一般的で、検索エンジンを利用した結果としてランキング表示されるサイトはいずれも「全年齢対象」と認定されたものばかりです。
iPhoneやAndroidの各端末にプリインストールされている
フィルタリングの機能はほとんどの場合、iPhoneやAndroidスマホにプリインストールされており、設定の項目から調整ができるようになっています。
アクセス設定によってレーティングに抵触するサイトへのアクセスやアプリの使用は基本的にすべてパスワードの入力が必要となり、未入力のままで続行しようとするとブロックされてしまうため、子供たちが不健全な情報に接する心配はほぼありません。
パスワードを定期的に変更するようにしておけば、フィルタリングの効果を維持できるでしょう。
キャリアのサービスを利用するのも良い
国内大手のキャリア3社ではいずれもフィルタリングのサービスをオプションとして提供しています。
このオプションサービスを設定しておくと、レーティング制限のある情報を含むサイトやコンテンツはサーバーがストップしてくれるので、子供の目に触れてしまうリスクがほぼなくなるのです。
フィルタリングアプリを活用して強固なプロテクションを形成
Play StoreやApp StoreではGoogleサーチと連携したフィルタリングアプリが数多くあります。
子供たちによって不健全もしくは有害と判断されるページを自動的にブロックしてくれることに加えて、子供がどれほどスマホを利用しているかのモニタリングも可能なので大変便利です。
「ウイルス対策も同時にできるようなフィルタリングアプリが欲しい」という人には、PCやスマホ向けのセキュリティソフトの販売会社が提供するフィルタリングアプリがおすすめです。
これらの会社が制作しているアプリは有料であるとはいえ、不健全なサイトおよびコンテンツのブロックだけでなく、スパイウェアやマルウェア対策もできるという点を考慮すると、インストールする価値は十分にあると言えるでしょう。
年齢に合わせたモードが準備されているものをチョイスしよう
フィルタリングアプリはそれぞれ機能が大きく異なります。
レーティングに沿って詳細な設定ができるアプリもあれば、制作会社の定めた1つの基準のみでフィルタリングを実施するアプリもあるのです。
コンテンツブロックの有効性を見ながら徐々に調整していきたいと考えているのであれば、年齢に合わせたフィルタリングの設定が可能なアプリを選ぶとよいでしょう。
機能制限を活用することで各種トラブルを回避
機能制限は子供がスマホを通して操作できる範囲を限定することで、これにより課金トラブルやスマホの使い過ぎによる寝不足および学業への悪影響を防ぐ効果が期待できます。
フィルタリングと合わせて適用することで、子供たちはスマホをより安全に利用することが可能となるでしょう。
有料アプリの購入をブロック
Play StoreやApp Storeなどでアプリの購入ができないように制限をします。
これにより、高額のアプリを購入してしまったり、アプリ内で大量の課金をしてしまったりするというリスクを抑えることが可能です。
親は有料のアプリのみ購入をブロックするのか、それとも有料か無料かに関わりなくすべてのアプリに関してインストールを制限するのかを決めておく必要があるでしょう。
アプリの使用時間を制限
スマホの連続使用時間を制限する機能で、子供たちがスマホ中毒になってしまうという事態を避けることができます。
iPhoneであれば「スクリーンタイム」という機能を使うことで利用時間の制限を行うことが可能です。
どれほどの時間スマホを触っていたのかを計測して親のスマホへ通知するアプリも登場しており、子供たちに規則正しい生活を送ってほしいと願う親たちから大変好評を博しています。
iPhoneの場合、利用時間の他にWi-Fi通信の利用可能時間や各種アプリの使用に関しても制限をかけることが可能です。
siriで不適切なキーワード検索をできないようにするという機能も、好奇心旺盛な子供たちが不健全なサイトを見ないようにするための手段として有効でしょう。
設定を変更するためには常に親専用のパスコードを入力する必要があるため、子供だけで勝手に変更ができないという利点があります。
スマホのアカウントは親と共有しないことが大切
子供のスマホには子供専用のアカウントを作るということを徹底しましょう。
親のアカウントを使うと初期設定はスピーディーにできる一方で、フィルタリングなどの設定がややこしくなってしまいます。
クレジットカード決済などの情報がアカウントと紐付けられていると問題が複雑化するリスクが高まるでしょう。
子供のアカウント設定および管理は親が実施
子供のアカウントは子供ではなく親が管理するというのがペアレンタルコントロールを成功させるカギです。
設定の変更をしたいときには必ず親に依頼するというプロセスを確立することで、子供はスマホの使用に関して問題を抱えにくくなるでしょう。
有害な影響から子供を守りたいならペアレンタルコントロールの活用は必須
アダルトサイトやフィッシングサイトの数は増え続けているとされており、その被害額も大きくなっています。
個人情報の防衛に関する知識をあまり持たない子供たちを守るためには、ペアレンタルコントロール導入が不可欠です。
ただし、子供のスマホに制限を課す際には、なぜそれが必要なのかをしっかりと話し合うことが大切です。
誤った使い方をすることでどんな危険があるのか、生活にどんな悪影響が及ぶのかに関して、実例を挙げて説明をするなら子供は納得しやすくなります。
また、ルールを設定したなら、その運用法を親が遵守することも不可欠でしょう。
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