続々と新機種が発表され、新品のスマホ市場が賑わっていく一方で、機種の選択肢が増えていく中古スマホ市場も広がりを見せています。
新品で買うよりも格段に安く、最新機種の最新性能でなくても1、2世代前の型でも十分普段使いに問題無いほどの性能を昨今の中古スマホは備えています。
最新機種にこだわりがない人には価格面で嬉しい中古スマホですが、いくつか注意しておきたい点も存在しています。
目次
中古スマホ購入は安さが魅力。しかし…
中古スマホ最大のメリットはその安さです。
よほど酷いキズ、ひびわれなどは販売上取り扱われない事が殆どで、見た目には中古でも綺麗な品を入手できる事が多くあります。
しかしその反面、中古である事から目に見えないところで思わぬ問題が生じてしまう可能性があります。
中古スマホの注意点
中古スマホは前提として、メーカー保証期間が過ぎてしまったスマホが出品されている事が殆どです。
一般的なキャリア保証期間はおよそ1年、プランによっては最長3年ほど保証されることがありますが、それはキャリア契約者本人でなければ保障適応外になるケースもあります。
正規購入の品ならば、保証期間内での故障は無料での交換、もしくは格安の修理費用で直せますが、中古スマホではそういった補償は通常ありません。
中古だからと雑に扱わず、修理が必要な故障が起きないように、より大切に扱いましょう。
修理価格は機種によって異なりますが、中古で買った本体価格よりも高い費用がかかる場合があります。
回線の種類をチェックする
中古スマホと同様に、格安SIMを利用する事で月々の回線料金は大きく下げられます。
しかしそうしたSIMフリースマホで特に起きがちな問題が、電波の波長が違う事による通信不能の事態です。
格安SIMの販売元であるMVNOでは、「ドコモ系MVNO」と「au系MVNO」があり、この2つは電波の種類が異なっています。
元々のキャリアと異なるMVNOを契約してしまうと、回線は使用できません。
ドコモの中古スマホでMVNOを契約する場合、ドコモ系MVNOを選択する必要があります。
低品質バッテリーは買い替えが前提に
スマホ内のバッテリーにも注意が必要です。
スマホの内臓バッテリーはおよそ2年目から徐々に劣化が始まる、という調査結果があります。
スマホの買い替え周期もおよそ2年目からというパターンが多く、買い取りに出されるスマホは多かれ少なかれバッテリーの劣化が生じている事があります。
充電してもあまりに消費が早い場合、この劣化が原因である可能性が高いです。
バッテリー交換が可能ならば改善できますが、中にはバッテリー交換が出来ない機種も存在しています。
バッテリーの状況は機種によっては確認可能
スマホ機種によっては、設定画面からこのバッテリーの劣化状況を確認することが出来ます。
iPhoneは設定アプリ→バッテリー→バッテリーの状態をタップすると、「最大容量」という項目が%で表示されています。
新品ではこの最大容量は100%ですが、経年で使い続けるほど劣化していきます。
最大容量が79%以下になっていた場合、交換が推奨される数値であり、iOSによっては交換を促す警告が表示されます。
アンドロイドでも同様に設定→システム→端末情報→機器の状態→電池性能表示で確認する事が可能です。
いずれも機種、OS環境によっては表示方法が異なっている場合があります。
突然スマホが使用不可能に!?赤ロムの危険性
中古スマホはスマホ買い替えの選択肢として一般化しつつあります。
しかし、同時に問題になりつつあるのが中古スマホの購入後、前の持ち主の問題がそのまま買い手側に引き継がれてしまう事がある点です。
中でも特に悪質なのは「赤ロム」と呼ばれる現象です。
本来の中古スマホ、白ロムとは
赤ロムについて説明する前に、まず正常な中古スマホ、白ロムについて説明します。
白ロムとは下取り前に前の使用者や店舗側がきちんとSIMカードを取り出し、SIMが入っていない状態で、新たなSIMを挿す事で問題なく通信が使用できる中古スマホの事です。
本来、中古スマホは全てこの状態であることが前提として売買されています。
問題になってしまう赤ロムとは
そして赤ロムとは、何らかの原因でSIMを新たに挿しても通信が使えない、ネットワーク利用制限が掛かってしまっているスマホを指します。
ネットワークが使えないので、通話は勿論、インターネットやダウンロードといったスマホの通信を利用する全ての機能が使用できません。
この赤ロムは以前契約していた販売キャリアの回線が使えなくなっており、そのままでは回線利用が出来ません。
多くは利用停止措置がされている事が多く、そのキャリアに問い合わせても利用再開出来ない事もあります。
しかしSIMロックが解除できるスマホであれば、他社キャリア・格安SIMの回線利用をする事は出来ます。
赤ロムになる原因
スマホが赤ロムになる原因となる原因の多くは、分割払い購入中で、まだ代金が支払い終わっていないスマホを中古購入してしまった可能性があげられます。
盗難、紛失スマホは店舗側のチェックで買い取り段階から弾かれる事が多くなり、それらが原因での赤ロムは近年減ってきています。
しかし、昨今では店舗チェックを介さないフリマサイト等でユーザー同士の直接取引の場も増えた事から、この分割払い滞納による赤ロム被害が増加傾向にあります。
フリマサイト側でも出品時に注意を促していますが、購入者側が一度代金を支払ってしまった後の申し立ては難しくなっているのが実情です。
最初は普通に使えていても、赤ロムになってしまう事も
元々の持ち主が分割払いを続けている間は、赤ロムであっても問題なく使用出来ます。
しかしその後、途中で支払いを中断してしまうとキャリア側はその端末での通信にロックをかけ、通信面で使用不能状態にしてしまいます。
購入当初=まだ支払いがされている時は問題なく使えていても、後から突然使えなくなるケースが実際に報告されています。
しかし現在の使用者である中古スマホ購入者とは別の、元の持ち主とキャリア間の問題である為、本人確認やその後の利用手続きが難しいとされています。
赤ロム予防法・保証のある販売店を選ぶ
この赤ロム問題に対し、中古スマホ販売店側が行っている対処に「赤ロム補償」という補償制度があります。
これは購入した中古スマホが赤ロムだった場合、返金・交換に対応する、という補償です。
大手の販売店が行っている補償ですが、全ての販売店が行って居る訳ではありませんので、購入店舗を決める際の目安にしましょう。
赤ロム予防法・キャリアサイトでIMEIをチェックする
IMEIとは、スマホそれぞれにある端末識別番号です。
この識別番号を各種キャリアが運営するネットワーク制限確認サイトに入力する事で、制限がかけられたスマホかどうか確認する事が出来ます。
各々、「ネットワーク利用制限」と「(キャリア名)」で検索をかけて、チェックしてみましょう。
どのキャリアか判らない場合、「ネットワーク利用制限チェッカー」というサイトで1度に6キャリア内から判別する事が可能です。
大手フリマサイトでは、中古スマホの出品時にはこのIMEIを必ず分かるように表記するように指定があります。
IMEIが見当たらない出品を回避する事でも、赤ロムの危険性を避けることが可能です。
IMEIで赤ロムを確認すると
スマホの該当キャリアが判明したら、実際に番号を入力してみましょう。
この時、どのキャリアであっても以下の表記は一律されています。
「〇」表記であれば、端末の料金支払いが完了しています。
後ほど不正契約である等のイレギュラーな事態がなければ、安全な端末です。
赤ロムになる可能性はありますが、以下2つの表記よりは購入の選択肢として有用です。
「△」表記であれば、端末が分割払いの最中であることを表しています。
赤ロムになる可能性がある端末です。
しかし後ほどきちんと支払いが完了すると〇表記になります。
「×」表記であれば、これは既に利用制限がかかっている端末です。
SIMをそのキャリア回線を利用したSIMを挿しても回線利用が出来ない状態になっています。
購入すべきではない端末です。
特に個人取引をする場合、この確認は必ずしておきましょう。
中古スマホでもつけておきたい本体保証
中古スマホの注意点として、キャリアによる保障が無い事を先述しました。
しかし、昨今のスマホ市場の拡大、そして中古スマホショップが他店と差をつける為、中古スマホショップによる保障サービスを開始している店舗も存在しています。
メーカー保証が残っている端末を探す
メーカー保証が契約者本人ではなく端末にあるケースでは、メーカー保証期間が残っている中古スマホならば残りの保証期間を利用する事が可能です。
Appleの公式サイトには、IMEIを入力する事で保証状況やサービス期間を確認できるページが存在しています。
また、これは極めて稀なケースですが、iPhoneの場合、中古スマホであっても以前のユーザーが新規購入後、30日以内に手放したスマホであれば、メーカー保証への加入が可能になります。
滅多にないケースですが、店舗での購入時に駄目で元々で確認してみる価値は十分にあります。
コストパフォーマンスは優れた中古スマホ
中古スマホと格安SIMで、従来よりも圧倒的に安くスマホを利用できるようになります。
赤ロムの問題点や保証による注意点を把握し、回線やバッテリーなど機能面での不備をきちんと解決していく必要はあるものの、正規のキャリア購入での価格に比べれば本体価格、月々の料金共に段違いに安くなります。
現代の必需品となり、大きな買い物となりがちなスマホを上手に節約していきましょう。
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