企業のテレワーク導入が本格的になり、ポストコロナもテレワークが継続されることが予想されます。
そんな中で、自宅にネット環境がない人は、とても困っているのではないでしょうか。
だれでも問題なくテレワークを開始できるわけではありません。
ネット環境がない場合は、どうしたらよいのでしょうか。
目次
テレワークやオンライン授業の現状
新しい働き方や学び方が定着しはじめている
企業のテレワークだけではなく、大学や私立の小・中・高校もオンライン授業を導入しています。
当初はオンラインの整備が追い付かず、混乱も生じていましたが、徐々に環境が整い、ニューノーマルな働き方、学び方として定着するようになりました。
各企業のテレワークは急速に進み、通勤することがほとんどないという人もいます。
小・中・高校は、学びを止めないという原則で基本的に毎日通学していますが、大学はオンライン授業の比率が多めになっています。
現在は、週3日や隔週という形で対面授業が再開していますが、オンライン授業も並行して行われています。
パソコンは一家に何台?
このような事態になって、慌ててパソコンを購入したという人も多いのではないでしょうか。
夫婦そろってテレワークになった、大学に入学した子どもの授業が最初からオンライン授業だった、塾の授業がオンライン配信になった、公立高校もオンライン授業導入に向けてテスト配信をするようになったなど、さまざまなケースで家族がパソコンを同時に使わなくてはいけない状態になり、一家に1台というわけにはいかなくなりました。
若い世代はパソコンやネット環境がない人が多い
一方、近年の若い世代は、スマホがあればパソコンは必要ないという考えの人も多く、自宅にパソコンやネット環境ないという人が多くいるようです。
会社で使っているからパソコンの操作に問題はないけれど、家では使わないのです。
携帯電話の通信料無制限のプランに入っていれば、スマホで動画を観ることができるので、わざわざパソコンを起ち上げる必要がありません。
そういう人は、パソコンがないだけでなく必然的に自宅にネット回線がないという状態なのです。
そういう場合、テレワークが始まった時にどうしたらよいのでしょうか。
ネット環境ない場合のテレワークはどうすればいい?
パソコンを持っていない人
会社からパソコンの支給も無く、自分自身も所有していない場合は、ネットカフェを利用することでテレワークができます。
現在はテレワーク利用の需要がとても増えているので、多くのネットカフェでテレワーク専用のプランを提供しています。
web会議やファイル共有に必要なソフトがインストールされているパソコンとWi-Fiが完備されているので、問題なく仕事をすることができます。
プリンターやコピー機も設置されている場合が多いようです。
テレワークの回数が少なくて、パソコンを購入したりインターネットの契約をしたりする費用と比べて、ネットカフェの方が割安と判断できるならば、利用する価値があるといえます。
パソコンを持っている人
インターネットの契約をするまで、とりあえずカフェや商業施設のフリーWi-Fiを使用してテレワークをしていた人は、意外に多いようです。
自宅にネット環境がないのでしかたないのかもしれませんが、フリーWi-Fiはセキュリティの面で危険なのはもちろん、web会議の会話が周囲に聞こえてしまったり、パソコンの画面を見られてしまったりする可能性があるので、おすすめできません。
ネットカフェやビジネスホテルなど、独立した個室や、レンタルオフィスのような場所にパソコンを持ち込んでテレワークをしましょう。
料金はお得なプランがたくさん登場しています。
やっぱり不便なのでネット回線を契約したいけれど、なにがいい?
今後もテレワークが続くことが予想されるため、自宅のネット環境を整備すると決めた場合は、どんな契約をすればよいのでしょうか。
現在のインターネット契約は、光回線とモバイル回線の2種類になっています。
テレワークの業務内容や回数、インターネットを使用する同居家族の人数、持ち家か共同住宅か、などの条件をよく検討してから選択しましょう。
光回線とは
自宅まで光回線を引いてくる有線のネット回線なので、安定した高速通信を期待できます。
接続台数が多く設定できるので、家族でインターネットを利用する場合におすすめです。
無制限でWi-Fiが使えるので、自宅でテレワークをしている限り、通信量を気にする必要はありません。
工事費や月額利用料が高額になりますが、携帯キャリアとのセット割や、キャッシュバックキャンペーンなどを利用すればお得な契約が可能です。
これから長期で安定したインターネットを利用したい方は、光回線がおすすめです。
デメリットは、工事が必要なため、すぐには利用開始できない点です。
コロナ禍の影響もあって工事が混雑しているので、2週間から1か月程度テレワークを開始できない可能性があります。
また集合住宅の場合は、共用部分に光回線を引き込んで各世帯に分配しているので、時間や利用状況によって回線が混雑し、通信速度が遅くなる場合があります。
単独で引き込むには、マンションの場合は大掛かりな工事になってしまうので、大家さんの許可も必要になり、すぐに実現することは難しくなります。
モバイル回線とは
基地局からの電波を利用する、携帯電話のような無線のネット回線です。
小型で持ち運べるポケットWi-Fiと、コンセントを差し込む据え置き型のホームルーターがあります。
工事をする必要がないので、工事費のコスト削減になるうえ、申し込みをすると最短の場合で翌日に届き、すぐにインターネットに接続することができます。
引っ越しをする時にも、取り外しや取り付けの手間がなく、プロバイダーの面倒な変更手続きも必要ないので、手軽に導入できるという点は大きなメリットです。
デメリットは、光回線よりも通信速度が遅く、ファイルのダウンロードや、web会議の時に通信が不安定になることがあるという点です。
また、通信量に上限があるプランは、超過すると低速となってしまいます。
しかし無制限のプランは月額利用料が高くなりますので、プランを選ぶ時は、テレワークの時間や日数によってどのくらいの通信量になるのか、よく検討する必要があります。
また当然のことですが、電波のエリア外では使用できないので、対象エリア内での使用が前提となります。
ポケットWi-Fiの場合は持ち歩いている間の充電切れにも注意が必要です。
すぐにテレワークを始めたい人はモバイル回線
通信速度や安定性では光回線より劣りますが、すぐにテレワークを始めたい人は、モバイル回線を選択するのがよいでしょう。
ポケットWi-Fiの契約には短期と長期があり、長期の場合は解約の違約金などが発生することがあるので注意が必要です。
短期の契約を延長しながら続けることもできますので、テレワークが継続される期間に応じて契約するとよいでしょう。
利用期間を決めない契約もありますが、月額料金が割高になります。
通信品質が良く違約金のない「Broad WiMAX」、コストパフォーマンスの良い「
GMOとくとくBB WiMAX2+」、テレビCMで聞き慣れた「UQWiMAX」、契約期間の縛りがない「縛りなしWiFi
」や「クラウドWi-Fi
」など、それぞれに特徴がありますので、自分に合ったものをよく検討してみてください。
持ち運ぶことはできませんが、ホームルーターには「ソフトバンクエアー」のような容量無制限のものがありますので、家族もインターネットを利用したい場合は、ポケットWi-Fiよりも、自宅に据え置く形のホームルーターを選んだ方がよいでしょう。
一人暮らしで、ほかにインターネットを利用する家族がいない場合や、自宅以外の場所でインターネットに接続する機会が多い人は、ポケットWi-Fiを選ぶとよいでしょう。
長期にわたってテレワークが続く人は光回線
工事費や月額利用料の点ではモバイルWi-Fiよりも高くなりますが、テレワークが長く継続していく人や、テレワークメインに移行していくと予想される人は、安定した高速通信の光回線を導入した方がよいでしょう。
web会議が多い人や、大容量データのやり取りをする仕事が多い人、家族が同時にインターネットを利用する人なども、光回線の方が業務に支障が出ないでしょう。
工事が終了するまでは、ポケットWi-Fiを短期で契約して利用したり、ネットカフェなどを利用したりすれば、ネット回線がない間もテレワークが可能です。
光回線には、光コラボなどたくさんのプランがあるので、どこを選べばよいかわからないという人は、使用している携帯キャリアで選ぶとよいでしょう。
セット割やキャッシュバックの特典が利用できます。
ソフトバンクユーザーは「NURO光」、auユーザーは「auひかり」、ドコモユーザーは「ドコモ光」という選び方で間違いありません。
また、auひかりとNURO光は独自回線を使用しているので、より高速な通信を求めている人に向いています。
提供エリアなどに注意しながら、自分にあったものを選択してください。
急場をしのぐにはテザリング
スマートフォンのテザリング機能を使ってパソコンをインターネットに接続することができます。
ネット回線の準備が間に合わなくて、近くにネットカフェなどもないといった時に、急場をしのぐために使えます。
携帯電話の契約が通信料無制限のプランなら問題はありませんが、制限付きの契約の場合は、容量がすぐに足りなくなってしまい、速度制限がかかってしまいます。
通信も不安定なので、あまりおすすめする方法ではありません。
テレワークをするのにネット環境がない人は、自分に合った回線を選ぼう
一口にテレワークと言っても、仕事の内容や1日の業務時間、1か月あたりの稼働日数によって、通信量も違ってきます。
インターネットの月額利用料を継続して支払うことを考えると、無駄な契約はしたくないものですが、業務がスムーズに進まないことも避けなければなりません。
テレワークをするのにネット環境がない場合は、自分に合った形で選択をすることが大事になります。
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