LINEのトーク履歴が突然消えてしまった経験があるという方は少なくないでしょう。
重要なデータが消えたりすると大変です。
そのようなことにならないよう、ここではLINEのトーク履歴の保存法と、バックアップを使った履歴の復元方法を解説します。
目次
LINEのトーク履歴が消えてしまう原因
LINEのトーク履歴が消えてしまう理由については、操作ミスによるもの以外、いくつかの原因が考えられます。
まずはどのようなことでトーク履歴が消えるという現状が起こってしまうのか、その原因について説明します。
原因1:アップデートの際の一時的な不具合
LINEアプリをアップデートした際に、トーク履歴が消えてしまうことがあります。
これはアップデートしたアプリの不具合によるもので、運営による不具合修正を待つ以外の手段がありません。
また、アプリではなくLINEのホストの不調が原因で起こる場合もありますが、同様に運営側の対処を待つしかありません。
原因2:機種変更
スマートフォンの機種変更をしてLINEのトーク履歴が消える、ということもよくあります。
これは機種変更の際に行ったLINEデータの引き継ぎに失敗した場合に起こります。
バックアップがあれば復元が可能です。
原因3:友だちがLINEのアカウントを削除、もしくは退会している
特定の「友だち」の履歴だけが消えている場合は、その友だちがLINEを退会した、あるいはアカウントを削除したことが考えられます。
該当する友だちが機種変更の際の引き継ぎに失敗したり、新しいアカウントに乗り換えている可能性もあります。
この場合、該当する友だちがアカウントを復活させたとしても、消えたトーク履歴は復元されません。
トーク履歴のバックアップが必須である理由
LINEのアプリやホストの不具合でない場合、トーク履歴はバックアップを使ってしか復元できません。
履歴が消えてしまう危険性に備えるには、定期的なバックアップを行うことが必須となります。
トーク履歴のバックアップ方法はAndroidとiOSでは違う
LINEのトーク履歴のバックアップ方法は、AndroidとiOSではそのやり方が違います。
お使いのスマートフォンに合わせて、Android、もしくはiOSのどちらか、対応するバックアップ方法を確認しておきましょう。
トーク履歴のバックアップ方法(Android)
Android版のLINEには、
- Googleドライブを使用し、クラウド上にバックアップする方法
- LINE Keep機能を使用して端末とクラウドを使用してバックアップファイルを作成する方法
以上2つの方法があります。
Googleドライブにトーク履歴をまとめてバックアップするのが簡便な方法ですが、必要なトーク履歴のみ保存した場合にはLINE Keepの利用が便利です。
Googleドライブへのバックアップ(1)Googleアカウントの選択
LINEアプリを立ち上げたら、友だちタブ右上の「設定」ボタン(歯車のアイコン)をタップ、設定画面を開きます。
設定画面から[トーク]を選択。
そこから更に[トーク機能のバックアップ&復元]を選択してください。
画面が表示されたら、Googleアカウントの設定を行います。
[Googleアカウント]をタップし、アカウント選択画面からバックアップに使用するGoogleアカウントを選択。
「OK」をタップし、確認画面で「許可」を選択してください。
Googleドライブへのバックアップ(2)バックアップの実行
[トーク履歴をバックアップ&復元]画面で[Googleドライブにバックアップする]をタップするとバックアップが開始されます。
「バックアップ中」のポップアップが表示され、終了すると[トーク履歴をバックアップ&復元]画面に前回と今回のバックアップの容量と日付が表示されます。
これでGoogleドライブへのバックアップは完了です。
LINE Keepを使ったバックアップ
Googleドライブへのバックアップとの最大の違いは、Googleドライブがすべてのトーク履歴をまとめてバックアップするのに対し、Google Keepではひとつひとつのトークについて個別にバックアップを行うという点です。
必要なトークのみを保存できるので、バックアップファイルの容量を小さく抑えるメリットがあります。
LINE Keepへのバックアップ
バックアップしたいトーク画面右上にある「V」アイコンをタップ、プルダウンしたメニューから、「トーク設定」(歯車アイコン)を選択。
[トーク履歴をバックアップ]を選んでください。
[テキストでバックアップ]と[すべてバックアップ]から[すべてバックアップ]を選択。
バックアップファイルが端末にある「/LIIN_Backup」フォルダに作成されます。
データ共有先候補から「LINE Keep」を洗濯することで、LINE Keepのクラウドストレージにも記録されます。
LINE Keepのデータ容量と保有期限に注意が必要
LINE Keepの容量上限は1GBです。
50MB以上のデータに関しては30日の保有期限があることに注意してください。
30日以上経ってしまうとバックアップファイルが失われてしまうため、LINE Keepを使う場合はマメにデータのバックアップを行ってください。
トーク履歴のバックアップ方法(iPhone)
iOS対応のLINEアプリでもKeepへの保存は可能ですが、保存されるデータがテキストだけなので、iPhoneでトーク履歴をバックアップする方法は、実質的にiCloudを使う方法のみに限定されます。
iCloudへのバックアップ方法
LINEアプリの友だち画面の左上にある「設定」ボタン(歯車のアイコン)をタップ。
「設定」のメニューが開くので[トーク]を選択し、更に開いたメニューから[トークのバックアップ]を選びます。
「バックアップ」画面が開いたら、[今すぐバックアップ]を選択。
アップロード後、[トークのバックアップ]画面の「前回のバックアップ」の項目が最新の日付とバックアップ容量に変わっています。
iCloudに接続しないとバックアップができないので注意
トーク履歴をバックアップしたいiPhoneがiCloudに接続されていないと、「iCloudに接続されていません」という表示が出てバックアップができません。
iPhoneの設定画面を開きiCloudにサインインしてください。
トーク履歴が消えた場合の復元
過去のトークが消えた場合、バックアップが残っていれば復元することが可能です。
トーク履歴の復元方法も、AndroidとiOSではやり方が違いますので、それぞれの復元方法を確認し、作業を行ってください。
トーク履歴の復元方法(Android)
Androidの場合、バックアップデータを保存した場所によって、作業の手順が変わってきます。
バックアップしたデータが「Googleドライブ」にあるか「LINE Keep」にあるかを確認し、それぞれに応じた方法で復元作業を行ってください。
Googleドライブからの復元方法
「友だち」タブの右上にある「設定」ボタン(歯車のアイコン)をタップして[トーク]を選択。
[トーク履歴のバックアップ&復元]画面を開き、Googleアカウントを設定してから「復元する」を選択すれば、バックアップされていたトーク履歴が復元します。
LINE Keepからの復元方法
LINE Keepへのバックアップは個々のトーク毎に行っているので、復元作業も復元したいトークの画面から行います。
画面右上の「v」アイコンからプルダウンメニューを開き、「トーク設定」ボタン(歯車のアイコン)を選択。
メニューが開いたら[トーク履歴をインポート]を選択すれば、該当のトークの履歴が復元されます。
機種変更等でLINEアプリを再インストールした場合の手順
機種変更等の理由でLINEアプリを再インストールしている場合は、アプリを立ち上げてログインを選択。
メールアドレスとパスワードを入力して「確認」を選択すれば確認画面が開きますので「OK」をタップしてください。
電話番号もしくはFacebookで本人確認すれば、「友だち」「グループ」等のデータが復元します。
ただしトーク履歴はこの状態では空っぽなので、GoogleドライブかLINE Keepからの復元作業を行ってください。
Windows用のAndroidデータ復元ソフトを使えば消えたトーク履歴の復元も可能
Windowsパソコン用のAndroidデータ復元ソフトを使えば、LINEのトーク履歴が復元できる場合があります。
Renee Android Recoveryは有料ですが、無料のお試し版を使って消えたトーク履歴を確認することができるので、復元したいデータが見つかったら課金してトーク履歴の復元を試みてもよいでしょう。
トーク履歴の復元方法(iPhone)
iCloudにバックアップされているデータからトーク履歴を復元するのは簡単です。
LINEアプリを再インストールし、ログインを選択。
メールアドレスとパスワードを入力し「確認」を選択すると「確認」画面が開くので「OK」を押します。
電話番号もしくはFacebookアカウントで本人確認ができれば、「トーク履歴の復元」画面が開きますので、[トーク履歴をバックアップから復元]を選択すれば、復元が完了します。
バックアップをしていなくても、復元する方法はある
バックアップをしておけば、トーク履歴の復元は簡単に行えますが、仮にバックアップそしていない状態であってもトーク履歴を復元する手段が一切ないわけではありません。
限定的な方法になりますが、協力者がいれば復元可能です。
トーク相手の履歴データを送ってもらう
もしバックアップをしていない状態でトーク履歴が消えた場合、すべてのトーク履歴を復元することはできませんが、個々のトークの履歴は、トークの相手に履歴を送信してもらうことで復元することが可能です。
ただし、その場合復元できるのは会話のテキストデータのみとなるので注意が必要です、
トーク履歴のテキストファイルを送信してもらう方法(Android)
Android版のトーク履歴を相手に送信してもらうには、LINE Keepを利用します。
トーク履歴を送信してもらいたいトーク画面のプルダウンメニューを開いてもらい、「トーク設定」ボタン(歯車アイコン)を選択。
「トーク履歴をバックアップ」を選んでもらいます。
選択画面から「テキストでバックアップ」を選択してもらい、「共有選択」画面からバックアップ先を選んでもらってテキストファイルを送信してもらいます。
トーク履歴のテキストファイルを送信してもらう方法(iPhone)
復元したいトークの相手に、LINEアプリの目的のトーク画面に入ってもらいます。
プルダウンメニューを開いて「設定」をタップしてもらいましょう。
「トーク設定」が開いたら、「トーク履歴を送信」を選択してもらいます。
画面下から共有先画面が表示され、送信先を選択できるようになるので、メールもしくはAirdropなど、都合のよい送信先を選んでもらい、過去のトーク履歴のデータを送信してもらいましょう。
送信して貰えるデータはテキストファイルのみ
Android、iPhone共に、トーク相手からデータを送信してもらうことで復元できるのは、会話内容のテキストファイルだけとなります。
会話内容の記録は残すことができますが、スタンプや写真などのデータを再入手することはできません。
また、あくまで個々のトークの復元が可能であるだけで、トーク履歴全体をこの方法で復元することは実質不可能ですので、あくまで最終手段と考えておいた方が良いでしょう。
トーク履歴のバックアップは定期的にこまめに行うことが肝要
LINEをプライベート用途のみならず、ビジネスで使用している人も少なくないでしょう。
トーク履歴が焼失することで受ける損害は人それぞれですが、絶対にそのような事態が起こらないとは誰も断言することができません。
トーク履歴の消失で後悔するような羽目にならないよう、履歴のバックアップを定期的、かつこまめに行う習慣を身につけ、万一の事態に備えることが大切です。
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