OCN モバイル ONE

YouTubeは再生できる?OCNモバイルONEの低速モードの使い勝手と注意点

格安スマホのなかには低速モードが使える会社と使えない会社があります。

低速モードとは、文字通り通信速度は低速になるものの、その間のデータ通信量が消費されないというモードです。

OCN モバイル ONEでは「節約モード」という名前で提供されています。

「低速になったら使い物にならなくない?」思ってしまいそうですが、実際どうなのか、OCN モバイル ONEの節約モードについて調べてみました。

格安スマホ会社の低速モードとは

OCNモバイルONE

OCN モバイル ONEを含め、格安スマホ会社のなかには通信速度を一定以下に制限できるモードを用意しているところがあります。

まず、この低速モードについて具体的にどういうものかを確認しておきましょう。

高速モードと低速モードの違い

格安スマホ会社では、通信速度に高速と低速の2つのモードを用意しているところがあります。

高速モードは、通常の高速データ通信のことで、一般的に通信速度についてあえて言及しない時は、高速モードのことを言っていると考えてよいでしょう。

一方の低速モードとは、その名の通り、通常の高速モードより速度を低速に制限したモードのことです。

OCN モバイル ONEでは「節約モード」と呼び、他社では「低速データ通信」や「ターボOFFモード」などいろいろ呼び方はありますが、すべて同じことと捉えてください。

契約中のプランで決まっているデータ通信容量を超過して使った場合にも、強制的にこの低速モードが適用されます。

キャリアに低速モードはないの?

au、ドコモ、ソフトバンクというキャリアから、OCN モバイル ONEのような格安スマホ会社に乗り換えた方の場合、これまで高速モードや節約モードなどを意識することは少なかったのではないでしょうか。

というのも、キャリアではデータ容量が残っている限り常に高速モードのままであり、ユーザー自らが速度を低速に切り替えることができないからです。

加入中のプランで決まっているデータ容量を超過して使った場合にのみ、強制的に低速モードが適用されるようになっています。

そのため、月末近くなるとデータ容量が足りなくなって、追加で何ギガか購入するということが起こるのです。

ちなみにキャリアの場合、低速モードでの通信速度は最大128kbpsに制限されます。

会社によって違う低速モード時の速度

格安スマホ会社でも加入中のプランのデータ容量を超えて使った場合、強制的に低速モードになってしまうのはキャリアと共通しています。

ただし、格安スマホ会社の場合、通信速度を自由に高速/低速と切り替えられる会社もあるのがキャリアとの大きな違いです。

また、キャリアでは最大128kbpsに制限されていた低速時の通信速度ですが、格安スマホ会社では会社によって低速モードでのスピードが違うのも大きな特徴です。

キャリアと同じ最大128kbpsというところもあれば、それより低速の60~120kbpsまで制限されるようなところもあります。

逆に、低速モードでも240~300kbpsぐらい出る会社もありますし、楽天モバイルのスーパーホーダイプランに至っては低速モードなのに最大1Mkbpsも出るようにその速度は千差万別です。

OCN モバイル ONEでは、節約モードの通信速度は最大200kbpsとなっています。

低速モードを使うとデータ通信量が節約できる

高速モードと低速モードの切り替えができることの何がメリットなのかというと、低速モード時には高速データ通信量が消費されないのです。

OCN モバイル ONEでも、節約モードにしている間は高速データ通信量を消費しません。

そのため、それほど通信量を必要としないサイト閲覧やSNS程度の用途なら、低速モードをONにしてデータの消費を気にせずネットが楽しめるというわけです。

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OCN モバイル ONEの「節約モード」という名前がよく表しているように、データ通信量を節約するためのモードということがおわかりでしょう。

便利なバースト機能

便利な低速モードですが、通信速度が低速に制限されると、たとえサイト閲覧程度でもページによっては読み込みに時間がかかって不便に感じることはよくあることです。

そういう事態に備えて、格安スマホ会社によっては「バースト機能」を採用しているところもあります。

OCN モバイル ONEにもあるバースト機能ですが、これは、通信を開始してからの最初の一定容量だけ、低速モードでも高速でデータを読み込めるという機能です。

OCN モバイル ONEの節約モードでは最大速度が200kbpsなので、画像の多いサイトでは読み込みに時間がかかってしまいます。

ところが、このバースト機能があることで、ウェブサイトを開く最初の瞬間だけ高速でデータを読み込めるので、あまり低速であることの不便さを感じないという仕組みです。

最初に高速モードで読み込める一定量についても格安スマホ会社ごとに違いがありますが、OCN モバイル ONEでは150KBとなっています。

わずかな量ですが、この量が瞬時に読み込めることで節約モードでのサイト閲覧がスムーズになる仕組みです。

バースト機能があるのとないのとでは大違い

バースト機能は最初の一定量のみを高速通信できる機能ですので、継続してたくさんのデータを通信しなければならない動画再生のような用途では意味がありません。

サイト閲覧のように、最初に一定量を読み込めば後は通信速度が関係ないという用途で効果を発揮します。

このような用途では最初の1~2秒さえ高速で通信できれば用を為すことが多いため、バースト機能の有無はかなりの違いです。

格安スマホ会社によってはバースト機能がないところも多いため、この機能を備えたOCN モバイル ONEは、かなり使える格安スマホだということが納得いただけるでしょう。

OCN モバイル ONEの節約モードの注意点

節約モードでもバースト機能があるため、OCN モバイル ONEなら少ない容量のプランでも存分にネットが使えそうなイメージがあります。

確かに便利なのですが、節約モードについて注意したいこともありますので、それを詳しくお伝えしましょう。

節約モードにも速度制限がある

OCN モバイル ONEでは、2019年11月20日から新しい料金コースが提供されています。

最低1GBから最大30GBまでの6コースからなる新コースなのですが、この新コースに加入中の方は、節約モードの使用において若干注意を要することがあるのでチェックしておいてください。

その注意しなければならないことというのは、節約モードにも速度制限があることです。

高速モードと低速モードを切り替えることのできる格安スマホ会社のなかには、低速モードの際はどれだけ通信しても使用するデータ通信量に制限がないところもあれば、節約モードで使ったデータ通信量が一定量を超えると、もう一段階速度が制限されて、さらに遅いスピードしか出なくなってしまうところがあります。

後者を代表する格安スマホ会社にはDMMモバイルやIIJimoなどがありますが、OCN モバイル ONEもそれに名を連ねることになりました。

新コースが提供される以前までなら、節約コースで速度を抑えて使用している限り、どれだけ通信しても無制限に使えていたのですが、今では加入中のプランに応じた規定量を超えると、節約モードの速度がさらに遅くなるように変更されたのです。

ネットが使えないほど遅くなる

どのぐらい使うと節約モードがさらに遅くなるかというと、加入中のコースのデータ容量の半分が目安です。

30GBのコースに加入している場合は、速度制限を受けずに節約モードのまま15GBまで使えるのですが、1GBコースに加入している方の場合、節約モードではわずか0.5GB使うだけでさらなる速度制限を受けます。

具体的にどのぐらいの速度に制限されるのかはOCN モバイル ONEの公式サイトに記載されていませんが、節約モードでは最高速度が200kbpsですから、それより遅くなるということはほとんどネットが利用できないのと同然です。

もちろんこの制限は節約モードのみのことであり、高速モードに切り替えると通常通り速度制限を受けない高速通信が可能なのですが、「必要な時以外は常に節約モードでデータの消費を節約しよう」という考えは通用しにくくなったと思ってよいでしょう。

節約モードでのデータ残量は繰り越せない

OCN モバイル ONE節約モードで、利用中のコースのデータ容量を超えなかった場合、余った通信量は翌月に繰り越せるのでしょうか。

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今ではキャリアと同じく格安スマホ会社でも、通常の高速データ通信では使い切らなかった分を翌月に繰り越せるのが一般的になっており、もちろんOCN モバイル ONEでもそうなっています。

節約モードでの通信量も、規定量を超えない分を翌月に繰り越すことができれば、上手に使うことで節約にも役立ちそうです。

ところが、公式サイトによると、残量を翌月には繰り越せないと明記してあります。

節約モードで節約できる量には限界がある

OCN モバイル ONEの節約モードは、「節約」とは言いながら節約方法として常に使えるわけではありません。

低速通信でさらに速度制限を受けると、ネットへの接続が必要な機能はほぼ使い物にならなくなります。

「格安スマホ会社の低速モードではデータ通信量が減らないから、必要ない時は常に低速モードにしておくことでデータの節約に役立つ」と解説してあるサイトが多いですが、今のOCN モバイル ONEには当てはまらないことに注意しておきましょう。

OCN モバイル ONEの低速モードの使い勝手

OCN モバイル ONEの高速モードと節約モードについて見てきましたが、節約モードにも容量に制限はあるものの、うまく使うことで多少の節約にはなりそうです。

では、節約モードでの実際の使い勝手はどんなものなのか検証してみましょう。

テキスト中心のサイト閲覧は問題なし

通常のサイト閲覧なら、節約モードでも特に困ることはありません。

画像の多いサイトではその読み込みに時間がかかるのは当然として、文章を読むのが目的なら問題はないでしょう。

感覚的には、お昼時や夕方など混雑する時間帯の高速通信と同じようなものです。

多少イライラするところはあるものの、慣れればふつうに使えます。

画像の多いSNSは厳しい

TwitterやInstagramなどのSNSの場合、テキスト中心のTwitterなら節約モードでも何ら問題はありません。

ただし、画像や動画が添付されているツイートの読み込みに関しては表示までのスピードが遅いです。

そのため、画像がメインのInstagramだと、節約モードでは表示までにかなり時間がかかりますし、画質も相当落ちます。

何が投稿されているかもわらないほどではありませんが、スムーズに楽しみたい方には少々厳しいです。

低画質ならYouTubeの再生も可能

節約モードでYouTubeは楽しめるのでしょうか。

画質を自動選択にしていると144pという最低画質になってしまうものの、再生自体は可能です。

144pではあまりに画質が悪いですが、240pに切り替えてみても意外とスムーズに再生されます。

ただし、それ以上は難しいです。

画質360pでは数秒ごとに読み込みのために再生がストップしますし、480pでは再生すらできません。

節約モードでは240pまでの低画質に限り、YouTubeもなんとか楽しめるといったところでしょう。

radikoはスムーズに聴ける

インターネットでラジオが楽しめるradikoの場合、スタート時の読み込みに多少の時間はかかるものの、一度始まれば途切れることなく聞けます。

radikoで1時間視聴するだけで約30MBのデータを消費するので、節約モードと組み合わせることで若干はデータの節約になるでしょう。

ただし、節約モードにも規定量があり、それを超えるとさらなる速度制限を受けることは前述した通りです。

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加入中のコースの容量に応じて上手に使い分ける必要があります。

MUSICカウントフリーなら音楽の再生にデータを消費しない

音楽配信のサブスクリプションサービスに関しても気になる方は多いのではないでしょうか。

そんな方に朗報なのが、OCN モバイル ONEの「MUSICカウントフリー」というオプションです。

Spotify、Amazon Music、Google Play Musicを始めとした音楽配信サービスが、データ通信量のカウントなしで利用できます。

しかも、どのコースに加入していてもオプション料金無料で利用できるため、音楽を聴くためにデータを節約しようとモードを切り替える必要もありません。

節約モード中でも自動的に高速通信で音楽が再生されます。

データ消費を気にせず高音質で音楽が楽しめる

MUSICカウントフリーは音楽ファンにはありがたいサービスです。

たとえば、Spotifyでは最高音質が320kbpsですから、節約モードではスムーズな再生ができません。

節約モードで楽しむには必然的に音質を160kbpsの「高音質」まで落とす必要がありましたし、そもそも高音質でも1時間も視聴すると約70MBもデータを消費してしまいます。

たとえば1か月間、毎日1時間視聴すれば、それだけで2GB超です。

OCN モバイル ONEの新コースでは、節約モードで使えるデータ通信量は加入中のコース容量の約半分ですから、通常通りデータが消費されてしまうと、Spotifyを高音質で1時間楽しむだけでも4GB以上のコースを選ばなければなりません。

ところが、新コースでは1GB、3GBの次は6GBですので、サブスクである程度音楽を楽しむには必然的に6GB以上のコースを選ぶしかなくなってしまうところでした。

それが、カウントフリーでデータの消費を気にする必要がなく、しかも、オプション料金無料で音楽が楽しめるようになったわけですから、使わない手はないでしょう。

音楽配信サービスの月額料金は必要

ただし、このオプションは、Spotifyなどの対象サービスの通信量がカウントフリーになるという点でのみ無料ですので、月額980円のSpotifyのプレミアムプランまで無料で利用できるようになるわけではないことに注意してください。

サービスの利用料はそのサービス提供会社に支払うことになりますが、そのサービスを利用する際のデータ通信量をゼロにするというサービスを、OCN モバイル ONEが提供しているということです。

YouTubeもなんとか楽しめるOCN モバイル ONEの低速モード

OCNモバイルONE

OCN モバイル ONEにはバースト機能があり、テキスト中心のサイトやSNSの閲覧では問題ありません。

ただ、画像の読み込みには多少時間がかかり、YouTube動画は最低画質ならなんとか楽しめるといったレベルです。

節約モードの目的はデータ通信量の余計な消費を抑えることですので、状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。

また、節約モードでも規定以上のデータを消費すると、速度制限がかかることには注意しておく必要があります。

そういう注意点を踏まえても、音楽配信サービスがデータ通信量カウントフリーで楽しめる「MUSICカウントフリー」は、なかなか魅力的なサービスです。

【公式】OCN モバイル ONE

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