Y!mobile(ワイモバイル)契約者に朗報となったのが総務省の新たな規制に伴う2年縛りのプラン廃止に関するニュースです。
契約満期を待たずに違約金なしでMNPや解約ができるわけなので、待望のプランと言えるでしょう。
一つだけ問題になるのが、現在旧プランを契約している人です。
旧プランの契約期間中はこれまで通り2年契約が適用され、契約期間内に解約すると契約解除料が発生してしまいます。
これを解約金なしで新プランに変更する方法はないのでしょうか。
注意点を含め実際に確認してみました。
新料金プランの中身を知ろう
新たにスタートしたY!mobile(ワイモバイル)の新料金プランは、これまでのプランとは違って2年縛りも解約による解除料も一切ありません。
ここで気になるのがプランの中身になるわけですが、実際はどうなっているのでしょうか。
プラン内容を把握する
スタンダードなSプランを見てみましょう。
基本料金 | おうち割 | 新規割 | データ通信量 (新規、MNP) |
通話料 |
---|---|---|---|---|
2,948円(税込)/月 | 2,398円(税込)/月 | 1,628円(税込)/月 | 4GB (25ヶ月目から3GB) |
無料 (10分間) |
プランを見てわかりますが、おうち割(自宅のネットとY!mobile(ワイモバイル)の同時契約)で550円(税込)引き、新規(MNP)で770円(税込)引きという計算になります。
ワンキュッパ割はなくなったが同様のプランあり
かつてのワンキュッパ割というのはなくなりましたが、料金プランを見て分かる通り、新規もしくはMNPでの契約の場合、1ヶ月の基本料金は2,178円(税込)です。
解除料金がかからずにプランを変えるタイミング
新規やMNPであれば解除料金がかからない新プランでの契約ができますが、機種変更の場合、2年契約が終わるまでは解除料金がかかってきます。
旧プランをそのまま新プランに変更する場合、10,450円(税込)という高額な解除料が発生するのです。
10,450円(税込)も解除料がかかるなんて本当にこまった話です。
Y!mobile(ワイモバイル)基本料金の3~4ヶ月分にも匹敵するからです。
総務省もここまでメスをいれることはまだできていないのがなんとも残念なところです。
機種変更と一緒にプラン変更
これをうまく回避する方法があれば、2年縛りのない新プランへ移行したいというY!mobile(ワイモバイル)も多いはず。
そこでおすすめしたいのが、機種変更を伴うプラン変更です。
新機種の購入を伴う場合は違約金が発生しない
現在のシステム上、機種変更を伴わないプラン変更には容赦なく解除料が発生してしまいます。
ところが、新機種へ交換する場合に限って、無料でプラン変更ができることがわかりました。
オンラインショップは対象外
機種変更とプラン変更を同時にすることで、旧プランの違約金はかからないのですが、注意点はオンラインショップでの機種変更ではプラン変更ができないことです。
解約金を払わないためには、Y!mobile(ワイモバイル)ショップもしくは家電量販店などの代理店に行く必要があります。
とにかくY!mobileショップに行こう
ショップに足を運ぶだけで、解約金の支払いがなくなるのですから、ここは足で稼ぐことを選択するのが吉です。
旧プランから新プランへ変更する際の注意点
新プランへ変更することで、2年縛りやそれに伴う違約金の発生から解放されます。
これだけでもメリットは大きいのですが、プラン変更には罠もつきもの。
事前に注意点を把握しておきましょう。
これまでの割引サービスは終了
旧プランから新プランへ変更する場合、かつて適用されていた割引サービスはすべて終了になります。
場合によっては、旧プラン契約のほうが割引率が高いケースもあります。
例えば月額料金から一定額を割り引くサービス(ワンキュッパ割等)もすべて解約されてしまいます。
割高になってしまうことも
総務省の規制が厳しくなったこともあり、これまでのように機種代金が大幅に割り引かれたり、新規やMNP顧客向けの月額料金から一定額を割り引いたりするサービスがほぼ終了になりました。
新プランへ変更する場合は、変更前と後の料金を比較してから決めるのが良いでしょう。
すぐに解約しない
2年契約が終わっていない状態で、機種変更を伴うプラン変更をした場合、注意したいのが、解約のタイミングです。
回線を整理する目的などで解約する場合、プラン変更したその月は解約手続きはしないでください。
新プランの適用は翌月
プラン変更したその月に解約もしくはMNPをしてしまうと、違約金が発生してしまいます。
その理由は、新プランの適用が機種変更の翌月からになるからです。
これを知らずに解約もしくはMNPしてしまうと、解約金の10,450円(税込)がかかってしまいます。
実際に機種変してみた
今回説明した内容をもとに、実際にY!mobileで機種変とプラン変更をしてみました。
新たに機種変更したい機種を選んで、新プランへの変更を伝えるだけでプラン変更が完了します。
機種代金の割引と機種変更
新規契約の場合に適用される新規割は、機種変更の場合、適用対象外でした。
ただしPHSからの機種変更に限り、新規割が適用されるので、手元にPHSが残っている人は多少得になるかもしれません。
解約は月をまたぐこと
書類上年間契約は廃止という扱いになり、新たに新プランのスマホプランを契約します。
適用されるのは翌月1日からということで、月をまたがずに解約をしてしまうと、違約金の10,450円(税込)が発生します。
ショップの店員さんによる説明
この点はY!mobileショップのスタッフさんが説明してくれました。
きっと違約金なしでの解約もしくはMNPをするお客さんが増えているのでしょう。
月をまたがないと違約金が発生することも教えてくれました。
維持費は前よりもアップ
機種変してわかったことですが、以前のように機種代金を通信量から割り引く毎月割がなくなったので、機種代の分割金が基本料金以外にも発生します。
毎月の維持費は以前よりも高くなってしまいました。
金額的に言うと、毎月の基本料が550円(税込)、その他に機種代金の分割代金が入るので、これまでよりも2,200円(税込)近く高くなってしまいました。
契約してすぐ解約したくなったというのが正直な感想です。
総務省の規制は果たして効果があったのか
総務省による規制で、これまでの購入術がほとんど塞がれてしまったこともあり、これからスマホを契約する人は、かつてのように機種代一括0円とか、大幅な通信量の割引といったものは適用されなくなります。
現時点では消費者の利点はない
果たしてこれが良かったのかどうかはわかりません。
毎月の維持費も結局これまでよりもアップしてしまったことを考えると、新たに始まった新料金プランは結局、携帯電話会社を儲けさせてしまうことになるような気がします。
プラン変更するなら早めに解約しよう!
Y!mobileの解約金を回避するため、機種変更の伴うプラン変更をしてみたのですが、手続きはスムーズに終わりました。
新たな機種を入手して、違約金のない新プランの適用も問題なくできました。
問題点はこれまでいわゆる実質0円といった形で、携帯電話代金から引かれていた毎月割がなくなってしまい、プラン変更前よりも割高になってしまうことです。
1回線だけしか持っておらず、料金に満足できる場合は解約する必要はないと思います。
ただ今回の機種変更で感じたのは、プラン変更をしたら早めに解約するほうが良いということです。
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