スマホの解約といえば、どこも手続きが複雑で面倒なイメージがあるのではないでしょうか。
NTTコミュニケーションズの運営する格安SIM「OCNモバイルONE」では、そんな面倒な解約手続きがパソコンから比較的簡単にできるようになっています。
そこで、OCNモバイルONEでの解約について、具体的な手続きのやり方を始め、気になる違約金などの手数料やその他の注意点について詳しくお伝えしましょう。
目次
OCNモバイルONEの解約は電話でできる?具体的な手続きの方法
OCNモバイルONEの解約は、「OCNマイページ」内で簡単にできるようになっています。
一方、電話では受け付けていません。
具体的な手順を詳しく見ていきましょう。
OCNモバイルONEの解約方法
OCNマイページにアクセスしてください。
ログインにはOCN接続用のIDとパスワード、それと、解約手続きには10桁の「お客さま番号」(Nが先頭)が必要なので事前に用意しておきましょう。
OCN会員登録証か申し込み内容の案内に記載されています。
もしそれらがわからなくても、OCNモバイルONEの公式サイトの「よくあるご質問」内に、会員登録証や申し込み内容の案内を持っていない人のために「OCN解約のお申し込み受付」へのリンクが貼られています。
「パスワードを忘れたから二度と解約できない」などということはないので安心してください。
OCNモバイルONEの公式サイトから、「マイページにログイン」をクリックすると、ログイン画面に移りますので、そこにIDとパスワードを入力してください。
なお、2020年3月24日に、操作性の向上や情報の見やすさのために、OCNマイページのデザインや画面構成が刷新される予定です。
変更後、最初のうちは戸惑う恐れもありますが、マイページにはOCNモバイルONEの公式サイトから簡単にログインできますので大丈夫でしょう。
マイページにログインできたら、次に「OCN解約」を選び、お客さま番号とID、パスワードで認証してから、解約する日を選んで「次へ」をクリックします。
その後も同じようにサイトの表示に従って必要項目を入力してください。
最終的に「解約する」というボタンが現れるので、それをクリックしたら解約手続きの完了です。
解約手続きの完了後にSIMカードを返却
OCNモバイルONEでは、音声対応SIM、SMS対応SIM、データ通信専用SIMの3種類のSIMカードを提供していますが、いずれのプランでも解約手続きの完了後にSIMカードを返却する必要があります。
SIMカードを封筒に入れて84円切手を貼り、「〒261-7101 WBG郵便局留 NTTコム SIM回収係」宛に返却してください。
MNP転出でOCNモバイルONEを解約する場合の手続き
MNP転出とは、携帯電話番号ポータビリティ、すなわち、ご利用中の電話番号を他社へ乗り換え後も引き続き利用できるようにするための手続きです。
この手続きも、先のOCNマイページにログインして行います。
こちらも特別に難しいことはなく、表示に従って操作するだけでMNP転出予約番号が取得可能です。
なお、OCNマイページでの手続き以外にも、MNP転出については電話でもMNP転出予約番号の取得ができます。
電話番号はフリーダイヤル「0120-506506」です。
日曜、祝日と年末年始は休業ですが、それ以外は10:00〜19:00の時間で受け付けています。
なお、MNP転出料として3,300円(税込)の手数料がかかることに注意してください。
OCNモバイルONEの解約で050plusも自動的に解約される
OCNではIP電話アプリの「050plus」を提供していますが、こちらはOCNモバイルONEとのセット契約だと割引料金で利用できるので、利用している人の多いサービスです。
OCNモバイルONEを解約する際には、050plusも自動的に解約されるので特に手続きは必要ありません。
なお、OCNモバイルONEの利用を続けながら、050plusだけを解約することも可能です。
その際は、050plusアプリ内での操作になります。
OCNモバイルONEの解約に当たって注意したいこと
OCNモバイルONEの解約手続きは以上の通りですが、いくつか注意しておきたいこともあります。
場合によっては思わぬ出費となることもありますので、事前によく調べておきましょう。
OCNモバイルONEの新コースには最低利用期間がない
OCNモバイルONEでは、2019年11月20日より新コースの提供が始まっています。
従来より月額料金が安くなったのが新コースの大きな特徴ですが、もう一つの特徴が最低利用期間がなくなったことです。
最低利用期間がないということは、いつ解約しても解約違約金が発生しないということを意味します。
これからOCNモバイルONEの新コースを契約する方にとってはうれしい変更です。
新コース以外は最低利用期間があり違約金も発生する
一方、新コース以外を契約中の方の場合、SIMカードの種類とサービスの利用開始時期によって違約金が発生することに注意してください。
新コース以外でもデータ通信専用SIMとSMS対応SIMを利用している方であれば、利用期間にかかわらず違約金なしにいつでも解約できます。
しかし、音声対応SIMを契約中の方の場合、6か月間の最低利用期間があるため、サービスの利用開始から6か月以内に解約する場合に違約金が発生します。
その金額も利用開始時期によって違っており、2019年10月1日以降に利用を開始した方なら1,000円の支払いで済みますが、それ以前の2019年9月30日以前から利用している方の場合、違約金として8,000円も請求されるのです。
OCNモバイルONEでの利用開始月の考え方
OCNモバイルONEの場合、利用開始月の考え方がちょっと変わっているので注意が必要です。
OCNモバイルONEに申し込んだ日が利用開始月となるのではありません。
申し込みに当たって本人確認書類を提出し、その書類の確認が完了した日の10日後に当たる月が利用開始月、すなわち1か月目です。
そこから数えて6か月目が終了するまでは違約金が発生する期間となります。
ややわかりにくいですが、要は、申し込んだ日ではなく、向こうが書類を確認したと言ってきた日の10日後から数え始めるということです。
たとえば1月25日に書類の確認が完了したのであれば、利用開始日はその10日後の2月4日ですから、2月が利用開始月となるので6か月目は同じ年の6月になります。
すなわち、違約金なしで解約できるのは7月1日からということになるのです。
簡単にまとめると、違約金が発生するのは、新コース以外で音声対応SIMを利用中の方で、利用開始から6か月目までの方のみということになります。
7か月目からはSIMカードにかかわらず、いつ解約しても違約金は一切発生しないので安心してください。
解約月は日割り計算ではなくまるまる料金が発生する
OCNモバイルONEは、月の何日から契約期間が始まっても、日割りで料金が計算されることなく、その初月の月額料金はまるまる無料になります。
同じように、解約の際も、月の何日に解約しても日割り計算とはなりません。
月初めの1日や2日に解約しても、月末の30日や31日に解約しても、その月の料金はまるまる発生します。
無駄な費用を発生させずに解約したいのであれば、なるべく月末に解約する方がよいでしょう。
ただし、何かしらの不備で解約手続きに手間取って、手続きの完了が次の月にずれこんでしまうようなことがあると、結局、まったく利用しない月の分まで料金を支払わなければならないことになってしまいます。
あまりギリギリを狙いすぎるのも危険ですので、多少は日にちに余裕を持たせた方がよいでしょう。
これまで使っていたメールアドレスが解約と同時に使えなくなる
OCNモバイルONEを解約したら、それと同時にOCNモバイルONEから与えられていた「@■■■.ocn.ne.jp」のメールアドレスが使えなくなってしまいます。
解約したら使えなくなるのは当然ですが、このアドレスでどこかのサイトや何かのサービスに登録している場合は注意してください。
解約前にすべて新しいアドレスに変更しておきましょう。
OCNモバイルONEで再契約が必要になるケース
OCNモバイルONEを解約したいわけではなく、たとえば「データ通信専用SIMから音声対応SIMに変更して音声通話ができるようにしたい」など、SIMカードの種別を変更したい場合もあるでしょう。
また、「新コースから新コース以外に変更したい」という方もいなくはないかもしれません。
そうした変更の際の手続きについてお伝えします。
使用中のSIMカードを解約してから新しいSIMカードを契約する
SIMカードの種別を変更するだけなら、プラン変更ということでネットから簡単に手続きができそうに思えますが、OCNモバイルONEではそれができません。
一度契約したSIMカードは解約するまで使い続けるのが原則です。
SIMカードの種別を変更したい時は、まず契約中のSIMカードを解約してから、希望するSIMカードを再契約する決まりとなっています。
OCNモバイルONEは月に1回のコース変更ができるのが大きなメリットですが、これは同じ種類のSIMカードでの話です。
データ通信専用SIMから音声対応SIMに変更したい、またはその逆のようなケースでは、「いったん解約してから再契約」という流れになるので注意してください。
解約と再契約のタイミングに注意
いったん利用中のSIMカードを解約し、別の種類のSIMカードを再契約する場合、解約と再契約のタイミングには注意が必要です。
OCNモバイルONEでは、先ほども説明した通り、申し込み日から利用開始となるのではなく、本人確認書類の確認完了日の10日後を含む月を利用開始月と数えます。
解約したいSIMカードの手続きが遅れると、場合によっては、再契約した新しいSIMカードの初月分と、解約する古いSIMカードの最終月分で、月額料金が二重に発生してしまうということも考えられるでしょう。
余計な費用をかけたくないなら、SIMカードの解約・再契約の手続きは、なるべく月の20日ごろまでに済ませておくのがおすすめです。
新コースから新コース以外への変更はできない
上記の通り、OCNモバイルONEでは月に1回コースが変更できますが、新コースから新コース以外への変更に関してはできません。
また、新コース以外から新コースに変更する場合、新コース以外を契約した時に割引キャンペーンの適用を受けていた方は、そのキャンペーンの対象外になってしまいます。
不要になったSIMカードは返却する
SIMカードの種類を変更して新しいコースと再契約した後は、これまで使っていたSIMカードが不要になります。
そのSIMカードは自分で処分してよいわけではなく、OCNモバイルONEに返却しなければならないことに注意してください。
SIMカードはOCNモバイルONEからのレンタル品ですので、ルーターなどと同様に返却するのが当然なのですが、返却送料を負担しなければいけないからか、返却しない人もけっこういます。
USB端末やWi-Fiルーター(現在は取り扱い終了)は返却しないと違約金が発生すると明記されていますが、SIMカードには特にそういうペナルティーのようなものはありません。
実際、返却しなくても再契約の際に特に何も言われなかったという口コミも見られます。
しかし、送料を負担するといってもたかだか84円切手1枚分ですし、レンタルしているものはすべて返却すべきではないでしょうか。
OCNモバイルONEの解約の際は違約金や再契約が必要になるケースに注意して
OCNモバイルONEの解約について詳しく見てきましたが、解約手続き自体は会員の方なら「OCNマイページ」から簡単にできます。
注意したいのが、MNP転出に3,000円の転出料がかかることと、新コース以外には最低利用期間があり、利用開始時期によってはけっこうな違約金が発生してしまうことです。
あと、SIMカードの変更はできないので、いったん解約してからの再契約となることも覚えておきましょう。
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